休職日記38日目:人生を拓くチャンスをつかめますように
伯母の家に、りんごを届けに行った。
2人でお菓子を食べながら、色々なことを話した。主に私のことだ。
伯母は私が子どもの頃から、私が他の子どもと少し違うと感じていたそうだ。そのためか、私が発達障害と診断されたことを知っても、両親よりもすんなり受け入れてくれた。
そんな伯母だが、「本当に発達障害なのか、別の病院できちんと検査して確認した方がいい」と言った。
彼女も色々な本を読んで、発達障害の特徴を学んでみたが、全てが私に当てはまるわけではなかったので、「本当に発達障害なのか?」という疑問が湧いたようだ。
発達障害であるならば、今までの生きづらさに名前がついて、楽になれる。その代わり、就職の選択肢が狭まってしまうかもしれない。
私が発達障害か否かはっきりしないと、今後のことも決められない。私もそう感じた。
セカンド・オピニオンを受け付けてくれる病院を探そうと思う、と伯母に話した。
伯母に柿をもらって、お暇した。
帰りに足を伸ばして、大きなお寺に行った。
毎年初詣に行くお寺だ。
夕方で参拝客はおらず、静かだった。
お参りしたあと、絵馬を買って願い事を書いた。
『人生を拓くチャンスをつかめますように』
人生を良い方向に変えたい。
両親からも自立したい。
楽しく、一生懸命働ける仕事に就きたい。
そのための機会をつかまなければならない。
セカンド・オピニオンは、私の人生を好転させる契機になるだろうか。
不安は尽きないが、とにかく行動するしかない。