FREDERHYTHM TOUR 2019 season1『夜にロックを聴いてしまったら』ライブレポ
こんにちは。こんばんは。
DAです。
ただ今、4月14日0時21分。FREDERHYTHM TOUR 2019 『夜にロックを聴いてしまったら』編、明けの夜です。今回は、このライブのレポを!書いていこうと思います。
順を追って、振り返っていこうと思いますが、今現在、ライブ当日の熱のまま書いているので、正確ではないのをご了承ください。
それでは、check it out!!!
はい、まず一曲目は…
と、一曲目に触れる前に!
一曲目に入る前のSEに触れます。焦らしますよ〜
ライブ始めのSEも、もはやフレデリックのライブの醍醐味となっていますが、今回のSEは『夜にロックを聴いてしまったら』のRemixでしたね〜。
インストだけでも、『夜にロックを聴いてしまったら』のワクワク感が、会場全体に染み渡っていく様子が、辛抱たまらんSEでした。はい。
『夜にロックを聴いてしまったら』編は、今回だけなので、今後このSEも変わっていくのでしょうか?season2までのお楽しみってことですね〜。焦らしますよね〜。はい。
そうして、健司さんの「フレデリズムツアー、始めます」の声で始まるのが、一曲目の『LIGHT』です。
個人的に、『LIGHT』は、Light LIVEでの初出しの時から何度も聴いてきた思い入れのある曲なのですが、初めて聴いた時の新鮮さとはまた違った、『みんなのフレデリックの曲』になった『LIGHT』だったなぁ、と思いました。
飄々ツアーでは、『NEON PICNIC』から繋がる曲順だったことで、『夜が明けて朝になる清々しさ』みたいなものを感じましたが、今回『LIGHT』を一曲目に持ってくることで、これからやってくる(であろう)『夜(にロックを聴いてしまったら)』の気配に、ソワソワする一日の始まり、のように感じました。
本当に、本当に勝手な解釈ですが、飄々ツアーで明けた夜の続きを描いたライブなのでは???と思っています。本当に、勝手な解釈です。
そして2曲目の『リリリピート』に続きます。
『リリリピート』で、私が特に感じたのは、
「康司さん、なんかめっちゃ歌うまくなってない?」
と、大変上から目線みたいな感想ですが、思いませんでしたか?
康司さん、強弱のつけ方がめちゃくちゃうまくなってるなぁ、と。
ファルセット効きっぱなしのコーラスから、ソロパートに入るまでがあまりにスムーズで、個人的にそこが感動ポイントでした。
そして、『TOGENKYO』『スキライズム』と繋がるのですが!
繋がるのですが!!!
ちょっと私がいたブロックが、荒れに荒れて、あまり集中して聴いて観て、が出来なかったので、この二曲に関しては、割愛させてください…無念…
会場が、荒れに荒れて、もはや大火事!みたいになったところで、盛大な機械音とともに、大量のスモークが会場を包みます。
「なんだ?なんだ?」とざわつく一方、会場に充満するケムリに気を取られて、観客の上がりすぎた熱も、だんだん治っていきました。
完全に、観客を手の上で転がすフレデリック、最高ですね。
そうして始まったのが『うわさのケムリの女の子』です。
『掴めぬあの子を 捕まえに』
のフレーズの通り、ケムリの中の見えそうで見えない彼らの姿を追いながら、でも音楽に揺らされながら、会場もそれまでと打って変わって、ゆったりゆらゆら、そんな空気に包まれていました。
ケムリまみれの、いえ、雲まみれ会場に、突然一本のレーザーが走ります。
レーザーの行き先は、ステージ後方の幕。レーザーが幕に当たった瞬間、照明で水の波紋が描かれました。
何度も何度も、降り注ぐ水滴は、やがて雲から落ちる雨になって、雨に濡れる会場に流れるのは、健司さんの声が奏でる『RAINY CHINA GIRL』です。
この曲の中盤で、健司さんと康司さんの掛け合いになる箇所がありますが、その康司さんが歌っている時に、健司さんがオフマイクで
「気持ちええな」
とおっしゃっていた口元を!私は見逃しませんでしたよ!!
健司さんのこの言葉通り、手を上げて音に乗る人、体を横に揺らしながら踊る人、それぞれの一番『気持ちええ』音楽を、会場全体で楽しめたような気がしています。
雨が降り注いで、降った雨が流れ着くのは… 海!
次の曲は『人魚のはなし』です。
健司さんのアカペラから始まったこの曲。会場にいる全員が、ピンスポに照らされる健司さんに釘付けでした。多分。そうですよね?
それくらい、素晴らしい曲入りでした。
この曲の2番のAメロ、
『まぶしい太陽を目にした彼女はひとつ思ってました
あの燃えてる球体は一体なんなんだろって考えた
日差しから 突き刺さる
熱い思いを掴んで黒こげにさせる
その心のモヤモヤは誰が作ったものなのかも知らずに』
ここで、真っ青に照らされていたステージに中央に向かって、オレンジ色のピンスポが当てられました。
太陽に照らされて、熱い想いを掴んで黒焦げにされるように、身体をくねらせながら歌う健司さんは、あの瞬間、本当に人魚のように見えました。
そして、これは私だけかもしれないのですが、この曲のサビの
『ハローの次に使う言葉を 考える年頃なんです
井の中の蛙何も変わらず ただ待っていた』
というフレーズを歌う健司さんに、康司さんが憑依しているような気がしながら聴いていました。
『三原康司が書いた歌詞を、三原健司が歌う』というフレデリックの根幹とも言える部分で、頭部をガツーンと殴られたような感じがしたんですけど、しませんでした??
人魚が泳ぐ海から、だんだんと濁った密林の川に観客を誘うのは、腹の底から響く武さんのキックを踏む音と、康司さんのキーの高いコーラス。
だんだん近づいてくる隆児さんの足音も聴こえてきます。
健司さんの
「他所のピラニア」
という声から、青く染まっていたステージに、赤い照明が混ざります。
水の中に漂う血液を辿るピラニアの姿がありありと目に浮かびました。
この曲のサビ、健司さんがメインボーカルで康司さんがコーラスだったのですが、
健司さんの苦しそうな表情と対照的に満遍の笑みで歌う康司さんが、逆にその笑顔の中に何があるのか、観ているこっちがゾクゾクする表情でした。
2番で
『やめて やめて やめて やめて』
と歌う健司さんが、あまりにも苦しそうに歌うもんだから、なんだか涙が出そうになったのは内緒ですよ?
ここで長めの舞台転換を挟んで、『USO』のイントロから始まるのは
『Frederic Acoustic Band』通称『FAB!!!』です。ビックリマークの数は、多分正確じゃないです。すみません。
FAB1曲目は、『シンセンス』です。
今まで、FABはフレデリックの曲を、バラードのアコースティックにアレンジする、というのが多かったような気が、個人的にはしていますが、この『シンセンス』、アコースティックなのにノれる。アコースティックなのに、踊れる。
これはすごい進化ですよ。
FAB2曲目は、『かなしいうれしい』です。
この曲は、『シンセンス』とは一転して、完全にバラードに振れていました。バラードならではの、感情の揺れがすごく繊細に聴こえたなぁ、と。
個人的な解釈ですが、エレキ編成の『かなしいうれしい』は、『恋は、うれしいけど、時々かなしい』という気持ちを描いているように感じますが、アコースティック編成では、『恋は、かなしいけど、時々うれしい』気持ちを描いているように感じました。
そして、MCを挟み、再び長めの舞台転換。
あれ?転換長くない?
と思った矢先、
武さんの思いっきり踏むキックの音。
まじでビックリした。多分ちょっと会場が跳ねたと思います。
『後半戦、まだまだいけますか?』
という健司さんの声に煽られて、会場の熱は再燃。本物の火が出る演出は、今回なかったですが、火が出るほどの熱気に包まれたのは『まちがいさがしの国』です。
みなさん、この曲やると思いました?
思いませんでしたよね?
本当、そういうとこかましてくるバンド、フレデリック。
『ゆりゆられゆられられられないで』
の時、康司さん揺れすぎて、この大揺れでベース弾けるのすごいな、と思いました。映像ないかなー、本当に大揺れでした。
次の曲は『KITAKU BEATS』です。
ここから怒涛のラストスパートが始まります。いやマジで、怒涛でした。
1番のサビ、
『くだらない くだらない くだらない ビートはやめて』
という、康司さんパート。FABバージョンの歌い方でした。
弟厨は、多分みんな好き。好きでしょ?私は、好きです。
『KITAKU BEATS』をライブで聴くと、「帰りたくないよー!!」という私の中の駄々っ子が騒ぎ出すのですが、『KITAKU BEATS』のアウトロから繋がる、次の曲が『オワラセナイト』。非情。
ライブは始まったら、終わるんですよね、帰らないといけないんですよね。
『始めるために、オワラセナイト』
とっても沁みました。
Cメロの手拍子が、本当に、「今までで一番音大きいのでは?」と思うくらい揃っていたような気がします。
そのあと続くのが、『オドループ』です。
『オドループ』といえば、もはやライブの定番となった『赤頭反り』。
今日も、素晴らしい反りでした。
そして、観客の!合唱が!すごかった!!会場音源出せるよ、ってくらいの音量でした。
だんだんレポが雑になってきていますが、気にしないでください。眠たい。
『フレデリズムはどうでしたか?
次は、新しいフレデリズムからです(注:意訳です!!!)』
という健司さんの声から始まったのは『逃避行』です。
赤と黄色のレーザーと照明で照らされた会場は、MVに出てくるステージそのものでした。ただ、ノリノリで揺れているとクラップを忘れます。注意です。
1番のAメロで、
『見つめあったのは 起点と終点の二人』
と歌う健司さんが、両手の人差し指と中指で目を隠しながら歌っていたのとても可愛らしくて、大変可愛らしくて、みんなパニックでしたよね、え?私だけ?
個人的に、今までのライブでは、康司さんは観客の声や盛り上がり方に、あまりリアクションしないような印象を受けていたのですが、今回の『逃避行』で、クラップやコーレスが起こるたびに、嬉しそうに笑う康司さんが、強く焼きついています。
『逃避行』の余韻も冷めやらぬまま、始まったのは『エンドレスメーデー』です。
強い。とにかくこの曲は、強い。
カッティングもベースラインもシンコペーションを作るドラムも、強い。夏の熱と爆音で、脳みそをかき回されるような、そんな感じがしますね。
早く夏フェスで、『エンドレスメーデー』が聴きたい。
そして、本編最後の曲が『飄々とエモーション』です。
もう、大ボス。『エンドレスメーデー』が中ボスだとしたら、『飄々とエモーション』は大ボスですよ。ジュニアクッパとキングクッパみたいな感じです。知らんけど。
今日のシンガロングは、康司さんもマイクの前に出て、会場全体に叫びかけている感じが最高でした。
バンドと観客で
「いや、俺らの方が、飄々のこと好きやから」
ってバトルしてるみたいな、音と音のぶつかり合いが、最高に気持ちよかったです。でも、アウトロに続くシンガロングでは、バンドと観客の声が一体になって響いている音の形が見えるような気がしました。
そしてアンコールです!
アンコール1曲目は、『夜にロックを聴いてしまったら』です。
やっぱりこの曲は、好奇心というか、ワクワクを掻き立てられる曲ですよね。だんだん増えていく音が、
『夜にロックを聴いてしまったただの音楽好きが、
バンドを組んでしまったら、こんな素敵な音楽ができてしまって、
春を連れてきてしまった』
そんな春らしいワクワクがありますよね。生で聴くと、その音の一つ一つが出会う様子が、視覚でも体感できました。
この記事の最初に書いた、「このライブは、『LIGHT』から始まる一日を描いているんじゃないか」という話、ここで繋がってくるのですが、
『前回の飄々ツアーも、アンコール後最後の曲は飄々だったし、今回は夜にロックで終わりかな、アンコールは一曲かな。』
って、思いませんでした?
私は、めちゃくちゃ思いました。
健司さんのMCを挟んで始まったのが、ラストの『ハローグッバイ』です。
「出会いと別れの曲を歌います。」
の声で始まったこの曲。イントロが流れた途端、涙が止まらなくなったのは私だけじゃないはず。
『知らない両手に手を貸して 見えない両手に立ち向かう』
この部分を歌う健司さんが、ほんの少しだけ隆児さんの方に手をやっていたのが、個人的にグッときました。そして、そのあとに続く
『守ってあげなきゃいけない未来は 一番近くで待ってる君なんだ』
で、観客の方を見てニコッと笑った健司さんを見て、また涙が溢れたのも私だけじゃないはずです。ですよね?
始めるために、『オワラセナイト』と終わらせた季節の先には、
『夜にロックを聴いてしまったら』始まった春と、
出会いと別れの季節である春。
この二曲を並べて、この(平成最後の!)春に彼らがライブをした理由を熟考せざるを得ないような、そんなアンコールでした。
ライブレポ、終了です!!!!!
長いって言ってんだろ!!
思い出したことがあれば、追記します。
曲順の考察は、多分別の記事でやります。
おやすみなさい。