見出し画像

ミルスペックワイヤー

 純度99.99%の純銅を亜鉛メッキした、導線抵抗の低い芯線。そして耐熱、耐候、耐老化、耐薬品製に優れた極薄の被覆は、不純物を含まない証明としてRoHS2規格をクリア。他の配線とは一線を画する性能で、氷点下の外気から超高温のエンジンルームまで長期に渡り確実な性能を約束します。

 一般的な銅線は、被覆を剥がして空気に曝されるとすぐに酸化してこげ茶色の酸化膜(絶縁体)が生成されてしまいます。
 ミルスペックワイヤーは被覆を剥くと銀色の芯線が出てきますが、これは銅の酸化を防止するため銅線一本一本を亜鉛メッキでコーティングしてあるからです。耐酸化性を高めると同時に、そのまま加締めることが出来る作業性を兼ね備えています。

 実際にミルスペックワイヤーを使った御客様からは、「驚くほど細い」とのコメントを多く頂いています。AWG20や0.5sqというサイズ表記は「芯線」の太さであって、被覆を含めた太さではありません。芯線の太さは同じでも、ミルスペックワイヤーは被覆が極薄なので、細さを感じるのです。
 例えばAWG20の被覆を含めた外径は1.32mmですが、一般的な自動車用配線の場合1.9~2.1mmです。

 次に多いコメントは、「線が硬い」です。銅線の純度が高くなるほど配線自体の硬度は高くなります。ミルスペックワイヤーの銅線は純度99.99%なので、銅線の硬さ=高性能の証です。不純物が少ないということは、低抵抗=発熱のしにくさに繋がるため、無駄に太い配線を選択する必要が無くなります。
 御客様の中には、オートバイやオーディオのフレームや配管の中に配線を通す際に「配線が硬いお陰で通しやすい」と、作業性の良さから選択をしてくださる方もいらっしゃいます。

 その他、ご質問がありましたら、お気軽に御連絡をお願い致します。

いいなと思ったら応援しよう!