【読書「邪馬台国と狗奴国と鉄」】やっと中身に入りました
本日も前回の続きです。
菊池秀夫著『邪馬台国と狗奴国と鉄』を読んでいきます。
ちなみにこの本は2010年に出されています。もう11年も前です。今では情報が違ったりすることも多々あるのかもしれない、という気持ちで読んでいきます。
前回は目次と「はじめに」までを読みました。今回は「おわりに」を読んでみたいと思います。
本の読み方のコツで「はじめに」と「おわりに」を先に読むといいと小耳に挟んだのでそれをやってみます。
、、、
「おわりに」読みました。6ページくらいでした。
お世話になった人たちの名前と、この本が出版されるに至る経緯とかが書いてありました。
…今の時点ではあんまり何も感じない内容でした。中身を読んでからだとまた印象が違うかもしれません。
、、、
ではいよいよ内容に入りたいと思います。
第一部
【新たなる論争の幕開け】 です。 ドドン!という感じです。
この第一部は3つの章に分かれています。
第一章「魏志倭人伝」と邪馬台国論争 …まずはここから、という感じですね
第二章 狗奴国の狗古智卑狗 …今はまだなんのこっちゃです
第三章 魏の使者がたどった行程 …ほう、、
では
【第一章「魏志倭人伝」と邪馬台国論争 】
〜「魏志倭人伝」の問題点 〜
邪馬台国について、江戸時代からめちゃくちゃたくさんの人が考察してきたけど現代にいたるまでいまだに結論が出ていない。その原因を探ってみよう。
…たしかに。これだけ大勢が長年考えてきてて、大昔のことだから事実はわからないにしても、なんとなく、まあこういう感じだったんじゃないかってことにしましょうか、みたいな、一応のまとめみたいなのができてても良さそうですけど、いまだに、なんかごちゃごちゃのままで、それの原因知りたいです。
まずは些末な問題点から。
・「魏志倭人伝」の中に「邪馬台国」という単語は一箇所にしか登場しない。しかも「邪馬台国」は「女王がいたところ」という情報しかない。邪馬台国の女王じゃなくて倭の女王とするほうがふさわしい。
…そうだったんですね、、。やっぱり自分で読まないといけないですね。
・「魏志倭人伝」という呼ばれているけど正式には“『三国志』の「魏書」の烏丸・鮮卑・東夷伝倭人条”なので、略すなら「魏書倭人条」のがいいんじゃないか。
…ほんとですね。なんか語呂がよかったんですかね、魏志倭人伝のほうが。
まあでもこれは大した問題じゃない、という感じで次の話にいきます。
〜 二つの「魏志倭人伝」〜
しかしこのペースで、、。でもこうしないと読まないし、頭にも入らないから、まぁいいです。
・「魏志倭人伝」には原本が存在しない。
現在使用されているテキストは「紹興(しょうこう)本」(1131〜1162年)と「紹煕(しょうき)本」(1190〜1194年)という二つの写本。その二つの写本それぞれに、「ここ書き写し間違いかな?」という箇所がちょいちょいある。
…らしいです。困りますね。でもしょうがないですね、自分がもし書き写し係だったら、、でもわたしそういうの得意だから、ちょっと自信ありますけどね。でも、だから、もしかしたら、書き間違いじゃなくて、原本が間違ってて、これってこう書きたかったってことじゃないですかね?と気を利かせて書き直したやつと、そのまま書いたやつ、で、違いがある、とかいうこともあるかもですね。わかりませんけど。
〜「魏志倭人伝」プチ説明〜
・「魏志倭人伝」というのは膨大な情報が載っている『三国志』のごく一部。
・『三国志』は180年後半からの約100年間のことが書いてある歴史書。
・ 作者の陳寿は233〜297年の人。
・ 構成は「魏書」30巻、「呉書」20巻、「蜀書」15巻の合計65巻。
…陳寿の人生についてちょっと触れられてたけど、ここでは、なんかあんま、へぇ〜という感じだったので飛ばします。よく知ったらもっと面白いはずです。面白くない人生の人なんかいませんからね。
〜重要な情報とは何か〜
・今まで多くの研究者が「魏志倭人伝」について「邪馬台国」や「卑弥呼」を重要視してきたけど、これらの単語がテキストの中に出てくる回数はそんなに多くない。
一方で“女王国の南に「狗奴国」という国があり、この国は女王国に属さず、官に狗古智卑狗がいた”という情報が魏志倭人伝には書かれているんだけど、この情報があんまり注目されていない感じがする。
この情報を生かして邪馬台国のことを考えていったほうが近道なんじゃないか。
…みたいな感じに書いてあります。初耳ですね、狗古智卑狗とか。「くくちひく」と読むそうです。
ちょっと今までとは違った視点でなにか探っていけそうな気がしてきました。
いや、今までもわたしは特には何も探ってきてなかったです。そういえば。
なにはともあれ、メジャーとは別ルートから探ることになりそうです。
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今日はここまでにします。
このペースでは読み終わる頃には最新技術で何もかもわかっていたりしそうです。
まあ、でもだんだん慣れてペースも上がるかもしれないですね。
いずれにせよ少しずつでも本が読めて嬉しいです。
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