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緋牡丹・親株植え替えチャレンジ(難易度・高)

3月の末に、土台となる三角柱サボテンが腐りかけている緋牡丹の子株を、竜神木に接ぎ木するチャレンジを行った。子株は無事にくっついたようで、一安心なところまでたどり着いた。

しかし、かわいそうなのは親株である。このまま朽ち果てるのをただ待つだけなんて、いたたまれない。何とか方法はないものかと思って調べたら、親株の接ぎ木も、むつかしいけれど不可能ではないらしい。成功確率はかなり低くなるものの、何もせずに枯れるのを見るよりはちょっとでも長生きできる可能性があるなら、手を尽くしたい。

腐ったところを取り除いた三角柱サボテン
直径五ミリくらいの太い維管束ががっちりつながっているのが見える

この維管束の部分をうまくくりぬいて、別の竜神木につなぐことができれば、親株も生き返らせることができるはずなのだ、理論上は。

まずは、三角柱サボテンを緋牡丹から引っこ抜く。
三角柱サボテンが腐り始めてからすでに2か月、この期間、水を吸ってなかったと思われるのに、維管束部分は、いまだに元気に生きている。触っても水っぽい。すごい生命力だ。

これまでひとさまから栄養を頂いていたというのに、遠慮のない維管束の太さ

引っこ抜かれた方の三角柱サボテンは穴が貫通している。栄養も水分も緋牡丹に持っていかれて、スカスカしている。

三角柱サボテンさん、今までお疲れさま

今回、接ぎ木の土台となるのは、この小さな龍神木だ。まだ4㎝にも満たない。このまま頭に重たい緋牡丹をつないだら、重みで倒れてしまうに違いない。

ちびっこなのは日照不足。北陸の冬は厳しいのだ

そこで、考えた末、今回は緋牡丹を下に、竜神木を上から差し込む形でつなぐことにした。つまり、竜神木は鉢から引っこ抜いて使用する。

しっかり根を張っていたのに、ごめんね

差し込まれる方の緋牡丹に穴をあける。アルコールで消毒したカッターナイフで維管束を抉り取り、ちょうどよい大きさの穴をきれいに開けるのだ。

まずははさみでカットして
少しずつ抉り取る
維管束の繊維が残ってる気がしないでもない

奇麗に削れていない気がするが、仕方ない。
今度はこの穴にちょうどはまるように竜神木を削っていく。

維管束を中心に合わせられれば形は適当でOK

あとはこの二つをくっつけて、動かないように伸縮包帯で固定し、二週間ほど様子を見る。

うまくつながっても、このまま鉢には戻せないので、その時にはしばらく水耕栽培をしようと思う。
さて、どうなるか。親株もどうかこのまま生き残ってほしい。

**113日目その2**


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