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HUNTER×HUNTER第406話(2024年11月11日)時点で気になっていること

毎回、読むのに時間がかかり、とても少年誌とは思えない難易度の高い漫画となってしまったHUNTER×HUNTER。
ガチ勢の方々は、ものすごい読解力(というより、もはや冨樫先生との心理戦)で先の展開を予想している。
私にはそこまでの力は無いが、「もしかしてこれは伏線か?」と気になっているエピソードを2つ載せておく。
今後の展開に絡んでくると面白いのだがなぁ。

【1】第1王子ベンジャミンは、なぜ部下の能力に気づかなかったのか?

衰弱著しい第11王子フウゲツ。

彼女の背中に刺された跡があったことと、何かの依存症のような様相を呈したことから、姉の第10王子カチョウは、マフィアと繋がり薬物を捌いている第7王子ルズールスが怪しいと睨む。

ところがこの虫刺され跡は、第1王子の私設兵リハンが放った遅効性の念能力。
何しろ、2年も前にチラッと出てきた能力なので、すっかり忘れていたが、「虫射(ちゅうしゃ)」というダブルミーニングな名称から、おそらくそうだろう。

第1王子ベンジャミンは、私設兵たち死後にその能力を引き継いで使えるようになっており、彼らの技を全て把握しているという設定がある。
にもかかわらず、フウゲツとの面会場面では、それに気づいている様子もない。

では、フウゲツの衰弱の理由はなんなのか?
カチョウの後を追いたいという、無意識の現れなのか?
姉であるカチョウの死後に発動した念獣「2人セゾン」のエネルギー源がフウゲツなのか?
それとも「リハン」がその名の通り「離反」を企てており、ベンジャミンに知らせていない念能力を使っているのか?

本筋にはあまり関係無さそうだが、とても気になるので、書き残す。

【2】チードルは、なぜなんの能力も使わずに第7王子ハルケンブルクを死なせたのか?

12支んのリーダー、ハンター協会の副会長チードル。
彼女は、巨大船BW号の医療スタッフを束ねている。
これまで念能力を使うシーンが描かれてこなかったため、どのような能力を持っているのかは不明だが、何しろハンターなのだから常識を超えた医術を見せてくれないことには、こちらとしては納得がいかない。
ところが、第7王子ハルケンブルグが、自身の念能力を使った自死を自作自演しているその場面で、チードルは念能力を使うこともなく、あっさりとハルケンブルグを逝かせてしまっている。
前日までピンピンしていたVIPである王族を、医者が目の前でこんなに簡単に昇天させてしまっては、なんのためのハンターなのかわからない。

そこで考えられるのは、以下。
①彼女の念は生物兵器には効かない。
②なんらかの力で感染力のない生物兵器であることを見抜いた。
③ハルケンブルグに事前に計画を聞かされて手を貸している。

①は裏付けになりそうなヒントが何も無いので、考えるだけ無駄だ。除外していいだろう。
②はあり得そう。救急スタッフなら、患者が倒れた原因が分からない場合、感染症の疑いも捨てずにマスクと手袋くらいするだろうに、全員ノーマスクノー手袋だし。実際に、チードルたちの後にベンジャミンによって派遣されてきた軍医と王族専医は、フル装備だ。漫画とはいえ、細かいところにこだわるのが冨樫先生なので、このコマの描写はチードルが「生物兵器による症状でありスタッフには感染しない」と気づいていることを伝えているようにも読める。
③は一応挙げてみたけれど、この展開はないだろう。そもそもハルケンブルグとチードルに接点がないし、そこまでの信頼関係を作る時間もなかったはずだ。

まさか、「懐かしのレオリオは、今何をしているのか」を見せるためだけの一コマでは無いと信じたい。

以上、気になっていることを挙げてみた。

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はんだあゆみ
最後まで読んでくださって、本当にありがとうございます。 サポートは、お年玉みたいなものだと思ってますので、甘やかさず、年一くらいにしておいてください。精進します。