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新しい職場・学校・コミュニティに馴染めないとき。コミュニケーションがうまくいく「3つの具体策」
Q:「4月から新しい職場になったのですが、なかなか職場に馴染めずにいます。何かよい方法があれば教えていただけますと幸いです」
Q:「大学生の息子がおります。学校でも友達ができず、学校に行くのが嫌となってます。何かアドバイスをもらえると嬉しいです」
今回もご相談をいただきました。ありがとうございます!
4月から新しい職場や学校に入って、「なかなか新しい環境に馴染めない…」
これは出てきそうな問題ですよね。今回は、解決策として心理学の中からひとつピックアップしてお伝えいたします!
心理学をベースにしたコミュニケーション
心理とは、心を理解すると書きます。自分の心を理解する、そして相手の心も理解する。相手がどんな気持ちでいるかを理解できると、コミュニケーションがうまくいきます。
今回の「なかなか新しい環境に馴染めない…」という問題も、心理学を応用すると解決策が見えてきます。
返報性で人間関係を豊かにする
今回の結論は、返報性の法則です。これは、人間関係が強烈に豊かになる心理学のメソッドです。
返報性とは、読んで字の如く、返す、性(さが)で、お返ししたくなる心理のことをいいます。
例えば、友人からお土産をもらったら、お返ししたくなりますよね。誕生日のプレゼントをもらったら、相手の誕生日にも何かプレゼントをしたり。
よく言われるのが試食です。スーパーやデパ地下でハムの試食をしたときに、「何だか買わなきゃまずいかな」と考えたりします。これがお返ししたくなる心理です。
話をご相談内容に戻しますと・・・
新しい環境に馴染もうと思ったら、返報性を使ってコミュニケーションを取りましょう。これが今回お伝えたいことです。
実施事項はビックリするくらい普通のことです。でも強力です。
返報性を使って実施してほしいこと
①自ら挨拶をすること
挨拶をされると、相手は返したくなります。「おはよう」と言えば、相手は「おはよう」と返してくれます。これが返報性です。
一流のコミュニケーションマスターはこれを徹底しています。凄腕の経営者と言われる人ほど、自ら声をかけ挨拶をしたり、「久しぶり!元気?」と必ず先手を取って声をかけます。なぜか。それは、
挨拶は、するより、される方が気持ちがいい。
その心理がわかっているから。だから先にするんです。
挨拶をすると、返ってくる。そこからコミュニケーションがはじまります。凄く当たり前のことを言ってますが、でも、自ら率先して挨拶している人は意外と少ないのです
②明るい表情を提供する
声をかけたくなるような、明るい表情でコミュニティに入ることです。これも返報性です。
明るい表情でいると、明るい表情が返ってきます。いつも楽しそうに話している人っていませんか?その人の周りの人を見てください。きっと一緒にいる人も楽しそうな表情をしているはずです。
多くの方が、自分のしたい表情をします。でも、違います。
相手が見たい表情をする。
これがコミュニケーションです。
表情の一番のプロは、赤ちゃんですね。赤ちゃんは見ているだけでかわいいです。表情だけで、親戚中が集まってきて「かわいいねー」って皆さん言います。赤ちゃんの顔を見て、ムスッとする人はいませんよね笑。
明るい表情をしていると、まるで暖炉に人が集まるかのように、人が集まってきます。
③困っていたら助ける
例えば、急いでいる人がいれば、「お先にどうぞ」とか、学校だったら「ノートを貸そうか?」とか、本当に少しのことでいいんです。
職場なら、代わりに調べ物をしてあげたり。してもらった方は、小さなことでも覚えています。そしていつか、お返ししたくなります。そのやり取りがコミュニケーションにつながります。
いつも挨拶してくれて、表情も豊かで、困っていたら助けてくれる人。そんな人を周りの人は放っておきません。だから孤立することはありません。
返報性の法則は、コミュニケーションにおいて、人と人との強力な橋渡しになります。
ただ、返報性にも3つだけ注意事項があります。続きは動画にてご確認ください~(^-^ )
【株式会社モチベーション&コミュニケーション:桐生稔 著書】
◎30秒で伝える全技術 (KADOKAWA)
【オンラインセミナー、コミュケーション力アップ、伝わる話し方セミナー】
【プロフィール】
・株式会社モチベーション&コミュニケーション代表取締役:桐生 稔
・モチベーション&コミュニケーションスクール代表講師
・日本能力開発推進協会メンタル心理カウンセラー
・日本能力開発推進協会上級心理カウンセラー
・日本声診断協会音声心理士
1978年生まれ、新潟県十日町市出身。もともと臆病な性格で、対人関係が非常に苦手。小さい頃は親戚の叔父さんと話せない程、極度の人見知りであがり症。体も弱く、アトピー性皮膚炎、扁桃腺炎症、副鼻腔等、先天性欠如等、多数の病気に悩まされる。
18歳の頃に新潟から東京に上京。東京で新卒入社した会社では営業成績がドベで入社3カ月で静岡県富士市に左遷させられることに。しかしそこから一念発起。コミュニケーションスキルをあげるべく心理学、大脳生理学を学び始め、1,200店舗中営業成績でNo1となる。その後、ボイストレーニングスクールに転職。話し方の基礎を徹底的にマスターし、8店舗だったボイストレーニングスクールを40店舗に拡大。一気に全国区の業界大手に引き上げる。そして2013年、強いビジネスマンをつくりたいという想いからモチベーション&コミュニケーションスクールを設立。現在では全国で伝わる話し方、あがり症改善、人前でのスピーチをトレーニングするビジネススクールを運営。全国40都道府県で年間2,000回のセミナーを開催し、受講者数は30,000人を越える。
北海道、青森、秋田、岩手、山形、宮城、福島、新潟、石川、栃木、茨城、埼玉、千葉、東京、神奈川、山梨、長野、静岡、岐阜、愛知、三重、滋賀、京都、奈良、大阪、兵庫、和歌山、鳥取、岡山、島根、広島、香川、徳島、愛媛、高知、福岡、大分、熊本、鹿児島、沖縄
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