十色
とある理由で漫画専門の編集プロダクションを辞め、自暴自棄になり、自堕落な生活を送っていた響政宗。 27才になった彼は、フリーター時代の友人と一緒にファミリーレストランにいた。 響とその友人の話題は、『どうして編プロを辞めてしまったのか』について。 響は漫画の編集は大好きだった、天職だと感じる程に。 しかし、彼は辞めざるを得なかった。 ひとつのケジメをつけるために。 と、そこに。響とその友人の会話に、突然割り込んできた人物。 その人物はブレザーの制服をまとった、一人の女子高生だった。 その彼女が、むさ苦しい男二人の会話に突然割り込んできた。 青春をスタートする者と、青春を取り戻す者。 27才のダメ社会人と、漫画家を夢見る17才の女子高生。 そんな二人の物語。
僕が罹患した遅発性ジスキネジアの体験談を綴っていこうと思っています。僕の頭の中の整理も兼ねているけれど、もし僕と同じ病気で苦しんでいる人がいたら、そして、それが僕の体験談で少しでもお役に立てることができたら。そういう思いで、このエッセイを始めてみました。
女の子が苦手な但木勇気(ただきゆうき)。 彼は女性恐怖症を克服するために、隣の席に座る心野雫(こころのしずく)と友達になることを決意する。 心野さんはとても大人しくて妄想大好きな女の子。但木勇気が勇気を出して心野さんに話しかけたことがきっかけで、最初はぎこちなかった二人の関係は徐々に変わっていく。 だけど、それが発端となり、但木勇気は不思議な体験をすることになる。 果たして但木勇気は女性恐怖症を克服することができるのか。 そして、心野さんが抱えていた『とある悩み』はどう変化していくのか――。 そんな、一風変わった不思議なラブコメです。