守屋 百合香(YURIKA MORIYA)
パリと東京の二拠点で、フリーランスのフラワースタイリストとして花仕事をしています。 このマガジンでは、元秘書で競技ダンサーだった私が花の世界に入ったきっかけから、パリ花留学を経て独立し、帰国後も、パリと東京を行き来しながら、パリコレ装花や撮影スタイリング、レッスンなどの花仕事をしている現在にいたるまでを記します。
パリでパティシエをしている夫と、フラワースタイリストの妻。 いつもの窓辺のカフェテーブルから綴る、季節ごとの花やケーキと、パリの日常風景。
はじめまして。 守屋 百合香と申します。 パリと東京の二拠点でフラワースタイリストとして活動しています。 わたしのこれまでのプロフィールを簡単に説明させていただくと、 2009年に上智大学を卒業後、 都内の大手法律事務所に就職。弁護士秘書として働きながら、長年競技ダンス選手をしていましたが、ある時パリの花に出会って衝撃を受け、花の世界に入る決心をしました。それからは平日は秘書として働き、週末は東京の師匠のもとで花修行という生活に。 2014年冬、花修行のためパリに留
旅行中、お花屋さんでお花を買って、滞在先の部屋に飾ると まるでその街に暮らしているような感覚が生まれて、 旅の時間がいっそう彩られ、ひととき、ひとときの思い出が宝物になります。 今回は、パリのお花屋さん、 Rosebud fleuristesの美しい店内のお花たちの写真を交えながら お花屋さんでお花を買うときに使う表現だけでなく、 花留学でスタージュ(研修)をする方にも使える単語もご紹介してゆきます。 ※パリのお花屋さん情報は以前の記事「パリのお花屋さん巡り」で
前回のショッピング編に続き、 シチュエーションごとに「使える」フランス語をご紹介してゆきます。 無理やりではありますが、カタカナの振り仮名もつけています。 今回は、 空港から滞在先まで・目的地までたどり着くための表現と、 パリの交通機関を上手に利用するアドバイスをご紹介いたします。
フランス語の参考書は数多くありますが、 個人的にお勧めしたいフランス語の参考書を、4冊に絞ってご紹介します。 1)新・フランス語文法(朝日出版社) 大学(フランス文学科)時代の教科書がこれでした。 (私が愛用していたのは赤い教科書の方で、青いものが新版のようです) 薄い文法書なので、この一冊だけで足りるのかと不安に感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、 色々と手を出すよりも、まずは信用できる文法書を一冊、しっかり理解することが大切。 私は仏検2級取得に向けた勉
パリ旅行や留学を考えている方が不安だとおっしゃることの多い、 フランス語。 シチュエーションごとに「使える」フランス語をご紹介してゆきます。 無理やりではありますが、カタカナの振り仮名もつけています。 まずは、ショッピングと蚤の市で使える表現から。
パリで働きたい、求人情報を知りたい。 そうおもったとき、まずパリにいる多くの留学生が検索するのが、下記の3つ。 日本語が通じる職場の求人を探すことができます。 ・OVNI https://ovninavi.com/categories/emploi/ ・Jimomo https://paris.jimomo.jp/bbs/list.html?ca=301 ・MixB https://fra.mixb.net/job?page=40&view=list 今はどの
東京よりもずっとお花屋さんの数が多い、パリ。 日本とフランスのお花屋さんの最も大きな違いは、「個性」だとおもいます。 最近は日本でも、店主の感性が表現されている個性的なお花屋さんがずいぶん増えてきているように感じますが、 個を重んじるフランスでは特に、お花屋さん一軒一軒にも、店主の個性が顕著に現れているので、 お散歩途中、ふらりとお店を覗いてまわるだけでも楽しいものです。 今回は、その中からわたしの好きなお花屋さんをいくつか、挙げました。 パリにご旅行の際、お花屋
フランスで現地の人たちと働くということは、 旅行だけでは知り得ない、フランスの文化や精神性をよりはっきりと感じられる機会でもあります。 日本社会での常識がフランスでは通用しないことも多くありますし、 それらはただ単純に「違う」というだけで、どちらが「良い」「悪い」ということは決してありませんが、 その違いを理解せずにいると、初めのうちは、戸惑うこともあるかもしれません。 多々ある違いの中で、今回は、特に「フランス人と働くこと」にフォーカスして、 これを日本人が
パリ花留学を考えている方が決めなければいけない大きなものは、 アパルトマンとスタージュ先(研修先)の2つだとおもいます。 アパルトマンを探すパリのアパルトマンは、総じて家賃が高めなので 最低でも月600ユーロは予め見積もっておくことをおすすめします。 あまりにも安いところは欠陥がある場合も。 まずは数週間ホテル住まいをしている間に現地でアパルトマンを探すという方もいらっしゃいますが、 限られた期間で焦って探すよりも、1−2ヶ月分ぐらいは日本から契約しておく方が安心
人生におけるターニングポイントというものが、 誰しもあるとおもいます。 わたしも振り返ってみればいくつかのターニングポイントがありましたが、 その中でも最も大きな転機となった瞬間、 それが、パリのフローリストRosebud fleuristesの花に出会ったときでした。 そうは言っても、その瞬間に至るまでのドラマティックなエピソードといえるものは特になく、 美しい花の写真をインターネット検索していてたまたま目にした写真が パリ6区、オデオン広場にあるフローリスト
自己紹介や概要でも、何度も繰り返していますが 花の世界に足を踏み入れたとき、 わたしは花屋経験もなく、花の知識もゼロでした。 それまでも花を好きではあったけれど、 当時は競技ダンスのアマチュア選手でもあり、 平日は仕事後に練習場へ直行してダンスの練習に打ち込み、 週末は大会に出場するという生活が基本となっていましたし、 転職するだとか、留学するだとか、考えたこともなかったのです。 それがある日、ネットで見つけたRosebud fleuristesの花の写真に一
花に出会う前のことわたしがパリの花に出会ったのは、2011年の秋、25歳の頃。 それよりもずっと前、中学生の頃に出会ったのが、 フランス映画でした。 当時、映画はオンラインでダウンロードするものではなく、レンタルショップにDVDを借りにいくもの。 「ヌーヴェル・ヴァーグ特集」コーナーで偶然手にとったのが、 フランス映画の巨匠・ゴダールの映画"alphaville"でした。 1965年に製作されたというこの映画の圧倒的な世界観に引き込まれ、ただただ魅了され、 それ
概要このマガジンでは、 大学卒業後、法律事務所秘書として働き、競技ダンスの選手をしていた私が 花の知識も花屋経験もゼロのところから、 人生観を揺るがすようなパリの花に出会い、 花修業とパリ花留学を経て、帰国後フリーランスとして独立、 現在パリと東京を行き来しながら花仕事をするようになるまでの経験を記していく予定です。 私個人の実体験ベースにはなりますが、 ・キャリアチェンジ(転職)を考えている方 ・フリーランスで花仕事をしたい方 ・パリ留学を考えている方 ・二拠