4冊目:読んだら忘れない読書術
この本は、精神科医が脳科学によって裏付けされた読書術をいろいろ紹介している。その読書術自体もとても役立つ内容だけど、この本がすばらしいのは、読書が自分の人生にどれくらい大切なものを与えてくれるか、をすごく説得力のある内容で説明してくれること。
この本を読んだら「読書がしたい」と思わせてくれる。
楽しむ読書でないといけない
しかし、本を読む動機は、「楽しいから」であって、「自己成長のため」であってはいけないのです。「自己成長のため」「仕事に役立てるため」を読書の目的にすると、やがて苦しくなってきます。なぜならは、「自己成長する」「仕事で活かせる」という結果は、本を読んで1、2か月で出るものではないから。
そういえば、最近は読書が楽しい。
1日に1冊テンポよく読めるようになってきたのも、楽しく感じる理由かもしれない。
こうやって、Noteに感想を書くのも楽しい。
まだ全然拙い文章だけど、ちょっとずつ書くスピードが上がっていっているのも楽しい。
やっぱり「楽しむこと」って大切だ。
運命の1冊を探す
本には他人の経験・体験がたくさん書かれています。自分が一生かかっても体験できない、何千、何万という生き方、生き様を本から学ぶことができます。
そこに、自分にピッタリと合った自分の天職、自分の生きがい、ワクワクする自分の夢などを見出す可能性は、非常に大きいのです。
あなたも「運命の1冊」と出会うことができれば、自分の人生を大きく変えることができます。
自分の体験からも、「これは本当にそう!」だと思う。
自分は大学生時代に「箱」という運命の本に出会った。
その本で自分の心の中のことを気づけたし、こういった気づきを本から得られるということに衝撃を受けた。
それまで、全然読書なんてしなかった(本を読むことは苦手だった)のに、その本によって変われた。
何冊かに1冊は、こういった自分に大きな気づきを本が与えてくれる。
それは自分の経験だと気づくことができなかった気づきだ。
内容を覚えていなければ、早く読んでも意味がない
読書において読むスピードは、あまり意味がないのです。30分で1冊読めたとしても、内容を説明できない、あるいはその本について議論できないのであれば、読んでいる意味がありません。記憶にも残らないし、自己成長もしないのなら、ただお金と時間を無駄にしたにすぎません。
読むスピードは意味がないというのは、ちょっと極論な気もしなくもないけど結局は本の内容をしっかり吸収しないといけないということ。
でも、全部本の内容を覚えるのは不可能なので、どこまで出来ていれば十分なのか?そこについても以下のように説明されている。
私が考える「本を読んだ」の定義は、「内容を説明できること」、そして「内容について議論できること」です。
基準としては、わかりやすい、気がする。。。
「本を見ずに、その本の概要を書けて、自分の意見が言える」ということかな。
まとめ
読書の大切さに改めて気づかせてくれる、とてもいい本。
時間を空けてまた繰り返し読んでみたい。
読書術については、アウトプットを意識したり、スキマ時間や15分などの時間間隔を意識したり、適度に時間をあけて読み直したりといった、他の本でも紹介されている内容と似ているところが多かった。
どの本でも紹介されているということは、それだけ効果が期待できるということでもあるけど、読書術の点では新しい気づきはなかった。
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