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なぜビジネスにおいて素早いリアクションが重要なのか?

仕事の出来る人は大体反応が早い。
仕事が出来るから反応が早いのか、反応が早いから仕事が出来ると認められるのか?

  • 無反応に対する我々の心の動き

人に何かをお願いする、確認するという行為はビジネスの現場では日常的に行われている。
この時、相手から反応がないと色々不安になってくる。
それがメールでのコミュニケーションだと以下のような感じだ。

  • 他のメールに埋もれて見逃している? - 再送すべきか?

  • 一度見て後回しにして忘れてる? - 再送すべきか?

  • 実は体調不良その他で不在?(不在設定の自動返信も実は素早いリアクションである)- いつ戻る?他の人へお願いすべきか?

  • 無視してる?- なんで?

  • 多忙などなんらかの理由でそのお願いは受けられない?- だったらその旨反応すべきでは?段々イライラしてくる

  • そもそも彼は彼女はコミュニケーションがなってない。Teamで働くということがわかってない(もう違う話になってる)

  • 反応のスピードが暗に物語っていること

ネットで検索すると人がメールの返信を待てるのは大体24時間一日という情報が出てくるが、これは遅くても1日以内ということなので、早ければ早いほど良い。
あくまで私の周辺=少ないサンプリングからだが、仕事の出来る人は大体30分以内、すごい時は10秒以内に返してくる。
なぜこんなに早いのか?
おそらく上述したこととの対比で書くと以下のようなことをやっているのではないか?

  • 自分が宛先でアクションが必要なメールにはフラグが立つように設定し見逃さないようにしている。つまりツールを駆使している。

  • 多忙な人であればあるほど沢山のメールを受け取るので、すぐさま反応しないとどんどん溜まっていく、当たり前のことを理解している。

  • 不在時はどういう理由でいつ戻るのか、不在時の代理を紹介するなど相手が困らないよう設定している。

  • いかなる理由があろうとも無視はしない。無視すること=相手との信頼関係を壊すことをよく理解している

  • そのお願いを受け入れられない場合、依頼主は他を探さないといけないので余計早く反応しなければいけないことを理解している。

  • 自分の無反応が、相手或いは組織に与える影響をよく理解している。

つまりこの仕事ができるか否かの基礎のところのリアクションのスピードというのは、新人かベテランかはほとんど関係がなく、相手や組織への配慮ができるか、ツールなどを使いこなすリテラシーがあるかといったビジネスパーソンとして最低ラインの話なのだ。
ベテランと新人の違いが出てくるのは受けた依頼内容に対する成果物の品質だが、それは違って当たり前だろう。
しかし新人であっても(あんまり時間かけても大したものは作れないのだから)6割くらいできたら期限より前に依頼主にこれでいいか確認するなどによりベテランの品質に早い段階から近づけることはできる。

おそらく彼らは反応が早いということだけでなく、これはいつ処理すべき?どう処理すべき?ヘルプは必要?どんな?といった判断と行動が早いのだと思う。
これが新人であってもベテランであってもあいつは仕事ができると思わせるエッセンスだ。

また、このことはビジネスの世界にとどまらず家族、友人などあらゆるパートナーとの間でも言えることなのだと思う。


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