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夏を乗り切る!朝にできる夏バテ予防とポイント


夏バテとは

夏バテとは、暑気中り(しょきあたり)、暑さ負け、夏負けなどともいわれ、夏の暑さや多湿が続くことに影響を受けて起こる身体の変調を指していいます。
症状の現れ方もさまざまですが、主に食欲不振、全身の倦怠感やだるさ、入眠困難や気力の喪失などがあげられています。
その原因は、自律神経のアンバランスによる胃腸機能の低下や、食生活の乱れからの栄養不足、連日の高温多湿の環境による身体の回復不足、そして残暑の脱水傾向(かくれ脱水)などが考えられます。

私たちの身体は、自律神経の働きで、暑さを感じると汗をかいてカラダの外へ熱を逃がし体温を調節しています。
しかし、現代の生活は、暑さと湿度が増すばかりの屋外と、エアコンを効かせた室内との出入りを繰り返す、温度変化の激しい環境下でおこなわれています。
毎日のように続く高温多湿(30℃以上の高い暑さと、60%以上の湿度が高い状況)に加えて、この生活環境で脱水傾向(かくれ脱水)が続くと、自律神経のバランスが崩れやすく、その結果、入眠困難やだるさが起こるのです。

私たちは自覚がないうちに、着々と疲れが体に蓄積中かもしれません。
この機会に、今の自分の夏バテ度をチェックしてみましょう。
自覚がなくても疲れている!?夏バテ度チェックは下記サイトから↓
https://www.health.ne.jp/library/detail?slug=hcl_3000_w3000889&doorSlug=natsubate

夏バテ予防には日々の習慣が大切

規則正しい生活リズムで、睡眠を十分に取ることは、体内時計を整え、心にも体にも疲れをためません。
また、こまめな水分補給を忘れず、時には適度な運動をし、必要以上に体を冷やさないこと、そして、一日の終わりに、ぬるめのお風呂にゆっくり入り、ほっと気持ちよさを感じることができれば、自律神経も整います。
さらに、夏に不足しがちなタンパク質(肉・魚・卵・大豆製品など)やビタミンB1(豚肉・落花生・ゴマ・ウナギ・玄米など)を取ることで、夏の疲労回復を促し、夏バテ予防になります。
夏の体調は、秋冬にも影響します。ぜひ、夏を健康に過ごしていきましょう。

夏バテ予防のPOINT〜
●規則正しい生活リズム
●十分な睡眠
●適度な運動
●こまめな水分補給
●ぬるめのお風呂
●体を冷やしすぎない
●夏に必要な栄養素を取る

暑い夏こそ大切な食事、朝ごはん

夏バテ予防のうち、今回は食事について詳しく取り上げていきます。

連日の猛暑日が続いてますが、「暑くて食欲がない」「冷たいものや水分ばかりで、お腹がいっぱい」など、食事の量や回数が減ってはいませんか。
暑さは、大脳の食欲をコントロールしている部分に影響し、消化液の分泌が少なくなるなど、消化器官の働きを弱めます。
また、冷たいものばかり取りすぎると、腸が冷えて、腹痛や下痢を引き起こ胃腸の機能低下を招きます。
最近では、冷房による急な温度差が自律神経を乱し、食欲はもちろん、体調不良の大きな要因の一つになっています。
食欲がなくなり、食事の量や回数が減ると、栄養のバランスが崩れます。
それに暑さによるだるさや寝不足などが加わると、夏バテを引き起こします。

夏バテ予防の朝ごはん、3つのPOINT〜
①涼しい朝に
②冷たいものは控えて
③栄養バランスの取れた食事を

暑さの影響が少ない涼しい朝の時間帯に、バランスの取れた冷えたものでない食事を取ることで、食欲が落ちず栄養も吸収されます。
一日の始まりの食事が軽めで冷たいものなんていう日が続くと、栄養不足になり、夏バテを招いてしまいます。
また、飲み物は朝から冷たいジュースではなく、お茶や牛乳、特にみそ汁はタンパク質で塩分もあるため、夏に好適です。

夏バテ予防の朝ごはんレシピ

しらすトマトチーズトースト

しらすトマトチーズトースト
<材料>
トマト:1個
しらす:大さじ1
バター:適量
ピザ用チーズ:大さじ1

納豆とオクラのねばねば丼

納豆とオクラのねばねば丼
<材料>
納豆:1パック
オクラ:3~4本
かつお節:1パック
めんつゆ:大さじ1


世界の夏バテ対策ごはん・食べ物
世界の国々にも、暑い夏を乗り切るためのごはんや食べ物があります。
その中で、日本でも馴染みのあるものを紹介します。

韓国:参鶏湯(サムゲタン)
韓国では基本的には、保養食で夏の時期に3回ある鶏を食べて精力をつける日(日本で言う土曜の丑の日)で食べることが多いです。

サムゲタン

スペイン:ガスパチョ
水と野菜(キュウリ、トマト、玉ねぎ等)、オリーブオイル、塩、パン、にんにくをミキサーで撹拌した夏の冷製スープ。にんにくで滋養強壮、水分もたくさんとれてミネラルも豊富。

ガスパチョ

メキシコ:ココナッツジュース
ココナッツに穴をあけて果汁をコップに出して飲む。そのあと果肉を切りチリパウダーをかけて食べることもあるとか。

ココナッツジュース

夏本番の8月に入り、連日猛暑日が続いておりますが、今年の夏も健康で安全に楽しく過ごすための準備はいかがでしょうか?
私たち自身の健康はもちろん、ご家族・ご友人・大切な人など身近な方の健康も守りながら、最高の夏にしていきましょう。

参考文献:
【5カ国】各国の夏バテ対策の定番商品。世界で「売れている」ものは何?
夏から秋に移行する、今こそ要注意!盛夏に繰り返した『熱バテ』がきっかけに…医師が教える“夏バテ”防止法(教えて!「かくれ脱水」委員会)

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