見出し画像

衝動的に、須ノ川もう一泊

ここ須ノ川公園キャンプ場では、利用する際の決まり事を書いたファイルを、宿泊グループ毎に1冊貸し出してくださる。
先日の南海トラフ警戒宣言が出てから、自治体の指示で、地震の際の避難経路も必ず書くようにしてあるのだそうだ。
海の後ろはすぐ山という立地なので、南海トラフ大地震が起きたら、山は崩れて海は膨れ上がり、逃げ場なんて無いんじゃないかと思うのだが、全く知らないところにいるのだから、その土地の人たちが安全だというところに逃げた方がいいのだろう。

とりあえず、確認だけしておこうかとパラパラ見ていると、あるページで私の目が止まった。

いるの?!
ウミウシが?!
ここに?!

てっきりいないものだと思って諦めていたのに、いるなら話が変わってくる。
即行でもう一泊することを決め、昼からサンゴの海を泳ぎまくった。

黒くて全然動かない細長い生き物がいるなあ、なんじゃこりゃ?と思ったら、ナマコ。

目ん玉だけぎょろぎょろしたしわくちゃの変なやつがいるなあ、なんじゃこりゃ?と思ったら、巨大なタコ。

大きすぎて全身が画角におさまらない。
それにしても美味しそう。
たこ焼き何人分だろうか。

肝心のウミウシ、フタイロニシキウミウシはどこよー?と探し回ること3時間。
やっと1匹だけ見つけたのがこの子。

サキシマミノウミウシだった。
時期的にも良くないのだろうし、私が潜れる程度の深さにはいないのだろう。
残念だ。

しかし、おかげでこの一帯のサンゴ分布にはかなり詳しくなった。
岩礁帯の方から砂地に向かって、サンゴが生息域を広げているようだったので、次に来るときはきっともっと南の方までサンゴエリアが拡大していることだろう。
楽しみだ。

これはなんだかわからないけど、綺麗だったのでつい

あと、このキャンプ場には人懐こい猫が2匹いる。
餌を持っていなくても、寄ってきてスリスリしてくれるので、思わずコンビニに魚肉ソーセージを買い求めに走ってしまった。
可愛いって得だなあ。

明日は昼に雨が降るかもしれないとのことだったので、早めに帰ろうと思う。
さて、今日も早寝、早寝。

いいなと思ったら応援しよう!

はんだあゆみ
最後まで読んでくださって、本当にありがとうございます。 サポートは、お年玉みたいなものだと思ってますので、甘やかさず、年一くらいにしておいてください。精進します。