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わりと好評だった退職のスピーチを公開します
退職時に避けては通れないのが、社内での挨拶やスピーチ。課内、部内、部外、社外…各会議ラスト回での挨拶など、想像していた以上に挨拶しなければいけない機会は多くありました。
かかわりの濃淡もある中で、何をどれぐらい話せばよいのか悩ましいところですが、私が部内でやったスピーチがありがたいことにわりと好評だったので、原稿を公開してみたいと思います。今後「退職スピーチ」に悩まれる方の参考になれば幸いです。
退職のスピーチでこだわったポイント
前提を書いておくと、与えられた時間はMAX3分間で、聴衆は部署全員の100人近く。そのうちかかわりがあったのは半分ぐらいの方といったところです。
そこでこだわったのはこの3点です。
聴衆全員をターゲットとしてカバーする
もちろん大半は聞いてなんかいないんだろうなと内心思うわけですが、せっかく部内全員の前で話す時間をいただけているわけですから、かかわりのあった人だけでなく、そうではない人にも何かお伝えしたいと思い内容を考えました。
自分語りをせず、感謝を伝える
与えられた時間をどのように使うかはよく考えました。そこで私はやはりかかわってくださった方への「感謝」を伝えたいと思いました。逆に言わないと決めたのは、退職理由・思い出話・ほか長い自分語りです。そういう込み入った話は全員の前ではなく、個別の挨拶で話せばよいと考えました。
暗さや闇を前面に出さない
過去の記事でも書いていますが、私はメンタル休職を経験しています。復職してから普通に働いてはいましたが、やはり本音を話そうと思うと暗い話になってしまいますので、それは避けたいと思いました。また、もちろん多かれ少なかれ現職への不満(現職では満たされないもの)があるから退職するわけなので、そういったことが口が滑って出てこないように原稿を作成しておきました(笑)
スピーチ原稿公開
ということで作っていた原稿を思い出しながら公開したいと思います。
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今お伝えいただきました通り、この度退職させていただくこととなりました。この部署ではちょうど4年間お世話になりました。苦しい時期もありましたが、皆さんの明るさや優しさに救われ、ここまでやってくることができました。自分の果たすべき役割が何かということを自らに問いかけながら業務にあたってきましたが、かかわってくださった皆さんの中に、少しでもお力添えできたことがあったのであれば嬉しく思います。
お仕事でご一緒する機会のなかった方もいらっしゃいましたが、色々な場面で皆さんの創り上げてきたものや努力にふれ、心が動かされる瞬間やモチベートされる瞬間が多くありまして、そのような組織の一員であれたことを誇りに思っておりました。
この会社がやっているビジネスというのはすごくポジティブなもので、社会にとっても重要性が増してくるものだと思います。それにかかわるこの部署の皆様の更なるご活躍とこの会社のブランドの発展を、今後は外から応援させていただければと思います。
退職後は別の事業会社でマーケティング領域に携わる予定ですので、またお会いする機会がありましたら、その際はよろしくお願いいたします。
最後になりますが、改めてお世話になりました皆様に感謝申し上げます。本当にありがとうございました。
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ということで、今後退職される方の円満退社の手助けとなりましたら是非スキを押していってください!