社長・役員にプレゼン!自信を持って話すコツ
Q.:「社長や役員にプレゼンする機会がよくあるんでが、毎回タジタジになってしまい、うまく話すことができません。今後も提案したり、説明したりする機会がけっこうあります。何かうまく話せる方法はないでしょうか?」
こういった質問をいただきました!
よく、新規事業のプレゼンだったり、事業計画の発表だったり。
社長や役員にプレゼンして、決裁を得る。
そんな機会があるかもしれません。結構、緊迫する場面ですよね。
私が新卒で入った会社は、六本木ヒルズに本社がありました。六本木ヒルズには結構ゴージャスな会議室があって、そこで毎月役員会が行われます。
まだ20代だった私は、資料の配布係を担当していました。会議室には役員がたくさんいて、会議が始まる前は、「最近どうよ?」「飲みに行っている?」「ゴルフの調子は?」なんてワイワイ雑談しています。
しかし、いざ社長が会議室に入ってくると・・・
空気が張り詰めたようにキンキンになるわけです。
そして、全員ビシっと襟を正して「おつかれさまです!!」と。
社長は「さ、始めようか」と。
一瞬でピリっとします。何度も背筋が凍りました。
そんな会が毎月あるとなったら、それこそ大変ですよね。
現在当社は、研修会社として色々な企業の会議に参加させていただくことがあります。提案やプレゼンのやり方をトレーニングさせていただく機会も多いです。
今回のお問い合わせは、「毎回タジタジになってしまう。。。」ということだったので、これまでのやり方を抜本的に変える必要があるかもしれません。
その具体的な方法をぜひお伝えできればと思います!
徹底的に相手の頭の中を想像する
今回の結論は、提案を通したければ、
「相手の頭の中を徹底的に想像すべし」
です。
相手というのは、参加者、出席者、決裁者です。
仮に、今回は社長としましょう。
社長の頭の中を徹底的に想像すること。
ここを突き詰めないと、毎回「違う!」「そうじゃない!」「そんなこと期待していない!」と、失敗してしまうことになります。
相手の頭の中を想像するとは、
どんな提案が喜んでもらえるか、刺さるか、届くか、決裁をもらえるか、OKをいただけるのか
を透視することです。
ただ、漠然と「相手の頭の中を想像しましょう」と言われても、何をどうすればよいかわからないと思いますので、今回はトレーニングなどでよく使う「7つのヒアリング項目」をご紹介します。
今回は社長に決裁をもらうとして、社長が大事にしているのはどっち?という観点で考えてみてください。
①目標達成 or経営理念、どちらを大切にする?
もちろん、どちらも大切にしていると思いますが「より、どちらの言葉を頻繁に使っているか」思い出してみてください。
②順当 or 奇抜、好みはどっち?
社長は、よりどちらを選びやすいか?お考えください。
③堅実 or 面白いか、どっちのタイプ?
④より求めるのは、売上 or アイデア?
⑤好きなのは、ロジック or 情熱?
⑥どんな話し方を好む? 結論型 or ストーリー型?
結論型というのは、結論から伝えるパターン。ストーリー型は、筋書から伝えるパターンです。
⑦重きを置いているのは、効率 or 思い出?
「そんなこと言わずにさっさとやれ」という効率タイプか。
多少、無駄があっても、「あの時大変だったよな~。なんであんなことをしていたんだろうな(笑)。バカバカしかったけど、面白かったよな~」と思い出を大事にするタイプか。
これもどちらもありそうです。
7つの質問から通る提案を炙り出す
以上、7つ質問しました。
これらをチェックしていくと、例えその人に会ったことがなかったとしても、何となく人物像が想像できるんです。
どっちの軸のほうがより多いかを見ていくことで、何となく「こういう提案が刺さるんじゃないですか」という輪郭が見えてきます。
これが、受講生と我々がいっしょにやっていることです。
今回でいえば社長ですが、社長はどんな提案を好むのかを徹底的に考えていくわけです。
タイプによって提案の仕方が変わる
仮に、週5日勤務を週4日勤務にする提案をするとしましょう。
どういう提案だと刺さるか?
先程の軸にあてはめて考えていきます。
目標達成・順当・堅実などを重視する人と、経営理念・奇抜・面白さなどを重視する人とでは、提案の仕方が変わります。
目標達成・順当・堅実を重視する人に提案するなら、
「週5日勤務を4日に減らすことによって、〇〇くらい効率が上がり、売上が〇〇上がった会社がこれだけあります。海外ではこんな実例もあります」
と、実績とかロジックで提案することになるでしょう。
一方、経営理念・奇抜・面白さを重視する人に提案するなら、
「会社に出勤する日を1日減らして、その日、みんなでキャンプに行きましょう!森の中で過ごして、色々アイデアを出して、月に1回は必ず新規事業をつくるというのはいかがでしょうか。その過程を全部動画に残して、採用活動にも使っちゃうのもいいと思います!」みたいな(笑)、提案になるかもしれません。
つまり、相手の頭の中を想像すると、アウトプットの中身が変わってくるということです。
多くの人は、自分の好みで提案しがちです。でも、それだとスタート時点から間違えます。
何回も同じパターンで却下されているということは、パターンを変える必要がありそうです。相手の頭の中を想像して提案する具体例をいくつも展開しておりますので、ぜひ動画もチェックください(^^)!!
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【株式会社モチベーション&コミュニケーション:桐生稔 著書】
◎図解版:雑談の一流、二流、三流(ASUKA BUSINESS)
【ビジネスマンのための「伝わる話し方」実践スクール】
【プロフィール】
・株式会社モチベーション&コミュニケーション代表取締役:桐生 稔
・モチベーション&コミュニケーションスクール代表講師
・日本能力開発推進協会メンタル心理カウンセラー
・日本能力開発推進協会上級心理カウンセラー
・日本声診断協会音声心理士
1978年生まれ、新潟県十日町市出身。もともと臆病な性格で、対人関係が非常に苦手。小さい頃は親戚の叔父さんと話せない程、極度の人見知りであがり症。体も弱く、アトピー性皮膚炎、扁桃腺炎症、副鼻腔等、先天性欠如等、多数の病気に悩まされる。
18歳の頃に新潟から東京に上京。東京で新卒入社した会社では営業成績がドベで入社3カ月で静岡県富士市に左遷させられることに。しかしそこから一念発起。コミュニケーションスキルをあげるべく心理学、大脳生理学を学び始め、1,200店舗中営業成績でNo1となる。その後、ボイストレーニングスクールに転職。話し方の基礎を徹底的にマスターし、8店舗だったボイストレーニングスクールを40店舗に拡大。一気に全国区の業界大手に引き上げる。そして2013年、強いビジネスマンをつくりたいという想いからモチベーション&コミュニケーションスクールを設立。現在では全国で伝わる話し方、あがり症改善、人前でのスピーチをトレーニングするビジネススクールを運営。全国40都道府県で年間2,000回のセミナーを開催し、受講者数は30,000人を越える。
【モチベーション&コミュニケーションスクール会場】
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