【北陸ウミウシ日記】2023年8月3日 水温30℃超え 水晶浜海水浴場
乱視、近視、老眼を抱えていると、素潜りの際にかなり不便だ。
近視と乱視用に調整して作ってもらったマスクも持っているのだが、これだと遠くにピントが合っても、手元のウミウシが探せない。
水中カメラのモニターに映るウミウシの、ピントが合っているのかどうか、わからない。
なのでいつも、ノーマルマスクで海に入る。
そうなると、自分の半径30cmのものしかわからない。
少しでも外れると、もう何がなんやら?である。
例えばこれ。
「あ! ウミウシ!」
とシャッターを切ったが、実際にはこんなのだった。
ただの貝殻。
しかし、ぼんやりとしか見えない私は、簡単に色と形に騙される。
今日のように朝のうちに雨が降って海が濁っている時など、余計にそうだ。
視界が悪い中で、いろんなものをウミウシだと思って写真に収めてしまった。
これは、カニが脱皮した後の抜け殻だ。
「この妙なグラデーションは、知らないウミウシじゃないか?」
と勇んで近づくと、近くにハサミ以外の部分も落ちていた。
そんな中、見つけたウミウシたちは、貴重だ。
それがたとえ「いつメン」であっても。
……という長い前振りで、大変さをアピールできたと思うので、今日のウミウシを載せておく。
あまりに濁りがひどいので、本日は撮影を諦め、ほとんどの時間、潜る練習に充てていた。
素早く耳抜きができないので、1番深く潜れても、これくらい。(3.4m)
潜れる時間も短くて、せいぜい10秒。
これを、どこまで伸ばせるか。
私のこの夏の課題だ。
**連続投稿551日目**
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