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育児グッズの進化がすごい!

昨日から、娘の産後の手伝いに来ている。
と言っても、彼女はすこぶる元気で、母性が溢れまくっており、仕事柄か赤ちゃんを冷静に観察することもできているため、私がすることってある?と思っている状況。
まあ、今は寝てばかりの赤ちゃんだが、そのうち起きている時間が長くなれば、しなくてはならないことも増えるだろう。

ところで、娘の使う育児グッズのあれこれを目にするたび、その進化に感動しまくっている。
何より産後の母体ケアを優先に考えられており、
「私の産後にもこれがあったらなあ」
と思わずにいられない。

いくつか、感動のグッズを紹介したい。

まずはこちらの「授乳クッション」。
数年前にも、知り合いの赤ちゃんの育児シーンでも見たことがあるが、その時から「これは必須だ」と思っていた。

お腹の大きな妊婦さんの抱き枕として。
赤ちゃんが生まれた後は、授乳時に負担のかかる腕や腰をサポートする授乳クッションに。
赤ちゃんがお座りできるようになれば、転倒防止の補助クッションに。

製品説明より抜粋

慣れないお母さんが、赤ちゃんをずっと横抱きしたまま授乳していると手首が腱鞘炎になる。
肩も凝る。

このクッションは、腰に巻いて、その上に赤ちゃんを寝かせ、腕や肩に負担なく授乳ができる。
ちょうど乳首の高さに赤ちゃんの顔がくるように作られているのだ。

私の場合、睡眠不足が深刻過ぎて、他の大変だったことを忘れがちだが、確かに新生児の授乳は不慣れによる緊張もあり全身ガッチガチ、特に手首は常に湿布が必要なほど傷んでいた。

これがあったらなあ!と思うものナンバーワンだろう。

続いて、乳首保護カバー。
母乳をあげる時専用のものと、哺乳瓶の乳首として兼用できるものがあるらしい。
どちらもシリコン製で、乳首に被せて赤ちゃんに吸わせると、内部が陰圧になって乳が吸われ出てくる仕組みだ。

上が哺乳瓶と兼用が可能なもの、下が専用のもの。

乳首にキズやのある時でも授乳できる保護カバー。 扁平乳頭や陥没乳頭、乳首が小さいなど赤ちゃんが吸いつきにくい時に、吸いつきやすくします。
薄くて柔らかいシリコーン製の乳頭保護器で、乳首を保護するために授乳をする前に乳首の上にのせて使用します。
乳頭保護器 はおっぱいにやさしくフィットして、赤ちゃんが吸いつきはじめてもはがれにくい。 装着時の違和感なくお使いいただけます。

商品説明より抜粋

私は子どもが生まれるまで、自分が「陥没乳頭」と呼ばれるタイプの乳首を持っていることを知らなかった。
みんなこんなもんだろと思っていたら、どうやら私の乳首は異様に吸いにくかったらしい。
おっぱいを飲むのが下手な新生児と、緊張した母親と、陥没乳頭。
最悪なパターンの組み合わせだ。
毎回、少ししか飲めないため、授乳回数は多くなる。
幸い、乳の出は良かったので、うまく吸えなくても勝手に乳が噴出していたようで、子どもはすくすく育った。
しかし、うまく飲めるようになるまでの乳のトラブルは本当に辛かった。

義母が一度だけ赤子を見に来た時に、私の取れかけた乳首を見て(文字通り取れかけていた。乳首の根本の深い傷の間から、白とピンクの肉が見え、あとひと押しでもぎ取れるんじゃないかと思っていた)
「そういうものよ。頑張りなさい」
と言われたので、乳首がもげるのはデフォルトなんだと思っていた。
全員もれなく、一度はもげそうになるのだろう、と。

あの時、これがあったら、と思う。
激痛に耐えながら、乳をやることなどなかったのに。
全く「そういうもの」などではなかったのに。

つーかね。
少子化問題が騒がれだしてから、便利な育児グッズの開発にフォーカスが向くようになったと思うのだけれど、そんなの、もっと前から進めてくれてたらよかったのに、と思うわけですよ。
何百万、何千万人のお母さんたちが「もげそうな乳首」をそういうものだと言われて耐えてきた積み重ねが、今の少子化につながっているのではないのか、と。
快適な育児ライフがあるから産みたくなるというものでもないのは、そりゃそうだろう。
けれど「妊娠は病気ではない」に代表される、前時代の「妊娠・出産・育児を軽く扱う風潮」は、確実に少子化を加速させてきたのだと思う。
それを今さら、国の都合で「産め」と言われても、私なら反感しか感じないね。

……などということを、進化した育児グッズを見て考えたのだった。
チックショー!

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はんだあゆみ
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