#12 頭の整理
2回生の夏、遊ぶ。時々勉強。そしてゼミ選び。
ゼミ選びに頭を悩ませるときがきてしまった。今回の執筆は頭の整理をすることに目的をおく。長くなるので、飛ばし読みをお勧めする。
1回生「道はひとつ!」
私には、入学当初から決めていたゼミがあった。観光と地域活性化に興味があった。経済的な視点や文化的な視点も大切だが、ひとつに特化したい訳ではなかった。観光について考えるときに、地理的な要素を踏まえられたらと考えていたので、既に1人に絞ることができていた。
入学当初から決めていたゼミの先生は「観光まちづくり」について取り上げており、地理学が専門である。
まちづくり委員会に入った私は、地域の人と関わることの大切さを感じ、この活動を卒論にも活かせられたらと考えていた。
2回生の3ヶ月で起きた変化
もっと自分の視野を広げたいと思った。
きっかけは、これまでも、そして今もなお、世界を飛び回っており、国際的な場、教育の場、NPO(非営利組織)という3つの軸を持って活動する先生の授業を受けたことだ。
その授業というのが「女性とリーダーシップ」
始めは女性の権利がまだまだ平等ではないという現実、世界に存在している不条理についてのデータを学んだ。次に問題解決に繋がりそうなシステム、マインドについて学んだ。最後には、世界でリーダーシップをとって活躍している女性について研究し、発表した。
見るのは、最新のデータ。
時にはゲストスピーカー。
物事を見る目は世界基準。
そんな先生のもとで15回の講義を受けているうちに、興味の範囲が広がっていった。
世界的な視野で物事を捉えられるようになりたい。今起きている課題を、決して他人事にしたくない。そんな気持ちが芽生えた。
傾き始めたゼミ選び
ゼミを決めきっていたつもりだったのだが、この気持ちの変化を無視していいものかと考え始めた。
そこで初めて「ダイバーシティーとリーダーシップ育成」というテーマのもと、多文化を追究するゼミに興味を持つようになった。
異文化関係学をベースとし、マイノリティーと女性をテーマに、複合差別に着目して研究しているアメリカ出身の先生のもとで、最終的には英語で卒論を書くことになっている。
正直、英語を話す先生のもとで、英語で卒論を書くことなど、つい最近まで頭になかった。
1度も授業を受けたことがない先生だったので、15分くらい話せたらいいと思って、研究室に訪問した。
話してみると、つたない英語でも耳を傾けてくれる先生で、話したことをよく肯定してくれて、興味のあることを伝える度に、参考になりそうな資料を見せてくれた。2つのゼミで迷っていることを伝えたら、もし私のゼミに入らなくても、直接でもZoomでもいいから、私とあなたで話す機会をつくりましょうと言ってくれた。
気づけば1時間以上経っていた。
その後も、卒業生の卒論を見れるようにしてくれて、ゼミ生と連絡を取りたいことを伝えたらLINEグループを作ってくれた。
私は、話をしてみたら「選択肢にもならない」なんてことになるかもしれないと覚悟していたが、そんなことにはならなかった。
良いことを主に比較してみる
①「観光まちづくり」
◉3回生から卒論に取り組む
◉現地調査を大事にしている
◉「地域」「観光」「まちづくり」というわたしの興味をおさえている
◉わたしの興味のある授業だけで必要な単位を取りきれることが確実
◉ゼミ生が定員までいる
→関われる人が多い(4回生も含め)
◉絶対に人数超過するような、学科で1.2を争う人気のゼミ
△隔週で先生が大学にいない
②「ダイバーシティーとリーダーシップ育成」
◉ゼミ生が少人数になる確率が高い
→より濃い時間が過ごせる
◉ゼミの時間で英語、異文化に触れられる
◉先生から伝わる、話を受け止めてくれている感
◉ディスカッションを主とした授業
◉英語で卒論を書く
◉「マイノリティー」「女性」「エンパワーメント」というわたしの興味をおさえている
△英語力の自信がない(わたしの問題)
最後に
興味のあることは変わっていくので、決断することが難しいが、執筆しているうちに考えがまとまったような気がした。
今の興味が傾く方へ挑戦してみたいと思う。
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