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こじらせFree!過去と未来が存在しない会話をするピダハン族

著者 鈴木 祐さんの本 「MU無」を読んだ。読書感想とまではいかないが、気になった個所があった。

5章 7「まっすぐな民」と「ひねくれの頭」

アマゾンの原住民、ピダハン族。

この民族は、実際に見聞きしたことしか話さず、物事をありのままに受け取る「経験の即時性」を重要視している民族だそう。自分の経験から外れた事実を重んじないメンタリティで(芯があるな)、例えば、魚を捕った、カヌーを漕いだ、友がマラリアで死んだ。といったように、どれも現実にあった即物的なテーマで会話をするんだそう。なので逆をいうと、「もっとお金をためていたら」や「あの時別な行動をしていれば」といった架空の話題は持ち出さないということ。(私なんか、一日何回あーあれやっとけばよかったと思っていることか。。。)

だから、ピダハン族の会話には過去と未来が存在しない。なので、ピダハン族の文法には、過去や未来の概念すらほぼ見られないそう。明日のことをくよくよと悩まず、過去の失敗にとらわれもせず、ただ目のまえの現在だけを楽しめる人生なんです。(ここだけ切り抜いてみるとすごく現在主義的で屈託のない生き方をしてると思えるが、実際にアマゾンで生活するのは毎日が命がけの生活)といっても、過去の経験や未来を想像する脳機能はあって、過去の狩りで起きた失敗を明日に生かすような作業は日常的に起こり、この点に関しては私たち先進国民の脳の使い方と変わりがないそう。確かに、失敗の経験を駆使しないと、猟で命を落とす民族はとっくの昔に絶滅してるだろう。

そして、「根拠の薄いことを語りたがらない文化」であって、自らが不安をこじらせようとしない思考をもつピダハン族。根拠のない噂をしたり、勝手に事実を大きく膨らませて広めたりせず。いらざることを捏造せず。(逆に私たち先進国の人間って、好きだよね。勝手に不安になったり、ありもしないことを拡散させたり)

ピダハン族、同じ地球にすむ人類。でも私たちとは対極的で過去や未来を語らない生き方、あくまでも自分の経験に従って現在を生きていく。(”こじらせFree”じゃん。ある意味うらやましい。)きっとほかの人類が、刻々と時刻にしばれれている間に、こうやって今でも彼らは民族として意義深い命をまっとうしてるんだろうな。


追記;例)smoke free area この場合のfreeは無いという意味を持つ。だから煙が無い場所=禁煙所。なので。こじらせfree=「こじらせることが無い」と言う意味で書いた。

あと、この本 [MU 無] には、自分のネガティブな感情がどこから来るのか。それに対しての対応策や解放のメソッドなど書かれている。そして、「97%の心配事は起こらない」と1行目に書いてあって、ここを読んだだけでも、私の常日頃から心配性な私の心配が軽減されたことは事実だ。


地球は広いなぁ。時間の経過って、なんなんだろうな。。


追加で 
ゆる言語ラジオさん  「いびぴーお」
ピダハン族のヤバさについて

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