記事一覧
受け入れるとは?〜新しい教育を創る〜
最近、子どもたちを「受け容れる」という表現を使うこと、聞くこと、見ることが多いです。
自分自身も「受け入れよう」と思っています。
子どもに限らず、人間関係の中でそのような態度・姿勢が求められているのかもしれません。
言葉では「受け容れる」、と簡単に言うことはできますが、実際はとても難しいです。
受け入れたつもりでも、相手が「否定された」と感じれば、受け入れたことにはなりません。
だからこそ
不登校はズルい?〜フリースクールを運営する〜
フリースクールの放課後に学習塾もやっています。
フリースクールでは勉強する時間は子どもたち任せなので、実際はほとんどありません。
だから、少しでも勉強したいという子に、週1回から2回勉強する時間をつくるための塾です。
本人の勉強したいという動機が一番大切です。
そして、大人が勉強について強制はしないこと。
(提案・設定はしますが…)
さて、この塾ですが地元の小学校に通う子も来ています。
つ
子ども視点の夫婦別姓〜新しい教育を創る〜
あまり政治的なことを書くことはないですが、子どもたちにとって、教育にとって大切なことなので、書きたいと思います。
新しい総理大臣を決める選挙が、自由民主党という政党の中であります。
どんな人間性でどんな考えを持っている方が新しい総理大臣になるかで、日本の未来が変わります。
夫婦別姓についての考えも報道されています。
ただ、夫婦別姓について、子ども目線の議論がされることはほとんどありません。
人間の可能性ってそんなもんじゃない!〜新しい教育を創る〜
9月5日(木)
大嶋啓介さんの講演会に参加してきました!
詳細はこちら
2024予祝キャラバン
2020年2月に大牟田での講演会以来、久しぶりにお聞きできました。
そのときは、こんな記事を書いていました!
2/16 大嶋啓介さん講演会in大牟田
今から4年前に話を聞き、それからいろいろな変化が起こりました。
間違いなく、今の自分がある大きなきっかけの一つになった講演会でした。
そして、今
多彩な能力の失業者にはしたくない〜新しい教育を創る〜
教育は未来のために行います。
だから、どんな未来を描き、創っていくかによって大きく変わります。
これまでは、
・経済的な豊かさを目指し、物質的に不足することはなくなった。
・優秀な労働者を育成し、ものづくりをがんばってきた。
という社会の中で、人材を育ててきたのが今の教育です。
おかげさまで、モノ豊かな社会になってきました。
そして、これからどんな社会を目指していくのか、どんな社会にな
「あなたの宗教は何ですか?」〜新しい教育を創る〜
青年海外協力隊でケニアに行っていたときに聞かれました。
「あなたの宗教は何ですか?」
日本人はかなり戸惑う質問だと思います。
ケニアの人は、イスラム教やキリスト教の人が多く、週末になると協会から歌や音楽が鳴り響いていました。
バスにも、急に神父さんらしき人が乗ってきて、聖書を大声で読んでいる姿を頻繁に見ていました。
協力隊でも、派遣前訓練で「宗教」について学んでいました。
そこで、よく
山が貴いのは?〜新しい教育を創る〜
山が貴いのは、高いからでしょうか?
このいろ塾で、素読をしているのは『実語教』です。
しばらく同じ文章を素読していて、多くの子どもたちは自然と覚えてしまいました。
その『実語教』の文章が下記の通りです。
『山高きが故に貴からず
木有るを以て貴しとす』
(山は高いから貴いわけではない。木が有るから貴いのです。)
どうして木が有ると貴いのでしょうか?
それは、人の役に立つからです。
文章
「平等」を問い直す〜新しい教育を創る〜
新しい教育を考えるとき、現在の「単線型」の制度よりも「複線型」がいいと思っています。
その理由は、単線型の教育が本当に平等だと言えないからです。
「平等」とは?
「教育の機会均等」とは?
を深く考えてみます。
教育の「平等」とは、みんな同じ教育を受けることでしょうか?
僕はそのような考え方によって、苦しんでいる子たちがいると思っています。
人間には、個性があり、能力の違いがあり、適性も
「歴史を忘れた民族は…」〜新しい教育を創る〜
このいろスクールで中等部の開校を予定しています。
そこで学ぶこととして「歴史」を重視しています。
『歴史の研究(A Study of History)』(トインビー著)という書に「民族(国)が滅びる三要因」が挙げられています。
①自国の歴史を忘れた民族(歴史を学ばなくなった民族)
②理想を失った民族
③全ての価値をお金や物質で捉えて心の価値を見失った民族
びっくりするくらい今の日本に当
現実と理論〜フリースクールを運営する〜
子どもたちが川で捕まえた生き物です。
皆さんは、どうやってこのような生き物を捕まえますか?
網を使って、素早く水中から捕らえますか?
おそらく、何種類かの方法が出てくると思います。
頭に思い描いた「生き物の捕まえ方理論」がです。
その理論の中に、100%これをやったら生き物が捕まえられるというものはあるでしょうか?
季節、川の状態、天候、生物の生態などなど、多くの要素に左右され、100%絶
「比べるのは、昨日の自分」〜新しい教育を創る〜
「他人の評価を気にしない」
「自分は自分」
と思っていても、比べてしまうクセが抜けきれません。
もともと、僕は人の評価や評判がすごく気になってしまう人間です。
サッカーをしていた時は、練習で運よくゴールを決めたら、コーチの顔をうかがっていましたし、先生として働いていたときも、保護者や生徒からの評判や先生としての評価がすごく気になっていました。
そんな自分が嫌で、先生を辞めて、自分でやりたい
フリースクールやオルタナティブ教育の悩み〜新しい教育を創る〜
不登校の数が全然減らずに、増える一方です。
ほとんどの人が学校教育をなんとかしないといけない、と感じているはずです。
でも、その方向性すら見えない…
各地で、フリースクールやオルタナティブスクールという取り組みも広がっています。
また、学びの多様化学校という新しい方法も始まりました。
フリースクールを運営していて、子どもたちの様子から課題と捉えていることを述べたいと思います。
このいろオルタナティブ…プログラムは?〜新しい教育を創る〜
このいろオルタナティブスクールのプログラム(学習内容)を書きます。
大事にしたいのは、前回の記事に記載したように
「偏差値のためではなく、自己成長のために学ぶ」
ということです。
寺子屋教育が理想です。
安岡正篤先生が、
「修養の学問は、経・史・子・集という四部の書に基づいています。」
と言われます。
経…「いかに生きるべきか」という原理
史…「どう生きてきたか」という歴史
子・集
オルタナティブスクール開設、大切にすること〜新しい教育を創る〜
「フリースクールこのいろ」では、決まったプログラムはなく、自由に遊んでいる子がほとんどです。
子どもたちの様子を見ると、成長するにつれて遊ぶだけでは物足りなくなっているように感じています。
だから、高学年以上の子どもたちが遊びとともに学んでいけるような「オルタナティブスクール」を開設する予定です。
オルタナティブとは、既存の方法とは違う新たなものを指します。
学校教育とは違う教育を目指します
他人よりも自分と向き合う〜新しい教育を創る〜
日々、子どもたちと向き合っていて、いろいろな問題も起こる中で感じたことがあります。
このいろで数ヶ月過ごしている子と新しく入ってくる子の違いです。
このいろで過ごすと、子どもたちの内面にどういう変化が起こるのか、そんな一面が見られました。
その違いとは、
「自分と向き合っている」
ことです。
他人と比べることを必要以上にしない、
いい意味で他人に関心を持ちすぎない、
人は人、自分は自分