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JAPAN JAMライブレポ


こんにちは、DAです。
こんばんは。


さてさて、

10連休なんて永遠に続くやん!

と思って疑わなかったGWも、儚く散り、灰色のウィークデーに戻ってきてしまったわけですけれども、

そんな灰色の暮らしに潤いを取り戻す為、俺たちの黄金のGWの話をしましょう。



今回は、 JAPAN JAMのレポです!

この記事では、フレデリックのライブについてしか触れられないですが、いつか他のバンドについても話していこうかなとね、思っています。
どのバンドも、本当に素敵で素晴らしかったんです。


では、早速
レポ始めていきたいと、思います!



まず、今回の入場SEは…


と、SEに触れる前に!!!
リハからフレデリックのライブは最高だったので、リハの話をします。

機材が配置されてから、登場したのは隆児さんと武さんでした。
お二人とも、20分ほど入念にサウンドチェックをしながらも、時折スタッフの方やお二人で談笑されていたのが、とっても印象的でした。
微笑ましくて、寿命が500年伸びますね。伸びます。伸びますよ、500年。

そして、お二人が舞台からはけた後に、武さんがもう一度ステージに現れて、始まったのは


Takeru's Drum on Stage


いや、ほんとに。
武さんの独壇場、みたいな、もう釘付けだったわけですけれども、

私の隣にいた、マイヘアファンの女の子二人組が、
それまでは自撮り業に専念していた中、Takeru's Stageが始まって、しばらくすると、携帯を仕舞って武さんのドラムプレイにジッと視線を奪われてしまっていたのがとても印象的でした。


フレデリックのファンとしては、

「ね〜!凄いの!うちのドラマー!凄いでしょ!」

って、誇らしい気持ちになってしまいますよね。
何様や。
武さん、凄いんよ!みんな見て見て、ってニヤニヤしてたのは、私だけじゃないはず、ですよね?


はい、そしてSEのサウンドチェックの後に、フレデリックの4人が登場しました。
集まったお客さんに、両手を合わせてお辞儀をする康司さんと、お客さんを見てニコッと笑う健司さん。

健司さん以外の3人は衣装での登場でしたが、健司さんは、私服の(?)黒いビッグサイズのトレーナーで登場しました。これ、めちゃんこ似合ってて、かっこよかったんですよ。
みなさんに見て欲しいです…是非に……

そして、リハーサルの曲は
『リリリピート』!
でした〜

サウンドチェックが本来の目的なので、途中でマイクがミュートになったり、音が小さくなったりしていたのですが、
その度に、お客さんが、フレデリックの音楽が鳴っていない空白で、『リリリピート』を合唱していたのが、とても印象的でした。

そして、『リリリピート』の1番を終えて、機材の調整をして、健司さんから一言、


「リリリピートを、リリリピートします」

うわ〜〜!
ドヤ顔兄さん、爆誕。


そして、もう一度『リリリピート』を演奏するフレデリック。お客さんが歌う声も、一層ボリュームを増した気がしました。


弟厨の業を背負う者としては、サビの

『何度だって何度だって
イヤフォンの中に潜む悪魔が』

の、康司さんパートが、
リリリピート前と比べてリリリピート後では、さらに力が篭っていて、眉間にシワなんか寄せちゃったりして、
とっても素敵ステキでした。
その様子を初めてこんなに至近距離で見られて…感謝感激雨嵐……でした。


「本番も、よろしくお願いします」

と、メンバーそれぞれが一礼をして、ステージを去っていきました。


これは、めちゃくちゃ個人的な話なのですが、ここまでJAPAN JAMで21ものバンドを見終えてきた身としては、

「このタイミングで、1時間の最前待機があるのはキツいなぁ」

と、思っていたのですが、
こんな濃密なリハーサルだったので、全く、心配は無用でした。
体感、待機時間は3分で終わりました。



さてさて、リハーサルが終わってから5分ほど経ち、スクリーンに映し出されるNext Artistの文字。お客さんのボルテージも上がります。
フレデリック、の文字が映し出されて沸く歓声と拍手。
後ろを見ると、一番後ろが見えないくらいのお客さんが集まっていました。


そして、流れてきたのは
『シンセンス』のSE!

あのSE、最初は低音がズンズン身体に響いて、ドキドキ緊張してきてしまいますが、その後に開けたように爽やかなシンセのメロディーが鳴ることで、大きな緊張がそのままの大きさでワクワクに変わるなぁ、
と後から考えるとそう思いますが、
いざ会場で聴くと、テンションが上がってどうにも頭が回らなくなりますね。好きです。


そして、開けたメロディーの中、健司さんの

「フレデリック、始めます」

の声の後に、隆児さん、武さん、康司さん、の順にステージに現れました。
そして、それぞれが定位置に着いて楽器を手にすると、健司さんが登場します。


お客さんを一瞥して、ニコッと笑ったあと、
ハンドマイクを手にした、その瞬間、
健司さんの表情が、視線が、刺すような強さに一変します。


一曲目は
『飄々とエモーション』
です。

赤と青の照明がけたたましく騒ぐ中、あのイントロが流れます。
ステージの真向かいで、赤く燃える夕陽も、Lotus Stageを、フレデリックを照らす照明の一つになっていて、とてもとてもエモーションでした。(???)

この日のシンガロングは、健司さんが先にワンフレーズを歌わなくても、既に大合唱になっていて、『飄々とエモーション』が、『みんなの曲』になっていることを強く感じました。

去年までは、『飄々とエモーション』は、最後に持ってきて、クライマックスを演出する曲、という印象でしたが、みんなが『飄々とエモーション』を知って、歌えるようになったことで、また一つ、『フレデリックのダンスミュージックの概念』の幅が広がったように感じました。



そして2曲目は、
『スキライズム』です!

この曲、結構周知されていて、個人的にはとても驚きました。

イントロが鳴った瞬間、
「おお〜!」
と、唸る声が聴こえて、またまた、誇らしい気持ちになってしまいました。
何ポジなんや、私は。

もちろん、その歓声は、武さんの『レベルの高いリフ』の賜物ですよね。音源には収録されていない、曲前の予備動作も含めて、『飄々とエモーション』から一転して、もう一つ新しい『フレデリズム』を提示してくれているように感じました。


『ずっと前から知っていた』

と、歌う健司さんの声が、音源よりもさらに鼻にかかった、無機質な声質になっていて、『オドループ』との親和性を改めて強く感じました。
でも、サビでは、情緒的に、でもしつこくなく、あくまでキャッチーな三原健司の声色がLotus Stageに響き渡ります。


『嫌いです』

と、満遍の笑みで歌う康司さんも相まって、『スキライズム』の二面性の真髄を、真正面からぶつけられるような感覚を覚えました。


そして、ギターソロ。

これはこれは、もう毎度のことですが、
バチバチにかっこいいギターソロをバチこい弾いたあとに、まるで

「真面目な顔しとったわ、照れるなぁ」

という、隆児さんの声が聞こえてくるような、チョけた仕草に、何度でも射抜かれてしまいます。
みなさんも!そうだと!思いますけれども!!



はい、そして次の曲です。
フェスでも定番のブチ上がり曲である『KITAKU BEATS』のイントロが鳴ります。

もう、なんというか、男子高校生が軽音楽部で演奏しているところを、覗いてしまったみたいな、あの無邪気な様相と、

それまで会場を包んでいたグルーヴの波を一気に巻き込んで、その流れを変えてしまうほどのパワーをもつキメと、

そのギャップが、ライブを重ねる毎に広がっているような気がします。


「うお〜〜!KITAKU BEATSが来たぞ〜〜!」

と、盛り上がる会場に向けて、健司さんもお決まりの煽りをします。


「JAPAN JAMどうしますか?
遊ぶ?遊ばない?遊ぶ?遊ばない?」

Lotus Stageにいた全員が、「遊ぶ!!!」と、拳を突き上げる、その準備をしていたそのとき、


「___まだ、遊ばない」

その声とともに、バンドの演奏も鳴り止みます。


「えっ?」という観客の声が、一斉に響きます。
これはもう、TOGENKYO台湾公演の「ハァ??」以来のビッグリアクションでした。

会場が呆気に取られる中、

「あ〜!これはこれは!」

と、ニヤニヤしていた方、そして、会場に来られなかったけれど、みなさんのたくさんの素敵なレポを読まれて、この場面を知った方も含めて、
ニヤニヤした方は、お仲間ですよ。ズッ友。


MCのことは、また後ほどちゃんと触れますが、あの話をした日に、この演出をしたのは

我々、フレデリックのファンが

「この演出、ワンマンでやったんよ!」

と発信することで、
フレデリックのワンマンには来たことがなく、この演出を見た人に

「フレデリックのワンマンでは、こんな度肝を抜かれる、すっごい演出が見られるのか…ワンマン行こうかな」

と、思わせる力のある演出だったのでは、と思います。


そして、その後に続くのが、3曲目
『オンリーワンダー』
です。

お預けされて、健司さんに釘付けになった会場中の熱気が爆発します。

サビでは、後ろからの、熱と圧とで息苦しさも覚えましたが、それすら『フレデリック中毒』に陥れるための一縷なのでは?と思ってしまいます。本当に、とてつもない盛り上がりでした。



そして、健司さんが短めのMCを挟み、

「夜のフレデリックはヤバいですよ?」

という言葉に続くのは、

『夜にロックを聴いてしまったら』
です。

この曲、本当に何度も言っていますが、この日は特に

『最初はそれぞれが個々に演奏し、歌っているけれど、終盤に向かってグルーヴが生まれ、バンドサウンドになっていく』

その様が、とても鮮やかで、

『ただの音楽好きが、たくさんの人の心を動かすバンドマンになっていく』

その遍歴に思いを馳せて、私は涙が溢れてしまいました。

また、これは音源でもそうなのかもしれないのですが、
この曲は、健司さんの『話すような歌声』が特徴的だと思いますが、
それとは対照的に、康司さんの、水が流れるかのようにメロディアスなコーラスが重なるからこそ生まれるサウンドなのでは、と思いました。

ライブで、生で聴くと、
喋るように歌う健司さん、と
踊るように歌う康司さん、が
視覚でも感じることが出来るから、より一層、そう思うのかな、と思いました。


「夜のフレデリック」

という言葉の権化のような曲が、さらに続きます。

次の曲は
『ナイトステップ』
です。

『ナイトステップ』は、ライブではイントロのソロ回しが特徴だと思うのですが、
個人的には、今回のライブでは、今までライブで聴いた『ナイトステップ』のイントロに比べて、個々の音でぶつかってくるような強さを、あまり感じないな?と思いました。

これは、私の個人的な解釈ですが、ここで特別ボリュームを上げたり、目立ったミュートを挟まないことで、『夜にロックを聴いてしまったら』で描いた『夜』像を壊さず、そのまま夜が滑らかに続いて、更けていくことを表現しているのでは、と思いました。


いわば、ここまでのセトリは『陽』のフレデリックを切り取っていましたが、『ナイトステップ』では、夜の闇に溶け込んでしまうような『陰』のフレデリックが、全面に押し出されます。

これまでのような、飛び跳ねて弾けるような熱狂が、『ナイトステップ』では同じ温度で、観客一人一人が放つ、熱い視線となって、バンドに還元されていくように感じました。


そして、観客の視線を釘付けにしたまま、MCに入ります。
ちょっと、正確ではないと思いますが、健司さんのMC全編を、ざっくり意訳で書きますね。


「___一昨年ぐらいまで、ロッキンオンのフェスに出ると、『クイックレポート』っていう記事が、ウェブで出されていたんです。
『クイックレポート』は今もあるけど、当時は写真とセトリだけじゃなくて、ライターさんが、ライブの様子とかを書いてくれていて、俺はそれを読むのがめちゃくちゃ好きでした。
なんで好きかっていうと、俺たちが感情だけでぶつけた音楽が、この記事を書いてくれた人にちゃんと伝わっていて、それを発信してくれてる、ってことがとても嬉しかったんです。
その『クイックレポート』は形を変えてしまったけど、今はSNSとか、色んな手段で、ここに来ているみなさんが、そうやって感じたことを書ける、って環境だと思うんです。
それを、誰かに見せたり、見せなくても、自分の中で、ライブを見て感じた気持ちを書き留めておけば、時間が経ったときにそれを読み返して、その時感じた気持ちを思い出すことができると思うんです。
だから、みなさん一人一人が思ったことを書き留めて、一人一人がライターになってほしいなって、俺は思います」


と、ざっくりですが、切り取ってしまうと

『みんな!フレデリックのレポ、ばんばんネットにあげてな!!』
って健司さんが言ってたよ!

という意味に取られてしまうかもしれなかったので、長々書きました。

このMCを聴いて、私は『対価』という曲を思い浮かべました。

こうやって、記事を書くこと、
きっと、よく思わない方はたくさんいらっしゃると思うんです。
私以外にもきっと、イラストを上げたり、普通にツイートをするだけでも、

『これは、不特定多数に見せてもいいものなのかな?ご本人の本意じゃないんじゃないかな?』

と、そう思いながら、でもやっぱり、フレデリックの音楽が好きで、『作って生む』ことが好きで、やっている人が多いと思うんです。

でも、フレデリックの音楽(フレデリックだけじゃないですが)を聴いて感じたことが、「こう感じました!」と発信したり、何かを表現するきっかけになっている、そのこと自体が、
彼らからもらった音楽の『対価』なんだな、と強く思いました。

ライブのMCなので、もちろんそこにいた観客全体に向けての言葉でしたが、健司さんが『一人一人』に向けた言葉は、それぞれにそれぞれの形で染み込んだのでは、と思っています。


そして、そのMCから

「Lotus Stage、まだまだ後半戦いけますか?
夜のフレデリックはヤバいって言いましたよね?」

と、キラーチューン『シンセンス』に続きます!

夜のフレデリックはやっぱりヤバい!
正直、先のMCでボロボロ泣いていた私は、この曲の前半、視界が霞んでほとんど何も見えていなかったのですが、『ナイトステップ』で作り出した『陰』に新しい光を生み出すような、そんな力を感じました。

間奏で「Crap your hands!」と、健司さんが煽る前から既に、綺麗に揃った手拍子をしていたお客さんが、もう嬉しくて嬉しくて、やっぱりニヤニヤしてしまいましたね。
だから何ポジなのよ、私は。

SEのところでも述べた、『開けたように爽やかなシンセのメロディ』にバンドの演奏が重なって、さらに観客の心も身体も解放させるような『シンセンス』が響き渡ります。


『シンセンス』の爽やかな寒色の照明が一転し、暖色の鮮やかな照明に変わります。

続く曲は『逃避行』です!

この曲が、まだ新曲、というポジションであることは否めないですが、イントロやサビなどで起こるクラップの音量も、だんだん大きくなっており、『逃避行』も『飄々とエモーション』みたいに、『みんなの』フレデリックのダンスミュージックになっていくんだろうな、と一人でしみじみしてしまいました。

『逃避行』の間奏は、ギターソロではなくベースの演奏がメインとしてフィーチャーされていますが、
そこにLotus Stageの照明が重なると、

『逃避行』に伴う不安や危険、そして毎度毎度、ちょっと不穏な雰囲気を醸し出すときに、音楽とは対照的に満遍の笑みを湛える我がベーシストのミステリアスさ、

そして、間奏が開けると健司さんの歌声とともに、フレデリックの音楽が、その不安から引き上げてくれる手を差し伸べてくれるような、

そんな情景が目に浮かんでしまいました。

『君と逃避行』

という歌詞、やっぱり一人一人とのコミュニケーションを望む彼らの、柔らかい心が詰まっているな、と思いました。


そして、『逃避行』して、遊びきったら『KITAKU』、ですね?

本編ラストの
『KITAKU BEATS』
に続きます。


「どうですか?お預けされていた気分は」

という健司さんの煽りに、所々から黄色い悲鳴も上がります。分かる、分かるぞ。

この部分、今までそんなに注目してなかったんですけど、Aメロからサビの『だから今夜は』に続く8カウントのインスト、
ここを演奏する弟さんが、全力の笑顔、というよりもかなり挑戦的な表情を、なさっていたのですよ。

『今からサビに行くけど、もっと盛り上がれますか?もっとぶつかって来れますか?』

と、試してきているみたいなその表情に、私は脳天ぶち抜かれてしまいました。

また、ラスサビに続く

『遊びきってさ
だから今夜は』

の三原兄弟の掛け合いのバランスが、やっぱりライブを重ねるごとに磨かれていきますね。

『遊びきってさぁ』

と、語尾を伸ばし、力を込めて康司さんが歌った後に、

『だから今夜は』

と、まるで耳元で囁かれているような話し声で歌う健司さんが続きます。

そして沸き立つ黄色い悲鳴。
分かる、分かるぞ。

アウトロのキメがあり、

『遊びきってから帰宅』

と、本編が終了します。

「ありがとうございました、フレデリックでした」

と健司さんがお辞儀をするのと一緒に、あとの3人もお辞儀をします。

この日、他の3人が顔を上げ、ステージからはけてしまうその直前まで、ずっと観客に向けてお辞儀をし続けていた康司さんがとっても印象的でした。


「まだ遊びきってないよ!」

と、言わんばかりのアンコールに応えて、フレデリックの4人が再び登場します。(これは又聞きの情報なのですが、JAPAN JAM2019でSKY Stage以外でアンコールを行なったのは、フレデリックだけだったらしいです、誇らしいですね)

「俺らが、平成に作ったこの曲は、『平成のアンセム』です。
JAPAN JAM、踊ってない夜が気に入らないですか?」

という健司さんの言葉に、会場のボルテージは最高潮に達します。

ライブで演奏される、この曲のイントロに繋がる、煽るようなドラムのビート、今回の春フェスから(?)仲間が一人増えてましたね。

武さんが以前、Instagramにあげていた、拍手のような「パァン!!」という音の鳴るシンバルが、そのビートの軸になっていました。
今までのビートももちろん素敵でしたが、さらにキャッチーで、フレデリックの『オドループ』特有の響きになっていて、素敵ステキでした。

そして今回の『オドループ』、一番のサビから健司さんの

「一緒に歌ってくれますか?」

という煽りが入ります。
そしてそれに応えるのは、全編通して最大音量の合唱です。本当に凄かった。
ステージからはどう聴こえているのかな、とこっちがワクワクしてしまうくらいの大合唱でした。

そして、この日も『ガシラ反り』健在でした。
ギターソロ前の

『色を塗って生きるのはあなた』

で、カメラにアップで抜かれるぐらい散々ちょけてからあんなカッコいいギターソロ弾くなんて、アナタそれは反則ですよ。ねぇ?みなさんもそう思いません?

そしてバチこいギターソロを弾いて反りまくって、正面に戻ってきたその顔は、眩しいほどの満遍の笑み。

私達は何度だって、赤頭隆児という男に心を奪われるんです。

そして続くラスサビ、

『踊ってたい夜に泣いてるなんて
とってもとっても退屈です』

というフレーズに、ボロ泣きしていた私は胸を打たれた次第ですが、その後の

『踊ってたい夜が大切なんです
とってもとってもとっても大切です』

の、『大切なんです』というフレーズが、メロディよりも、言葉それ自体を投げかけるように力強く感情的に歌う健司さんがとても印象的でした。

大熱狂のまま、幕を閉じた『フレデリックの踊ってない夜が気に入らない夜』
不敵な表情で

「夜のフレデリックはヤバいって言いましたよね?」

と告げた三原健司の歌声に、まんまと溺れてしまいました。


「こんなにたくさんの方に集まっていただいて、ありがとうございます。
こんなにたくさん集まってるんだから、ロッキンはグラスちゃうか?」

と、ジョークのように仰っていた健司さんの言葉には、確かに熱が篭っていたように感じます。

このライブを目の当たりにした私も

「ロッキンはグラスでしょ!」

って思いましたし、何よりもっともっと広い場所で、さらに強くなったフレデリックの音楽で踊りたい!と、観ていた誰もが思ったのではないでしょうか?

楽しみですね。ウフフフフフ。



それではこれにて、JAPAN JAMライブレポ終了します。
ツアーも夏フェスも、今後のフレデリックに期待して、一緒に灰色のウィークデーを超えていきましょう!!

ではでは〜





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