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上司に納得してもらえる「ブロックロジック」とは?

受講生の方から、「提案するときによく突っ込まれるんです…」という質問をいただきます。

これ、ありますよね…。私も社会人のときに、「そんなこと聞いていない」「それ、そもそもやるやる意味ある?」「なんでそうなの?」と突っ込まれて、タジタジになった経験が何度もあります。。

恐らく、こういうときに突っ込んでくる相手は、上司が多いのではないかと思います。

そこで、本日は、上司に納得してもらえる「ブロックロジック」というテーマでお届けしてまいります。

〇納得してもらえるロジックの組み立て方とは?

今回は、拙著『30秒で話す全技術』(KADOKAWA)の第3章8項からピックアップして「納得を生み出すロジック」について解説してまいります。

まずは、上司が抱く3大疑問について見てまいりましょう。

何か提案するときに、上司の頭に思い浮かぶ疑問があります。

【上司の3大疑問】

①なぜそう思うの?

②本当にそうなの?

③他にはないの?

これに答えられる準備を予めしておくと、納得してもらえる機会が圧倒的に増えます、というのが今日の結論です。

具体例を見ていきましょう。

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たとえば自社のHP制作を決める発注先を決める場合

「ホームページ制作をA社に依頼したいです」と提案するケース。

提案「A社にお願いしようと思います」と言った瞬間、上司の頭の中には、1つめの疑問「なぜそう思うの?」が出てきます。

よって、その理由を予め設計しておく必要があります。たとえば、「理由が3つあります。1つ目はコストが安い、2つ目はこの業界での実績が豊富、3つ目はスピードが圧倒的に早いことです」などです。ここに品質を入れたり、信頼性を入れたり、それはケースバイケースですが、いずれにせよ理由を説明する必要があります。

理由を説明すると、2つ目の疑問「本当にそうなの?」が出ててきます。

そこで、理由が正しい言える事例(いわば詳細)が必要になってきます。

みのちゃんねるVol.145-1

そうすると、さらに、3つ目の疑問「他にはないの?」という疑問がでてきます。A社に依頼したいのはわかったとして、「他社はどうなの?」、「社内で制作したらどうなの?」といった、他の選択肢を探る疑問です。

そこで、上記の図形のように、A社に依頼するという、提案>理由>事例というブロックを一つ作ったら、他にB社に依頼する場合、自社で制作する場合というブロックも作って検証します。

みのちゃんねるVol.145-2

みのちゃんねるVol.145-3

こうして予めブロックを設計しておいた段階で、上司に提案を持っていくということです。

何個も資料をつくる必要はありません。先のブロックをメモ書き程度にノートに書いて、それぞれのケースにあてはめてみることです。

そうすれば、「A社にお願いしたです」と言った後に、「他に選択肢はないの?」と聞かれても、「他にB社も考えました。しかしコストがまったく合いません」、「自社で作成する方法も考えました。しかし、相当時間がかかるため、あまり現実てきではありません」「よって、コスト、実績、スピードの面でA社が一番よいと思います」という提案ができます。

【本日のまとめ】

上司への提案で納得してもらうためには、予めブロックでロジックをつくる

詳細を動画でもお伝えしております。お時間あるときにぜひご確認ください。

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上司に納得してもらえる「ブロックロジック」とは?

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【プロフィール】
・株式会社モチベーション&コミュニケーション代表取締役:桐生 稔
・モチベーション&コミュニケーションスクール代表講師
・日本能力開発推進協会メンタル心理カウンセラー
・日本能力開発推進協会上級心理カウンセラー
・日本声診断協会音声心理士

1978年生まれ、新潟県十日町市出身。もともと臆病な性格で、対人関係が非常に苦手。小さい頃は親戚の叔父さんと話せない程、極度の人見知りであがり症。体も弱く、アトピー性皮膚炎、扁桃腺炎症、副鼻腔等、先天性欠如等、多数の病気に悩まされる。
18歳の頃に新潟から東京に上京。東京で新卒入社した会社では営業成績がドベで入社3カ月で静岡県富士市に左遷させられることに。しかしそこから一念発起。コミュニケーションスキルをあげるべく心理学、大脳生理学を学び始め、1,200店舗中営業成績でNo1となる。その後、ボイストレーニングスクールに転職。話し方の基礎を徹底的にマスターし、8店舗だったボイストレーニングスクールを40店舗に拡大。一気に全国区の業界大手に引き上げる。そして2013年、強いビジネスマンをつくりたいという想いからモチベーション&コミュニケーションスクールを設立。現在では全国で伝わる話し方、あがり症改善、人前でのスピーチをトレーニングするビジネススクールを運営。全国40都道府県で年間2,000回のセミナーを開催し、受講者数は30,000人を越える。

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