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春巻き、好きな食べもの
「大好きな食べ物ってなんですか?」
って質問は悩むけど、でも色んなことを想像してしまうのでちょっと楽しくもあります。
好き、といっても、食べものの場合は「味」「食感」「香り(匂い)」「のどごし」「思い出」「そのものの歴史」「エピソード」など幅広い。
例えば「豚汁」ひとつ取り上げても、「あの里芋が好き(いきなり芋論争」?)」とか、「子どものころのマラソン大会で振る舞われた豚汁がおいしかった(多分この記憶がある人はけっこう年嵩いってるはず)」とか、いろんなエピソードに遭遇します。
当然、好きなものの話だからほとんどがニコニコの笑顔と共に語られる。ひとつに選んで、と言われれば苦悶の表情を浮かべるかもしれないけど、ルールもなく好きなものの話をするときは皆んな楽しそうですよね。
自分にとって大好きなもののひとつが「春巻き」。どれも同じようでいて、意外とバリエーションが豊富なのです。
よくあるのが、たけのこや豚肉を細切りにして、とろみのある餡に仕上げて包んで揚げたもの。ピーマンやパプリカが入っていたり、もやしだったりと組み合わせの幅も広く、いろんなところで見かけます。
そういういつもの春巻きも好きだけど、個人的に大好きなのは餡ではなくドライなタイプ。春雨とひき肉とニラを炒めたやつとか、ささみとしそをくるっと巻いてあげたやつとか。
実家の春巻きは、春雨、ネギ、ニラ、タケノコ、ひき肉、エビなどをあっさり&たっぷりぎゅうぎゅうに包んであげた太いものでした。巻き寿司でいえば中巻きくらいの大きさの春巻きを、辛子酢醤油で食べるのがなんともおいしかったのです。
そして最近見つけたのが、写真の春巻き。北陸の地方都市にある町中華の定番メニューのひとつ。皮も市販のやつではなくて、たぶんお店の自家製のはず。そこに食感の残る野菜とお肉を炒めたセミドライな具を包んで揚げたもの。
パリパリ食感というより、ザクザクとしたおいしさ。慣れ親しんだ辛子酢醤油ではなく、塩コショーでいただくのも楽しいのです。そこに冷たいビールがあれば、グビグビ、ザクザク、めちゃくちゃ楽しくて幸せな時間になります。
春巻きって、難しそうで、意外と簡単につくれるんですよね。特に水分少なめの具材であれば、皮が破裂することも少なくて、気軽にチャレンジできる。自宅にあるものを好きに組み合わせてもおいしいし、失敗を恐れてハラハラしながらビールを飲むのもまた面白い時間になります。
こんなことを書いていたら、私も春巻きが食べたくなりました。今は我慢して、週末に新しい組み合わせでチャレンジしてみようかな。今から楽しみです。
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