まだ結果が出ていないのに「やったー!楽しかった!」って言ったんです| 中曽根陽子の今月の探究 2024年8月
こんにちは。
中曽根陽子です。
8月1日のメールレターをお届けします。
新著『中学受験 親子で勝ちとる最高の合格』は、競争社会の原理が持ち込まれ加熱している中学受験を子どもたちの本当の意味での育ちの機会にしてほしい!という思いを込めて書いた私の20年間の集大成で、一人でも多くの方の手に届いてほしいと思っています。
7月下旬に5日間ライブで受験を経験された方々のお話を伺ってきました。
それぞれ本当に素敵なエピソードで、聞いていて私も感動してしまいました。
新タイプ型中学入試
習い事も続けながら、得意なことを活かしてやりたいことができる学校に通わせたい。そういう思いで、5年生から個別指導の塾で2科目だけ勉強し、結果的に英語入試と新タイプ入試を活用して志望校に合格したまさみさん。
4科目型中学入試
大学合格実績とかではなく、私学の人間教育に魅力を感じて中学受験を選択し、生活リズムを崩さないことを軸に4年生から進学塾に通い、偏差値ではなく親子で共感できる学校選びをして、結果的に4教科受験で最難関校の一つに数えられる学校に合格したまりさん。
子どもに合った学校選び
一旦は受験を諦めたけれど、やっぱり受験をしたいというお子さんの希望もあって、個別指導の塾で再チャレンジ。最初に受けた学校は合格をもらえなかったけれど、そこから本人が本気になり、最終的に親子共に、「ここでよかった!」と思える学校に合格したあやこさん。
自己決定の高校受験
そして、中学受験ではありませんが、息子さんの高校受験を経験したみほこさんにもお話を伺いました。
みほこさんは、受験の1年を、「おにぎりと卵焼きと味噌汁と共感」で寄り添われました。
高校受験は、当然やるものという空気感の中で行われます。学校からの圧も大きかった中で、中々やる気にならない息子さんの様子にヤキモキしていたとき、みほこさんは、マザークエストのウェルビーイング子育て実践講座に参加されました。
その中で、息子さんの自己決定を尊重することを決意され、見守り通したのです。
その結果、最終的に、受験を終えた息子さんから出てきたのがタイトルの「やったー!楽しかった!」という言葉だったのです。
ちなみに、これ、まだ合否の結果が出る前です。
これこそが、最高の合格だと思いませんか?
4人のお話に共通していたのは、それぞれの軸を持って取り組んでいたこと。
そして、親として時に葛藤しながらも、子どもの受験であることを忘れずに、尊重しながら寄り添っていたことです。
これこそが私がこの本で伝えたい受験軸を持つということです。
受験は、やり方を間違えるとその後にしこりを残すことにもなりかねません。
でも、何かに挑戦することは、子どもの育ちの機会ですし、そのことを通して親も成長することができます。
四人のお話の中に、その軌跡が語られています。
中学受験は関係ないという方でも、参考になることがたくさんあると思うので、ぜひ見てほしいです。
人生の中で何度かある選択の扉を、自分の手で開いていくことができるようになること。
それが子育ての一つのゴールではないでしょうか。
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