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カタンにはエンジニアが大切にすべきものが沢山詰まってた
2024年9月15日、「カタン企業対抗戦」に自社のメンバーとして参加しました。おおよそ10年ぶりくらいにカタンをプレイした結果とともに、カタンをプレイしてみて感じたことをお伝えしていきます。
カタンとは?
カタンは、プレイヤーが「カタン島」を舞台に、資源を集めて都市や道を建設し、他のプレイヤーと競い合うボードゲームです。ゲームの目標は、最初に10点を獲得することです。
ルールの詳細は、日本の販売代理店さんのYouTube動画がありますので、こちらを参照ください。
カタンの魅力
カタンの面白さは、運と戦略のバランスにあります。サイコロによるランダム要素と、資源の集め方や交渉、建設の順序といった戦略が絡み合い、毎回異なる展開を楽しむことができます。また、他のプレイヤーとの駆け引きや協力がゲームの緊張感を高め、社交的な側面も魅力です。
簡単なルールの中に深い戦略性があり、初心者でも楽しめますが、プレイするたびに新しい発見がある奥の深いゲームです。
大会ルール
今回の大会は、以下のルールで行われました。
試合形式
試合時間は68分で、計4試合実施。
「カタン'23公式大会」ルールに準拠して行われました。
順位決定方式
順位は以下の順番で決定されます。
1. 勝利数
2. 合計ポイント(Pt)
3. 合計占有ポイント(占有Pt)
この中の占有ポイントの計算を調べたものの、いまひとつわからず…分かる人いたら、是非とも教えてください💦
ちなみに4名チームの場合、上位3名の成績がチーム成績とされます。3名チームの場合は全員の成績がチーム成績とされます。
今回、我が社は3名×2チームで参戦しました。
これがよかったのかどうか…。
試合の様子
以上のようなルールで開催された、カタン企業対抗戦。
全4戦の私の戦績をお伝えします。
1戦目
冒頭にも書いた通り、カタンをプレイするのは10年ぶりで、大会の1週間前に社内で行われた練習会でルールを思い出したばかりで望んだ第1試合。周りの参加メンバーも初心者の方が多くてちょっと安心しつつも、1人の経験者の方が言葉巧みに初心者達の動きを誘導していて、ちょっとモヤモヤしました…。
結果はそんな言葉巧みに話す経験者の方が勝利。
私は5ptのみの獲得となり、苦い初戦となりました。
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2戦目
緊張しながら終えた第1試合を振り返る間もなく臨んだ2戦目
前の試合で繋げられなかった初期配置の開拓地をうまくつないで最長交易路を獲得するも、得点カードを3枚獲得した方に一気にまくられて終了。
とはいえ、6ptと1ptだけ前進。
ちなみに弊社メンバー、2戦終えて勝利者なし。
この後昼休憩となったため、午後からの巻き返しに期待します。
![](https://assets.st-note.com/img/1726491716-ebDMTkHigfaslPrOZwWNqvxY.jpg?width=1200)
3戦目
会場で配られたお弁当を食べ、午後からの巻き返しに意気込んで臨んだ3戦目。
今回も最長交易路を獲得するも、2戦目と同じく得点カードでまくられて終戦。5ptの獲得のみに終わってしまいました。
(ここから盤面の写真を撮り忘れてしまいました…)
![](https://assets.st-note.com/img/1726493123-vdO91AGkNQjWZ0Kl7xawXyhF.jpg?width=1200)
4戦目
弊社メンバーから勝者が1人も出ないまま迎えた最終戦。
この辺りでようやく、テーブルの組み合わせの法則に気づき、どうやらテーブル番号を若い順で成績順に並んでいました。
つまり最終戦は3戦勝ててない者通しの泥仕合。
ここはなんとしても勝ちたいところでしたが…。
残念ながらここでも勝つことはできず。
ただ、最終戦はこれまででベストの8ptを獲得しました。
最終結果
というわけで、4戦終えた結果は0勝。
個人戦の順位は 91人中81位と散々な結果に終わりました。
とはいえ、参戦する2週間前に声をかけられ、1週間前からちょこっと触っただけの状態で臨んだ試合なので、仕方のない結果かもしれません。
また、チームランキングでも弊社2チームがワーストに並ぶという結果に。
25チーム中、勝ち星がないチームは3チームだけという結果でした。
会社名が出ているので、これは恥ずかしい。
振り返り
このように1勝もできずに終わった企業対抗カタン大会デビュー戦ですが、自分のプレイ内容を振り返ってみると、ポジティブに感じられるところもいくつかありました。
毎試合4pt以上取れた
試合前日に見ていたYouTubeのカタン攻略法動画の中で、「とにかく4ptは獲得しろ」との言葉があったのですが、4試合の結果で最低5ptは取れているので、どうにか4ptゲットできていたのは良かった点として挙げられます。
ただ、攻略法の真意は資源を獲得するための4ptなので、開拓地を4箇所や歳を2箇所など、資源を得るための拠点を増やすための言葉ではありました。
3戦目の場合、開拓地3箇所+最長交易路での5ptなので、ここは改善ポイントですね。
柔軟にプレイできた
4戦目で特に感じたのですが、状況に応じて戦略を変えることができたなと感じました。
というのも、2戦目・3戦目では最長交易路を目指して獲得していたところを4戦目では開始早々に初期配置間の道を分断されてしまい、さらにはそれぞれの開拓地の周りも道で囲まれて開拓地を増やすことができなくなってしまいました。
しかしながら、数少なく設置した開拓地を地道に都市化し、8ptまで獲得することができました。
こんなんな状況でも諦めることなくゲームを進められたのは、1つの戦略に固執せずにプレイできたからではないのかなぁとポジティブに捉えたいと思います。
カタンをプレイして感じたこと
また、今回およそ10年ぶりにカタンをプレイしてみて、このゲームはエンジニアの頭の体操に有効なのでは?と思い、その理由を3つ挙げてみます。
戦略的思考の訓練
カタンでは、資源を効率的に活用して領土を広げ、勝利を目指す必要があります。エンジニアもプロジェクトにおいて限られたリソース(時間、予算、人材)を効率的に活用するため、戦略的な思考が重要です。問題解決能力の向上
先ほど自分の試合の振り返りでも書いたように、カタンでは他のプレイヤーの動きや資源の不足など、予測できない状況に対応するための問題解決能力が求められます。
道が広げられない時でもどうしたら勝てるのか?サイコロの目が悪いときでもどうやって資源を得られるのか?など、その時々に応じた判断を養うのに、カタンは有効ではないか?と思いました。交渉力の強化
カタンの特徴の1つに、他のプレイヤーと資源を交換する交渉があります。エンジニアも、チーム内外のコミュニケーションや顧客との折衝で交渉スキルを活用します。カタンを通じて、相手との利害関係を見極め、適切な交渉を進める能力が鍛えられます。
こういった理由から、カタンはエンジニアの頭の体操に非常に有効だと感じました。
今後の展望
試合2週間前に声をかけられてはじめたカタンではありましたが、今回の大会を通じて、カタンの奥深さやエンジニアの頭の体操に有効だと知ることができました。
とはいえ、今回のふがいない成績で終えてしまうのでは悔しいので、今回の経験を糧にして、是非来年リベンジできるように定期的に社内で鍛錬を積むような場を作っていく決意をしました。
最後に、一緒に参加してくれたメンバーと大会運営の皆様に感謝いたします。ありがとうございました。