2冊目:本の中身が頭に入ってこない人のための読書のルール
昔にKindleで購入していて一度読んだ本を読み直してみました。
本の内容を人に伝えれることで本を理解できたことになるということを説明している内容でした。人に伝えるための本の読み方や記憶への定着の仕方などが分かりやすく説明されていました。
Kindle版だと300円ちょっとで購入できるので、買って読んでみるのもおススメです。
同じテーマの本を複数冊読む
1冊目は、ほとんど知識がない状態なので、読むのに時間がかかるかもしれません。ですが、2冊目、3冊目になると、知識が積みあがっていくため、読むスピードが上がります。また、複数の本を読み比べることで、「1冊目にも同じことが書いてあった」「これは1冊目と違う意見だ」と、共通点や相違点に気づくことができます。
明確な目的のために本を読む場合は、この本に書かれていた通り複数冊読んだほうが読む時間も短くなり、得られる知識がリンクされてより身につくように思います。実際に、読書法の本を複数冊読んでみて「あの本はこうだった」「この内容はあの本でも言ってたな」と比較することで、記憶への残り方が違うように感じました。
繰り返し復讐する
復讐を繰り返すことで、脳は「何度も目にしているのだから、この情報は大事なんだ」と考えるようになります。
(中略)
【復讐の方法】
①メモを見返す
②目次を見て、内容を思い出せない項目だけ読み返す
③本の内容を人に話す
英単語を暗記するのも1回見ただけじゃ無理ですよね。すごく当たり前のことなんだけど、本を1度読んだだけで内容を覚えておくことも無理ですよね。こういった当たり前のことに改めて気づかされました。この本では「ちゃんと人に本の内容を伝えれるかどうか」が理解の基準として扱われていました。
ブックレビューに「感想」は書かない
SNSやブログにブックレビューを書くときは内容に気を付けましょう。ブックレビューを書く目的が、「記憶の定着を図る」ことにあるのなら、「本の概要を書いてみてはどうでしょうか。
本の内容を振り返るために書くわけですから、「私はこう思った」「この部分がおもしろかった」という「感想」は必要ないと思います。
そうかな?
本の概要をまとめて書くのは確かに大切だと思います。けど、自分の考えも併せて書いたほうが記憶に残るような気もします。概要だけのブックレビューより読んだ人の考えがある記事のほうが読む側も面白い気もします。バランスは大事かなとは思いました。
本の内容をわかりやすく人に話すには?
本は読んだら読みっぱなしではなく、アウトプットすることでより理解が深まります。読んだ本の内容をビジネスで生かしたいと思ったら、「著者が本の中で伝えたかった真の目的は何か、それを自分はどう受け止め、どう考えているのか」ここまではっきり言えないと、「読んだ」ことにはなりません。
「本の真の目的」という1点だけに絞ってしっかり説明できること、自分の考えを言えること、わかりやすい基準でぜひ意識してみようと思える内容でした。
まとめ
本の内容を人に伝えるというアウトプットに主眼を置いて読書をする内容の本でした。内容には納得する部分も多く、記憶という観点でいろいろな方法を説明されていたのは、こちらで読書メモを書いた「死ぬほど読めて忘れない高速読書」と同じでした。どうしても読書といえばインプットだと考えますが、あくまでアウトプットのための読書と考えたほうが、効果的な読書ができるように思いました。読書の目的を持つというのは、同じ意味でもありますよね。
一方で、人に本の内容を話すという機会はなかなか自分にはないので(単純に読んだ本の内容を人に話すのが恥ずかしいので)、そういう機会を作ったほうがいいのかな…とちょっと考えさせられました。