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異彩な4人の話。(短編集)

第一章

とある21時のインターン会議。

毎週定例で行われている(はず)なのだが、一度も決められた日時に始まったことがないインターン会議。

今回も安定に会議場所として、焼き肉屋さんの安安に呼び出された。

席に行くと、5人ほどがすでに集まり、お酒がかなり入っている状態である。

(これはもう絶対に会議はできないだろうな。)

と思っていたのも束の間、主任がテキパキと元料理人のボーイを操り、真面目な3人でのインターン会議の席と早変わり。さらにはその間に隣の席でお肉を焼いておいてくれるということになった。

なんという華麗な連携プレー(主従関係)。
この2人の友人(主従)関係は今後も注目である。

第二章

無事に会議がひと段落し、美味しく焼いていただいたお肉を食べていると、恒例の飲み会の席とまた早戻り。

すると、謎の陽気な女性が登場する。

スマホの通信費が払えず、Wi-Fiだけで生活しているという女性。

外国人旅行客なのか、、、?とツッコミそうになるのをこらえ、そんな切羽詰まっているのに陽気に飲みに来ていることにもまたツッコミそうになる。

しかも、仕事もちゃんと稼げる職種に就いているのだ。

それなのになぜ通信費が払えないのか分からない。

本人も分からないらしい。

それがよく分からない。

まったく分からない。

しかし、本人はとんでもなく明るい。
空元気とかではなく、根が明るい。
羨ましいほどに明るい。

そのマインドで生きる女性は強い。

第三章

場所をうつし、モテアマス常連の立ち飲み屋へ。
みんな良いかんじにお酒がまわり、話が熱くなってくる。

美容師の女性もその1人。独立して、お店をもちながらも好きな旅を続けているパワフルな女性。

ほぼ初対面でじっくり話をしたわけではないが、人の良さが滲み出ていた。

話し方とか、人との接し方とか、美容師としての目標とか、多少酔っていても、ブレない人格の良さ。

独立してやっていけている所以はそこにあるのだと分かる。

かっこいい女性の生き方である。



異彩で個性豊かな4人。
モテアマスには人間味が溢れた人たちが自然に集まってくる。


インターン日記8。





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