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短時間で記憶に残る「話し方」3つのテクニック

世の中にはちょっと話しただけで、「また会いたい!」「もっと話を聞いてみたい!」と思ってもらえる人がいます。その方々は、記憶に残る工夫をしています。

というわけで、今回は「30秒で記憶に残る話し方」というテーマでお届けしてまいります。

早速、記憶に残る話し方の3つのテクニックをご紹介いたします。それは、

①エピソード(Episode)

②インパクト(Impact)

③ギャップ(Gap)

です。是非、頭文字を取ってEIGと覚えていただければと思います。

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特にプレゼンする機会の多い、営業職や企画職の方、必見です。

①エピソード(Episode)

わたしが新卒で入社した会社は、全国で1200店舗を展開する人材派遣の会社でした。そこでは飛び込み営業やテレアポをガンガンやるのですが、私はこれが非常に苦手で、当初1件も契約が取れない営業マンでした。そして入社3ヶ月後に左遷されました。

さすがに「これはまずい」と思い、必死で飛び込み営業を開始するわけです。「このエリアの営業担当になりました」といって、一日50件とか100件挨拶回りしていたのですが、ほとんど門前払いです。これでは埒が明かないと思い、色々考えました。ファーストコンタクトの30秒で、いかに受付の方の壁を突破するか。

そこで私は、こう質問をすることにしました。「こんにちは、人材派遣の〇〇です。ところで、前日に急にオーダーが入ってきて、断ることはありませんか?」と。つまり、せっかくオーダーが入ったのに、人がいないせいで対応できず、機会損失をしていることはありませんか?という質問です。

そうすると、受付の方が「そんな大事な話、自分では判断できない」と思い、担当者を呼んできてくれたり、会社によってはお偉さんが出てきたこともありました。もちろん、断られることもありましたが、単に「こんにちは、このエリアの営業担当になりました」と言って飛び込み営業をしていたときに比べ、遥かに反応率が上がりました。

そして、営業成績で最下位だった私は、全国1200店舗中、売上達成率No.1を獲得しました。

というエピソードですね。「私は営業マンでした。売れました」という漠然とした話しだと伝わりにくいですよね。こうした、たったひとつの具体的なエピソードがあるだけで、話に惹き込まれているという法則です。

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インパクト(Impact)

インパクトとは、衝撃のことです。そして衝撃は、希少性からやってきます。これを希少性の原理と言います。

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例えば、ユニクロに行って、Tシャツがたくさん売っているコーナーの中に、イブサンローランの3万円のTシャツが1枚だけあると「え?何これ?」となりますよね。最近ユニクロでは、ジル・サンダーとコラボしたものが爆発的に売れたという事例がありましたが、普段売っているものの中に、特異なものがポツンとあるだけで「え?」となって惹かれるのです。

よく数字を使いましょうと言われることがあります。これも希少価値の原理ですね。例えば「卵が安いですよ」と言われるより、「卵が50%オフです」と言われた方が目につきやすいです。これは普段我々がひらがなや漢字を多く使っているので、そこにいきなり数字が入ってくると目立つわけです。

インパクトとは衝撃のことで、そして衝撃は希少性からやってくるのです。自社の商品や企画のポイントを話す場合、「他にはない部分はどこか?」「希少価値はどこか?」を問うてみて、そこをぶつけていくとよいと思います。

ギャップ(Gap)

以前、講演が終わった後に、「桐生さんは、よくそんなに人前で堂々としゃべれますね」と言われたことがありました。私は「いや、実は今日、足がガタガタ震えていたんです」と答えたら、「えー?そうなんですか?まったくわからなかったです!何かそう感じさせないテクニックのようなものがあるんですか?」と、大変関心を寄せられたことがありました。

人前で流暢に話している VS 実は足がガタガタ震えている

これがギャップです。

私の知人で、体重50キロくらいの細身の男性がいらっしゃいます。この方は、丼飯3杯くらい平気で平らげます。まさに炭水化物マニアです。この方もよく「なんでそんなに食べているのに太らないのですか?」と質問を受けています。

このようなギャップがあると興味がわいてくる。結果、記憶にも残りやすいということです。

営業職の方なら、ギャップを使って自己紹介したり、雑談の中にひとつギャップを取り入れると、相手を惹きつけることができます。

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詳細は動画でもお伝えしております。お時間あるときにぜひご確認ください。

「ビジネスマンのための「伝わる話し方」実践スクール_みのちゃんねる

【YouTube】30秒で記憶に残る「話し方」3つのテクニック

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【株式会社モチベーション&コミュニケーション:桐生稔 著書】
◎30秒で伝える全技術 (KADOKAWA)

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◎雑談の一流、二流、三流 (明日香出版)

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◎10秒でズバッと伝わる話し方(扶桑社)

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【オンラインセミナー、コミュケーション力アップ、伝わる話し方セミナー】

【ビジネスマンのための「伝わる話し方」実践スクール】

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【プロフィール】
・株式会社モチベーション&コミュニケーション代表取締役:桐生 稔
・モチベーション&コミュニケーションスクール代表講師
・日本能力開発推進協会メンタル心理カウンセラー
・日本能力開発推進協会上級心理カウンセラー
・日本声診断協会音声心理士

1978年生まれ、新潟県十日町市出身。もともと臆病な性格で、対人関係が非常に苦手。小さい頃は親戚の叔父さんと話せない程、極度の人見知りであがり症。体も弱く、アトピー性皮膚炎、扁桃腺炎症、副鼻腔等、先天性欠如等、多数の病気に悩まされる。
18歳の頃に新潟から東京に上京。東京で新卒入社した会社では営業成績がドベで入社3カ月で静岡県富士市に左遷させられることに。しかしそこから一念発起。コミュニケーションスキルをあげるべく心理学、大脳生理学を学び始め、1,200店舗中営業成績でNo1となる。その後、ボイストレーニングスクールに転職。話し方の基礎を徹底的にマスターし、8店舗だったボイストレーニングスクールを40店舗に拡大。一気に全国区の業界大手に引き上げる。そして2013年、強いビジネスマンをつくりたいという想いからモチベーション&コミュニケーションスクールを設立。現在では全国で伝わる話し方、あがり症改善、人前でのスピーチをトレーニングするビジネススクールを運営。全国40都道府県で年間2,000回のセミナーを開催し、受講者数は30,000人を越える。

【モチベーション&コミュニケーションスクール会場】

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