悩んでいる人に励ましの言葉は届かない
朝通勤note 10日目!
今日も朝アップまで至らず、お昼に上げる。
今日は私の大好きなにちてん(「安住紳一郎の日曜天国」というラジオ番組)の話をしましょう。
ところで「にちてん」は「日天」「日10」どう書くのが正しいんですかね。
にちてん愛については↓に別に書いたnoteがあるので置いておきます。
にちてんが好き!!と豪語しながら、最近はかなり周回遅れで聞いておりまして、昨日やっと10月6日分を聞いたのです。1ヶ月以上遅れてますね。(安住さんに言わせるとリアルタイム聴取者ではない「非正規」リスナーです、はい)
10月6日は安住さんが夏休みでお休みということで、代打で声優の佐倉綾音さん(あやねる)がパーソナリティを務めていらっしゃいました。
この前の週から安住さんから「来週は代打で声優の佐倉綾音さんです」と紹介があって。私は恥ずかしながら名前だけではぱっと分からなくて。
なんでまた声優さんなのだろう(これまでの代打の方とは一味も二味も違う)。でも安住さんが敢えて全く経緯とかを話さないところを見るに、絶対何かあるな!と思い聞き始めました。
で。
うわあ、この人、話うっま、ってなりました(語彙力)
ちなみに経歴や声を当ててらっしゃるキャラ名を聞いたら声優さんにあまり明るくない私でも知ってるキャラがいくつかあって、声優さんとしても素晴らしい活躍をされている方だということも覚えることができました。(特に今「らんま1/2」はリアルタイムで観ているので、おお!っとなった。九能小太刀役。)
まずですね。
初め、「声優」さんということで、自身が15歳からのにちてんのヘビーリスナーであることを紹介しつつ、にちてんリスナーには馴染み深い、完熟マンゴーさんこと声優の田中敦子さんのお話から話を広げ始められたのですよ。
田中敦子さんはつい先日ご病気で亡くなられてしまったのですが、その話題の触れ方がですね。
「亡くなった」という言葉やそれに類する言葉を全く使わず、そして必要以上にしんみりさせずにお話されていてですね。
うわぁ、この方、めっちゃ言葉の使い方が上手い人だああああ、となり一気に引き込まれました。
私、話が上手い人というか、言葉のチョイスが絶妙に上手い人、メッセージとかで凡庸なことでなくぴりっとスパイス効かせつつセンスのいい言葉で端的に書く人とか、
めっちゃ好きなんですよ。憧れちゃう。
それで、あくまで私という狭い世界で見ていて思うことなので、一般論では決してなく一個人の私論なんですけれども。
女性の声優さんって、こういう聡明な方多くないですか…?
「女性の」と敢えて付けたのは今の時勢柄よろしくないことはよく分かっているんですが、でもやっぱり女性の声優さんにめちゃくちゃそういう方が多い印象がありまして。私の中で。
最近、私がほんの少し「声優さん」という界隈に興味を持ち始めているところに、こんなラジオ聞かせられちゃったら、もう、入っていくしかないですよね、この界隈に。
どなたか詳しい方いろいろ教えてください。
と。ここまでは、私が書きたかったことの前段階のお話。本題はここから。
オープニングトークでですね、あやねる自身が不登校だった頃があり、その頃出会ったのがにちてんだったのだ、というお話を面白おかしくして下さり。
そして番組の終わりにですね、実際不登校だったお子さんを持つ親御さんからのメッセージを受けて、
「不登校になった、この心に周りの励ましの言葉は、基本的には、届きません」
と、もう、それはそれは、はっきりと明言されたんですよ。
これが最後の最後に痺れさせられまして。
私自身、つい最近までニートで無職で、
一番悩んでた頃は正真正銘の「引きこもり」をしておりまして。
ほんっとうに、そうなんですよ。
むしろ、励ましの言葉なんて、攻撃するヤリでしかなかったりする。
私の場合は更に捻くれていて、励ましどころか、心配の言葉すらヤリや剣やに感じていたんですが。
実際、私の父が、再就職のためのリワーク施設みたいなものの資料を、ぽんっと私の部屋の前に置いて行ったことがあったんですけど、
もう。これが。
腹が立って仕方なかったですね(笑)
正直いまだに根っこに残っていて(それだけじゃなく色々な積み重ねなのですが)、父とは気持ち距離を置いてます。かなり遅れてきた反抗期です。
父が全く悪くないことは頭では理解してるんですけど、その感覚の不一致みたいなものをまざまざと認識させられてしまい、ああ多分心の奥底からこの感覚を共感することは、この先もないんだろうなぁ〜と思うと、ちょっと距離取っときたいなーとなってる今、って感じです。あくまで今は、ね。
とにかく、まじで。
悩んでいる人のことは、放っておくのが一番だと私も思います。
ただ私の場合は引きこもり自体は実質1ヶ月程度で自然に終わりましたけど、これが1年とか2年とか長くなってくると、もうどうしたらいいんでしょうかね。本当に難しい問題だと思います。
加えてあやねるさんは、
「(ラジオなどの)自分だけに向けられたわけではない言葉を、こっそり影からのぞいて、あっあんなこと言ってる人もいる、と勝手に感銘を受けて救われたりしていた」と話していて、
いやこの人、言語化うっまーーとその日何度目かの感想を持ちながら、首がもげるほど同意して聞いてました。
そしてやっぱりこの言葉は響く人にはとても響いたようで、その翌週この言葉に救われたというメッセージが届いていましたね。(安住さんともなれば休みを取るだけで救われる人がいる)
でも確かにラジオというか、言葉がメインのコンテンツというのは特に、気分が下降気味のときほど摂取したくなるのはあるかもしれないなぁと感じていて。
というのも、ただ歩いているだけのときや寝る前などに、外から無理矢理にでも言葉を入れておかないと、自分の中から永遠に湧き出る負の言葉や感情で、頭の中がチリチリと焼かれ続けるんですよね。
でも今は精神が安定しているので、普通にぼけーっとしながら何も聞かずに歩けるんですよ。考え事はしてますけど、そんな負の感情ではなく無機質ななんてことない考え事ができるようになっている。なので、わざわざイヤホン取り出さなくてもいいかーとなる。
だから今聞けていないにちてんが1ヶ月分もたまっているのもそういう理由なのかな、なんて思いつつ。
とにかく、こういう聡明な言葉遣いが出来る方、本当に憧れます。どうやったら近づく事ができるだろう。
今回の放送が聴ける公式のYouTubeリンクです。↓