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先生のつぶやき
うちのスクールに通ってくれている子どもたちは本当に千差万別。毎回、驚きや発見をプレゼントしてくれます。
最近のマイブームを教えてくれたり、ぼくが知らないゲームや世界について語ってくれたりする子もいれば、筆記用具や勉強道具を忘れてくる子もいます。時には、塾の時間をすっかり忘れてしまうこともあります。
(うちでは、他の塾では受け入れてもらえなかった子どもたちも積極的にサポートしています。)
以前、特に修行時代の自分だったら、こうした状況に憤慨していたと思います。「なぜ来ないんだ?」「勉強道具を持ってこないなんて、やる気がないのか?」と腹を立てることも多かったです。
時には「自分に魅力がないから来ないんだ」と落ち込んだことさえありました。
でも、最近では、少しずつ気持ちの持ちようが変わってきました。
もちろん心配はしますし、必要な対応もしますが、自己否定や他者否定をすることは減りました。
なぜだろう?と考えてみると、
「自分が常に正しいわけではない」
「世の中にはいろいろな子どもたちがいる」
「大人だって忘れることがある」——そう気づいたからだと思います。
そして、「この出来事はきっとお互いにとって必要だから起きている」と思えるようになりました。
まだまだ未熟な自分ですが、せっかくご縁があって通ってくれている子どもたちが、良い方向に成長していけるように、そして自分自身も成長できるように、これからも精進していきたいと思っています。