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卵の時から違っている私たち

このお話は、友達から教えてもらったものです。

受精卵の成長過程を知ってますか?

高校の生物の教科書などで、見たことある人は多いと思います。

こんなの ↓

最初、受精卵というたった一つの細胞だったものが、二分割、四分割、八分割と、倍々に細胞を増やしていき、着床する前に胚を形成していくのですが、

この時期の卵は、お腹の中で分裂を繰り返しているので、私たちは、普段目にすることはありません。

でも、私にこの話をしてくれた友達は、体外受精を試みていた過程で、この時期の卵の様子を目にすることができたんだそうです。

お腹に針を刺して採卵した、たくさんの卵子たち。

そこに、精子をふりかけて、受精卵を作ります。

上の図にあるように、受精から5日後の卵をお腹に戻すのですが、どの卵から戻すのかを、自分達で決められるんですって。

そこで彼女は、びっくりしてしまったのだそうです。

頭の中には、教科書で見るようなまん丸な形の卵しかなかったのに、実際にみた卵たちは、受精してからたった5日しかたってないにもかかわらず、とても個性豊かだったんだそうです。

最初に猛スピードで分裂していき、途中で息切れしてしまう卵。

逆に、「この子は育たないんじゃないか?」と心配になるくらい、全然分裂を始めないのに、取り掛かったら早い、大器晩成型の卵。

じっくり丁寧に、完全な球に近い形で分割していく卵。

片側だけ妙に分裂していき、きゅうりみたいに延びている卵。

もう、その段階で
「この子はパパ似だねー」
とか言えちゃうくらいに性格があるんだそうなんです!
その友達は、
「卵の時から、こんなに性格が決まっちゃってるなら、生まれてからいろいろやっても、無駄かも〜」
と一気に気が楽になったんだそうです。(笑)

わかるっ!と私も思いました。

個性って、どこで決まるのかなーとずーっと思ってきました。

遺伝?環境?

多くの大人たちは、環境だと信じて疑わないので、大したことのない自分達の子だということを忘れて(笑)

やれ、早期教育だー、エリート養成は3歳からでは遅すぎるだー、と生まれた子供に矯正を施そうとします。

でも、生まれるずーっと前の、命の始まりの時点からこの子の個性というものが決まってるのならば、

私たちに出来ることは、その個性の望むままに育とうとする意思と未来を信じて、サポートすることしかないんじゃないかと、思います。
望まない方向に曲げようとするから、ねじれる。

行きたい方向に伸ばしてあげれば、いくらでもまっすぐ、大きくなっていくものを。。

世間で評価される能力だけを取り上げて、

この子には才能がないだの何だのと、

生まれてたかだか数年の子どもを捕まえて評価するなんて、

あなたは神様なのでしょうか?

そんなことしてる暇があるなら、自分を伸ばせばいいのに。

可能性は、子どもと同じく、あなたも無限。

子どもにかけて過ごす人生を、自分にかけた方が、はるかに有意義だと思いますよ?

変えられるのは自分だけ。
子どもといえども、他人は変えられません。

子どもを自由にしてあげてください。
そして、あなたも、どうか子どもから自由になってください。

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はんだあゆみ
最後まで読んでくださって、本当にありがとうございます。 サポートは、お年玉みたいなものだと思ってますので、甘やかさず、年一くらいにしておいてください。精進します。