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HSS型HSP 噛み締めたい
HSS型HSPで看護師をしています。
これは、HSS型HSPという、刺激を好むけれど、繊細な、相反する気質を持つ自分のお話です。
HSPの性質として、感受性や共感性が人よりも高い、他人の感情に過敏に反応しやすい、物事を深く細かく処理しようとするところが、あるのです。
幼少期から、噛み締めるということが得意で大好きな私。
例えば、保育園の卒園式では号泣しました。しかも、年小さんの時から。
もちろん、自分の卒園式でも号泣なことは言うまでもありません。
先生にお世話になったな〜とか、友達とたくさん楽しいことがあって幸せだな〜とか、みんなに大事にされて感謝だな〜なんて考えていたから、恐るべし!です。
卒園後も、保育園を思い出し「いつのことだか、思い出してごらん〜🎵なんて聞くだけで、目がウルウルしていました。
だけど、周りや、両親から変な目で見られたのは、今でもとても覚えています。母親から、恥ずかしいと他の父母と話しているのを見て、「こんな感情になるのは変なことで恥ずかしがられてしまうんだな」と思いました。
また、小学生だった時は、国語の授業が大好きで、教科書に出てくる文章や事柄に深く感銘を受けたものでした。
小学生にして、「国語の教科書ってほんといい話いっぱい載ってるよね〜」なんて誰も共感してくれないことを友達に話していました。
授業中によく先生が、「この主人公の気持ちは?、この時どんな気持ちだったか?」と言う問いかけには、敏感に反応し、深く掘り下げ模範的な回答をしたり、深く考えすぎて超越した回答をしてしまい、誰もついてきていないと思うこともありました。
そのせいか、深く考える必要のない、いわゆる暗記ものは極めて苦手な子供でした。ただ、覚えるなんて、なんてつまらないことだと思っていました。
言葉で説明するのは難しいと感じるのですが、自分の中で深く噛み締めて、それが納得できた時に得られる快感はなにものにも勝ると思うのです。しかも、それが言語化できた時には、最高すぎて自分が何者にもなれそうな、できそうな気がしてしまう万能感に酔いしれてしまうのです。
大袈裟に聞こえるかもしれませんが、それくらい心が震えるんです。
いつも、どんな時も全てに深く感じるわけではないのですが、例えば詩や、俳句、ドラマのセリフ、音楽の特定の調和や音階、リズム、楽器の演奏の仕方、音や転調もにも。
かつて、同じ曲の中の一部の転調する部分が好きすぎて、恍惚とするほどその数秒だけを何度もリピートした記憶もあります。
小学校で習った「ごんぎつね」なんて、深く味わったな〜と懐かしくなります。
そんな私には、吉野弘さんの詩がよく沁みるのです。
「夕焼け」「菜々子に」「ほぐす」「祝婚歌」などなど、言葉を紡ぎ、深く味合わせてくれる。
もしかしたら、吉野弘さんもHSPなのではないかな?なんて想像を膨らませてしまう。
残念ながら、友人にも親にもわかってもらえないことはわかっているし、言ったところでへぇ〜なんて流されたりしたら、それこそ私の敏感で繊細な気持ちが傷ついてしまうので、しなくなりました。
そして、共感してもらえる人がいることを信じて、noteに想いを綴ってみました。