パリ花留学ーアパルトマンとスタージュ先を選ぶ
パリ花留学を考えている方が決めなければいけない大きなものは、
アパルトマンとスタージュ先(研修先)の2つだとおもいます。
アパルトマンを探す
パリのアパルトマンは、総じて家賃が高めなので
最低でも月600ユーロは予め見積もっておくことをおすすめします。
あまりにも安いところは欠陥がある場合も。
まずは数週間ホテル住まいをしている間に現地でアパルトマンを探すという方もいらっしゃいますが、
限られた期間で焦って探すよりも、1−2ヶ月分ぐらいは日本から契約しておく方が安心だとおもいます。
「エレベーター」「バスタブ」「洗濯機」といった、日本では当たり前のものも、
100年以上昔に建てられた古い建築が多いパリでは設置されていないことも多いので、
気をつけて有無をチェックした上で、自分の優先順位をしっかり決めて選ぶことが大切です。
当時、わたしが住居探しで決めていた点は下記の5点。
・Wi-Fi完備
・4階以上であればエレベーターつき
・800ユーロ/月が上限(水道・光熱費込)
・シャワー・トイレ有
・パリ20区内で治安に不安がない地区( 18・19・20区は避けたい)
プラスアルファ、あれば嬉しい条件として
・バスタブ
・洗濯機
・RosebudがあるOdeon付近、もしくは通いやすい駅
また、大金が関わる契約になるので、日本語で契約したいという思いがあり、
割高にはなりますが、日系もしくは日本語の通じる不動産屋さんをあたりました。
「パリ アパルトマン 長期」などで検索すれば、たくさんwebsiteが出てくるとおもいますが
不動産屋さんのwebsiteではなく、
現地に住む日本人が直接アナウンスを出している場合もあります。
Jimomo Paris(https://paris.jimomo.jp/bbs/)
こちらは現地の人もよくチェックしている掲示板で、
ルームメイト募集、求人募集など、幅広い情報が掲載されています。
スタージュ先を探す
わたしの場合は、Rosebudでスタージュをしたいということが大前提だったので
他に探したことがなかったのですが、
パリにはもちろん、数多くのフローリストがあります。
日本よりも店主の個性がはっきりと現れているフローリストが多いパリ。
どういったお店があるのか、パリのフローリストを巡る現地ツアーもありますので、参加してみても。
(https://ameblo.jp/yumisaitoparis/)
ここのお花が好き、スタージュしたいというお店に出会い、心を決めたら、
まずはお店に通い、店員さんと顔馴染みになることをおすすめします。
すべてのフローリストがスタージュ生(特に外国人の)を受け入れているわけではないので、スタージュ生を受け入れているかどうかも確認しておきたいもの。
常にCV(履歴書)を持ち歩き、飛び込みで手渡しするという
一見アナログで無謀とも思える手段も、パリでは意外と有効です。
日本からメールでやりとりをしたいという場合、
お国柄、悪気がなくてもメールが返ってこないということも決して珍しくはないので、
返事がなくても根気よく待ったり、改めてメールを送ったり、少し粘ってみる価値はあるとおもいます。
これはスタージュなどに限らず、フランス生活全般において言えることでもありますが、
メールの返信、事務的な対応の遅さをはじめ、
この国独特のゆるさは、一般的な日本人の感覚とは大きく違うところがあるので
郷に入っては郷に従え、の言葉通り、
時間にも心にも余裕を持って動いたり、
事前に予定されていたことが急に変更になっても臨機応変に対応するといった、
こちら側のマインドを切り替えることがとても大切です。
この「ゆるさ」を笑って楽しめる(もしくは流せる)ようになれれば、
フランス生活も、もしかしたら人生も、より心地よいものになるかもしれません。
守屋百合香
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パリ・東京 花仕事と二都暮らし
パリと東京の二拠点で、フリーランスのフラワースタイリストとして花仕事をしています。 このマガジンでは、元秘書で競技ダンサーだった私が花の…
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