魔法の国?イギリス
2023年春アニメ枠で「魔法使いの嫁」のシーズン2が放送されていたことに気づき、遅ればせながら全話追いかけて視聴。
しかし、シーズン1の放送が2017年と、6年も前のことであり、すっかり設定やあらすじを忘れていた。
仕方ないので、ネットで探してシーズン1から見直しているのだけれど、これが面白くて、止まらない。
初見で見た時には、ストーリーが飛躍しすぎているように感じて、今一つはまり切れなかった。
サブキャラクターの多さも混乱の元だったのだが、これは、ひとえに覚えられない私の脳みそのせいだろう。
「魔法」「妖精」「ドラゴン」などが続々登場するファンタジーは、好きな人にはたまらない世界なのだろうけれど、もともとリアリストなのでファンタジーは好まない。
では、何に惹かれて「止まらない」ほど見ているのか?
ずばり、イギリスの風景や家屋、暮らしや風習が良いのである。
石造りの家、暖炉、手入れされた庭、深い森と湖、羊の毛刈り、冬至のかざりつけ、野外で燃やすスウェーデントーチ。
見ているだけでわくわくする。
これらがあるからこそ、主人公の成長譚が際立っている気がする。
本場イギリスに住んでいる人たちの目に、この作品がどう映るのかわからないけれど、描かれているのは、ある種の英国プロトタイプではあろう。
ということは。
ニンジャ、サムライ、ハラキリ、ゲイシャといった、ジャパニーズプロトタイプも、海外では、きっと私のように「異文化・未知へのあこがれ」的に見られているのだろうなあ。
なるほど、こんな感じなのか、と思うと同時に、私が感じている古き良き伝統の国イギリスも、きっと的外れなのだろうな、と思い至ったのであった。
**連続投稿535日目**
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