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行きたいところへ行こう
敦賀に住んでいた時、敦賀新港からフェリー1本で北海道の苫小牧まで渡れると知っていたのに、行かなかった。
ぼんやり「行きたいなあ」と思っていたのに、具体的に計画を立てることをしなかったのだ。
とても心残り。
松山は、空港が近い。
沖縄までの直行便も出ている。
「いつでも行けるなあ」と越してくる前思っていたのだが、この「いつでも行ける」が曲者で、油断すると、フェリーと同じように乗らずに終わってしまう。
「これは、先に飛行機のチケットを取って、既成事実を作ってしまうしかない」
と、4月に1週間の予定で沖縄行きを決めた。
これから、離島までの船と宿の手配をするのだが、今から楽しみでならない。
つい先日、オードリーの東京ドームライブチケットにはずれ、だったら沖縄に行こうと突発的に飛行機の予約をした。
ライブには息子と行くつもりだったので、そこは残念なのだが、ご縁がなかったのだから仕方ない。
あのどこまでも美しい海で、ウミウシに会えることを楽しみに、切り替えることにした。
行きたいところへ行こうと思えば、いつでも行ける。
その程度の時間と、金銭的余裕はある。
けれど、腰が引けるのは、長期間家を空けることで、夫の飲酒が再開してしまうのではないかと、私が恐れているからだ。
敦賀にいた時も、最初は「私が一緒に住めば、二度と飲まない」という話だったのに、一週間家を空けて戻ると、押し入れの天袋に数本のウイスキーの空き瓶が隠してあった。
見張っていないと止められないなら、その程度の覚悟なんだから仕方ない、と諦めればいいのに、どこかで、私がちゃんと見ていなかったから、と自分を責めていたようだ。
くだらない過大評価である。
私がいようがいまいが、飲むときは飲む。
依存症なんて、そんなもんだ。
それに縛られて、どこにも行けないとしたら、それこそ共依存の証拠だ。
私は、私で勝手に行きたいところに行こう。
そんなわけで、私の今年の海開きは4月。
おそらく、座間味島になるだろう。
好きなだけウミウシを堪能してこようと思う。
**連続投稿685日目**
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