ビジネスのパラダイムシフト
ここ数年、仕事をいくら頑張ってもビジネス的な成果が出ないと感じています。実際に手掛けた仕事は評価されてそれなりの結果を出しているのですが、会社のボトムライン、ようは利益にどれほど貢献しているのかと考えた時、昔に比べて貢献度が1桁くらい少ないということです。
こよ原因はある程度明確で、ビジネスのパラダイムシフトが起こっているからだと思っています。
パラダイムシフトとは、アメリカの哲学者、科学史家のトーマス•クーンが科学革命の構造の中で提唱したもので、科学の世界である画期的な業績が出るとしばらくの間はその業績を基礎として研究が行われるのですが、その期間をパラダイムと呼んでいます。新しい業績が出てくると基礎となるものが変化するので、それをパラダイムシフトと言っています。
さてビジネスの世界でも、アナログの世界観、実店舗での商取引が基礎となってビジネスの戦略が構築されていましたが、ご存知の通り、ここ数年ビジネスのあり方、市場環境がデジタルへの比重を移しています。
パラダイムが変わってもそれに気付かない若しくは気付いていてもパラダイムシフトという影響力を見誤ると、少しビジネスをデジタル寄りにしても効果が出ないという結果になってきているのではないでしょうか。
我が社も今年度より本格的にデジタル化をすすめていますが、全ビジネスのデジタル化は一年くらいかかるかなと思っており、それまで冒頭のように苦しいというか、なんかしっくりこないというか閉塞感ある感じにならざる得ないのかな。あくまでも、ビジネスの成果としての話で個人的には楽しい仕事です。
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