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諦められない青春は、諦めきれないままでいい。
地べたに座ってアイス食べたり
年齢関係なく、くだらない話で盛り上がったり
と思ったら切り替えてまじめに練習したり…
社会人になってからできていなかったこと
でも密かにずっと探し求めていたことが
終電後の新宿に落ちていた。
🌃
社会人になって丸2年。
「なんとなく日々がつまらない」という輪郭のボヤけた感情をずっと抱えてきた。
仕事もまぁまぁ充実しているし
土日は好きなエリアに出かけたり、友達と会ったりもするのに、
心の底がほくほくするような満足感をどうしたって手に入れることができない。
社会人ってみんなこんなもん?
毎日が同じことの繰り返しではないのに、
繰り返しているような気がしていて。
このままじゃ私「学生の時が1番楽しいわよおばさん」になってしまう。
そんなの嫌だ!!
危機感を覚えた私は、なにか新しい場所に行かなくては…という焦りを胸に「社会人サークル」というものに飛び込むことにした。
なんか友達ができるっぽい…
楽しいっぽい…
好きなポッドキャストの2人が話していたのを信じ、ネットでサークルを探す。
探したのはhiphopが踊れるダンスサークル。
私の推しの「むかたい」こと向井太一が最近ダンスに初挑戦し、それがやっぱり予想通り上手くて、軽率に影響される私はhiphopやってみたい!と思ったからだ。
(っく、単純なやつめ…)
体験に行き、入る事にしたサークルはとても楽しかった。
そして深夜練というものが存在することを知った。
深夜練…
言葉を聞いた瞬間にビビビと走る「これだ感」
サークル加入から1ヶ月後、遂にデビューした。
予感は大当たりした。
※深夜ダンスの練習をスタジオなどですること。
ダンス界隈の中ではあるあるらしい。
私がいるサークルでは自由参加
🎉
終電の時刻を過ぎ、深夜練タイムが始まる。
まず一緒に練習していた人と夜遅くまでやっているラーメンを食べに行った。
腹が減ってはダンスはできぬ。
新宿という街はゴミゴミしていて好きではないけど、深夜にサークル仲間と食べに行けるラーメンがあることはポイントが高いかもしれないな、などと思った。
そして24時過ぎに食べに行くラーメンというだけでなんか泣きそう。
食べ終わったら甘いもの欲しくね?ってなってファミマに寄ってアイスを買い、みんなでスタジオの床に座りながら食べた。
もうこの時点で楽しすぎて心の中で大号泣。
その後は9月にある発表会に向けて練習したり、
人気アーティストの振りコピしたり、たわいもない話で盛り上がった。
そんなことをしている間に、気づいたら朝だった。
深夜練やべぇ。。
この自由な感じ。
みんな職業も年齢もバラバラだけど、ダンスという「好き」を共通言語として繋がっている感じ。。
あぁすごく良い。
めちゃくちゃ良い!!!!
この場所を、思い付きと検索の人差し指だけで自力でたどり着いた私、
控えめに言って天才だよ…一生楽しく生きていけるよ…と一晩で自己肯定感が爆上がりした。
🍜
3年前の就活ではやりたい事とかかっこつけて喋ってたけど、結局私が求めてたのってこれじゃん。
できる人っぽく見せようとか面接官のウケとか、
そんなの気にしなくて良いんだったら、私は誰かと一緒にわちゃわちゃ練習してたいし、深夜にラーメン食べたいし、床に座ってアイスも食べたいし、どうでもいい話をしていたい。
要は青春みたいな光景の中にずっといたい。
本音だな、って思った。
青春みたいな光景なんて、仕事で叶えるのは難しい。
丸2年働くうちにだんだん悟り、知らず知らずのうちに思い描くことも減り、青春のない毎日に慣れている気がしてたけど、無理だった。
私はやっぱり青春がしたい。
諦められない青春は、諦めきれないままでいい。
深夜練の帰り、早朝の電車に揺られながらこんな言葉が降りてきた。
🍦
夢、というほど大きくて立派なものではなくても
誰の中にも「結局これが諦めきれない」ってものはあると思う。
それはきっともっと大切されて良いものだ。
現実を受け止めること・分かることと、諦めることはイコールじゃない。
現実はこうだけど本音はこれなんだ、と自分がちゃんと分かっててあげることでメンタルはめちゃくちゃ安定すると思うし
(実際深夜練した翌週の仕事は調子が良い)
ここにいる間はそれが叶う!っていう場所を見つけることは日々に彩りを添えてくれる。
1回の深夜練だけで
ずいぶん強くなった気がした。
よし今週も朝まで踊ろう。
※肝心のhiphopは自転車の空気入れみたいなダサさなので修行中です〜〜🥦🦁