自己肯定感をつけるには意見表明しましょう。
換言すれば「自信」と呼ばれるものですね(諸説あり)。今回は自己肯定感をつけるプロセスとそれが身につく場面がどんな時なのか、という話をします。
学校教育で自己肯定感を高める
自分自身を認める、自分はこれでいいんだ、といった定義づけがされている自己肯定感なるワード。
学校現場においても自己肯定感を育む事は重要なこととされていますね(何個大事な事あんねん学校)。
https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo0/gijiroku/__icsFiles/afieldfile/2017/06/23/1387211_06_1.pdf
↑ではお決まりの抽象的文章に書かれていますが、
1成功体験を積むこと
2己の苦手なことも個性として捉えてね精神を持つこと
自己肯定感にはこの2つの側面があると書いています。
では「意見を持つ」のが何故、自己肯定感を育てるのか。今回、社会派ブロガー ちきりんさんの「自分の意見で生きていこう」からそのプロセスを見ていきます。
ちきりんさんからインスパイア
【承認欲求が充足するステップ】 1.日常生活で見聞きし、体験したさまざまなことについて、自分の意見を明確にする。外部に表明する必要はなく、日記帳や他者が閲覧できないブログやメモに書き記すだけでもOK。 2.それらの「自分の意見の束」によって、自分という人間がどのような人間なのかを、自分で理解する。[自我の確立] 3.そのありのままの自分を、自分で肯定する。[自己承認、自己肯定感] 4.それらの意見の束を(自分を理解してほしい、と思える人に)開示することにより、自分という人格を、外部からも承認してもらう。[承認欲求の充足] (ちきりん著 「自分の意見で生きていこう」より)
ちきりんさんは上記の論理から最終的に「承認欲求」を満たすことに繋げています。その過程の中で、自己肯定する場面があります。ポイントはここです。「自分の考えはこうです!」というものの集合体が自分であるということです。
(流れ)物事について意見を考える(表現する)→積み重なる→自分がわかる
次に具体的に学校で自己肯定感が高まる場面がどんな時か、この論理から導かれるシチュエーションを列挙します。
体育のサッカーの時間で自分で考えた作戦が上手くいってチームが勝った(負けてもいいけどね)。
学習発表会のクラスの出し物決めで、クラスで出来そうなことを提案・発言した。
リクエスト給食で好きなメニューを選んだ。
環境問題をディベートする授業で資料から情報を得て、自分の意見を発言した。
といったもの等が考えられるかと思います。つまりは決まりきった答えのない中、自分が思考した事をアウトプットする事が自己肯定感を育む事につながるというものです。
まとめに
学校では色んな活動を通して子どもたちに力をつけていきます、その中で今回は「意見を表明する」というのを話させてもらいました。
自己肯定感の充足が自信に繋がるという構図は納得できるな〜と肌感覚でよくわかります。
こうしたことから学校は改めてインプット以上にアウトプットに力を注ぐ場であるべきだと感じた次第です。
私の授業実践もだいぶアウトプットに振っていますが、時にふり過ぎてるなと反省したり。。。2学期はも少しじっくりアウトプットのためのインプットタイムを設けていこうかな。
今日はこんなところです。
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