正社員のいいところ
おはようございます。
私は契約社員を2社経験して、
その後長期無職期間を挟み、
現在正社員として働いています。
そこで「正社員っていいなー」と感じていることについて3つ書きます。
1. 楽な仕事もある
契約社員だった頃はネットに溢れかえる情報の中から「正社員舐めんなよ、契約社員はそれなりに仕事が楽だから契約なんだよ」みたいな言説が目に入りがちだったので、そんなもんかなーと思っていたのですが。
嘘。真っ赤な嘘。
もちろん会社に寄ると思いますけど。
少なくとも私はこれまで経験した契約社員2社より、正社員の今の方が1000倍仕事が楽ですし責任も超軽くなった。びっくりする。
契約社員時代はしんどすぎるし正社員と仕事内容変わんねーのになんで待遇だけ低いんだよ、と下層から愚痴ってたけど。
やっぱり事実そうだった。正社員でも楽な仕事はある。
だからこそ、今まで書類や面接で「契約社員しか経験してないのかー。ふーーん」みたいな態度で見てきた会社達に腹が立って仕方ない。
でも、だからこそだからこそ、「1回正社員経験積んでおけ」とは思うようになった。だってこんな楽ちんなのに次からは「正社員」って履歴書に書けるんだもん。
2. 身内の評価を過剰に気にしないで済む
契約社員の頃って、「正社員登用」というにんじんをぶら下げられて働き続けるんです。
それに全く興味ない、私は契約社員を選んでやってるんだ、という人には関係のない話になってしまうのですが。
この「正社員登用」にんじんがあることによって、社内つまり身内の人間に評価されないと!と思って過剰に頑張ってしまうんです。社外だけでなく社内でもそれだから、本音で喋れたりする場所が限りなく少なくなるんですよね。
愚痴も言わないし、多少しんどいことでも「大丈夫です!」と言ってやらないといけない。飲み会とかも誘われたら出来るだけ出席するとか。
勿論正社員でも昇進とかはありますけど、出世願望はそこまでだったりするとそこに過剰になる必要もないし、長く勤めるからこそ尚更無理して過ごしてしまうとその無理してる自分で十数年過ごすとか無理だから、クビにされない程度ハブられない程度に自然体で過ごすのが結局ベストだと思うのです。
というか「昇進」に関しては仕事で結果出せば高い可能性で起こりうる未来だと思うのですが、「正社員登用」に関しては個人の努力だけでなく会社の懐事情に依るところも多く技量よりもタイミングと運だったりするので、それが更にしんどい。うん。
3. 十年先も今に軸足を置いて考えることができる
今の会社に長く勤めるかどうかは分からないのですが、正社員である今は、自分の意思で残ることを選びさえすれば基本居続けることができるわけです。クビになるとか会社が潰れるとかそういうことはあり得ますが、確率としてはそんなに高いものではないと思う。
けれども契約社員となると、1年更新で、毎年「残れるかどうか」という不安と格闘しているわけです。
となると、数年先までは今の会社に残れてるかなというふわっとした予測はできますが、10年20年先となってくると、別の働き方してる可能性の方が高いよなと思い、具体的な未来予想図が描けないんですよね。
高い志があってこれをしてあれをしてという夢がある人は別かも知れないのですが、
私のような一般人からするとこの長期の先が読めないのって、不安というか、普通にお金の計算とかがし辛くて「不便」だなぁと感じてたんですよね。前提みたいなものがないので。
正社員となると、現在の収入などを軸として、そこから更に、という考え方ができるわけです。転んでも今の場所に残るという確実な選択肢が残されているというか。
契約社員だと転職を考えて上手くいかなくても、「まあ今のままで良いか」とも言ってられなくなるんですよね。少なくとも私は。
契約社員にも今は無期雇用とかあって、それこそ「正社員より仕事が楽なことが確約されている無期雇用契約社員」あるいは「仕事は大変だけど場合によって正社員より給料が良い契約社員」というものも世の中にはあるのだと認識しているのですが、
私自身が肌で体験してきたのがそっちのタイプの契約社員ではなかったので…一概に言える話ではないと思うのですが。
と、こんなところです。
それ以外のところは色々思うところありますよ。「正社員」という肩書きだけで、給料とかは全然安いですから。仕事内容もゆる過ぎてもしこの先転職とか考えるなら何がスキルあるんだろうって感じですし。
とにかく、
世の中の「契約社員」「正社員」のイメージと、内情の不一致さに驚いている日々です。
くだらないとは思うけど、こんなに楽にそれなりに世間から評価される「正社員」称号が得られるのならば、一度だけ正社員は経験しておいた方がいいと強く思う今です。