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子どもが勉強しなくなるたった一言

普段、子どもたちにどんな言葉を投げかけていますか?
人は言葉によって思考が生み出されますので、どんな言葉を言われているかで大きく変わります。
性格や考え方はもちろんのこと、その子の能力や才能にまで大きく影響します。
今回は、大きな影響を持つ言葉の中で、使うと子どもが勉強しなくなるという言葉を紹介します。

1.「勉強しなさい」は言っても大丈夫?


「勉強しなさい」と言われて育った人、言っている親御さんは多いと思います。
でも、よく聞くのは、高学歴の子どもほど「勉強しなさい」とは言われていないということです。
だから、「勉強しなさい」と言ってはいけないと思っている人がいるかもしれません。
こうなると、「勉強しない子」と「勉強しなさいと言えない親」との我慢比べになってしまいますね。
まったく勉強しようとしない子の親御さんにとっては、とってもストレスフルなルールになってしまうでしょう。
僕は、言いたくなったら言っても大丈夫、だと思います。
それよりももっと大切なことがあるからです。

2.子どもが勉強しなくなる大人の一言


その大事なこととは?
講演やコンサルタント等をされている福島正伸先生から学んだ教育・人材育成のポイントです。
実は、子どもたちが大人から受け取る言葉もとても大切なのですが、もっと大切なことがあります。
どんな言葉を言われるかよりも「どんな大人が言っているか」ということです。
これは、大人でも当てはまりますよね。

だから、普段子どもにどんな姿を見せているかということが最重要項目です。
そのことをふまえた上で、子どもが勉強しなくなる一言とは?
それは、「疲れた〜」という言葉です。
これを聞いたとき、僕自身、ドキッとしました。
仕事が終わり、家に着いて、ご飯を食べるときなど、
「あ〜、疲れた〜」と言ってしまっていたからです。

普段から「疲れた〜」という言葉を聞く子どもたちの思考です。
①大人になると仕事をする
②その仕事って疲れるものなんだ
③勉強してもしなくても、どうせ疲れる仕事をしないといけないなら、今いっぱい遊んでおこう!

そして、「疲れている」大人の言うことは聞こうと思いません。
なぜなら、楽しい人生を送りたいからです。
子どもが話を聞くのは、楽しそうにしている大人です。
アイドルやスポーツ選手や歌手など、楽しそうな姿を見せてくれる人が子どもは大好きです。
もちろん、そういう人たちも画面の裏側ではどんな姿かはわかりません。
一緒に生活をしているお父さんやお母さんにとっては、気の休まる家だからこそ、リラックスして「疲れた」の一言でも言いたくなりますよね。
だけど、本当は疲れてても、嫌なことがあったとしても、笑顔で「楽しかった〜」とつぶやいてほしいです。
大人の大きな役割の一つに「子どもに夢を与えること」という役割があるからです。

仕事をしている大人に対して、労働基準法で定めてほしいです。
「自分の仕事を子どもの夢にするように、楽しそうに仕事をすること」
冗談ですが…
本当にそうなれば、勉強しない子なんていなくなるんじゃないかなぁって思います。

3.子どもが勉強するようになる一言


ということで、もう勉強するようになる一言はわかりますよね?
「今日の仕事も、楽しかったな〜」
です(笑)

もちろん、仕事なので辛いこともたくさんあると思います。
それを「楽しさ」に変える大人の姿こそ、子どもが憧れる大人の姿になると思います。
・お客さんのクレームという逆境に勇敢に立ち向かっていく姿
・サービスを受ける人のために辛いことも笑顔で請け負う姿
・どんなお客さんに対しても最高の笑顔で挨拶する姿
・上手くいかないことに対して試行錯誤する姿
・とにかくがんばっている姿

言葉にすると、かっこいい姿しかありません。
ぜひ、自分の仕事をかっこよく言い換えていだだければと思います。
そして、いつか子どもに
「どんな仕事をしているの?」
と聞かれたら、
「困っている人を笑顔にする仕事だよ。とっても大変だけど、人から喜ばれて、とても楽しい仕事だよ」
と答えていただければ幸いです。

そんなこと言っても…
仕事を「楽しむ」なんて難しいという方は、「楽しむコツ」を次回考えてみたいと思います。

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