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人生を変える選択は1日の2~3回の選択から~リベコ大会基調講演「人生を変える選択とプランニング」2024/8/24

2024/8/24に年に一度のだけリベラルコンサルティング協議会の理事3人が勢ぞろいしての対面イベントが行われました。
名付けて✨「リベコ大交流会」✨。その矢萩邦彦理事の基調講演「人生を変える選択とプランニング」をまとめました。人生を変える選択肢、にどう向き合えばいいのでしょうか。


 Q、ニュースを用いて考えてみましょう

雪が降った日に乗用車が中央分離帯を越えて横転した事故が発生します 
 写真①横転した車とその横に立っている警察官の写真
 写真②横転した車のタイヤのアップの写真
💡観察してみましょう:写真から分かることは?
💡推測してみましょう:なぜ横転したのでしょうか?
💡さらに推測してみましょう:多くのメディアがなぜタイヤのクローズアップ写真を報道したのでしょう?
 ❓「ハロー効果」❓ある一つの目立つ特徴に気を取られてその他の特徴に関する印象や評価を歪めてしまうこと
❓「確証バイアス」❓自分の考えや先入観を正当化するために都合の良い情報ばかり集めて根拠にしてしまうこと

出来事の原因は何?必要条件と十分条件で考えましょう

では、あなたが考えた事故の原因は?
A、雪が降った 運転手の不注意 用事があった タイヤに溝がなかった 運転していた 免許があった 車があった 。。。。。
これらののように原因ははたくさんあります。<必要条件>

数学の理論(必要条件と十分条件)を踏まえて、スリップ事故が起こった原因を考えてみましょう、、、
すると、原因は一つでない!!ということが分かります。
なぜなら、事故発生は<十分条件>(必要条件がすべて揃うことが必要)だから。この中のどれか一つでも足りなければ事故は起きていないんです。

💡雪対応の高性能タイヤだけにフォーカスするのは少し違う
💡目立つ原因ばかりに気を取られてはいけない
💡コンサルとして「原因が本当か、仮説をたて、その原因を考えて一つ一つ潰してくのが重要」

Q、人生の選択に進んでいきます。あなたの人生で重大だった出来事は何ですか?

また、その出来事の原因は何ですか?考えてみましょう。

上記の車の事故を見ると分かりますね。
過去のすべてが原因です(今の出来事は全ての事象を集めたものです)

Q、では、私たちは毎日どれくらい選択をしているのでしょう?その選択を意識していますか?

毎日の選択回数はいくらぐらいでしょう。
朝起きてから、何を食べる、どの順番などの大小含めます。

ケンブリッジ大学の研究によると、、、
一日に最大3万5千回の決断をしているとのこと!!
その選択について、どのように感じましたか?
たくさん?少なめ?そして、その選択肢に気がついていますか?
哲学者の言葉を用いて考えましょう。

「一つの扉が閉まれば別の扉が開くものだ。しかし、人は閉まってしまった扉を長い間未練たっぷりに見つめてしまい、自分のために開かれた扉に気がつかない」

イギリスの科学者グラハム・ベル(1847-1922)

つまり、たくさんある選択肢の中で、
💡「いつもやっているけど、やらない」というという選択もある
💡今これをやめたから何かが開く「可能性」が出てくるが、気づかない
👉コンサルの役目

選択によって、どのように変化があるのでしょう

では、選択によって、どのように変化があるか考えてみましょう

左から一日が始まります。起床から分岐が始まります。最終的にはあまり世界は変わらない。だけど、その中の何個かが日常から離れる分岐みたいなのが登場します
朝起きるまで:べットに落ちるぐらいで変わらない
朝起きて準備:視聴テレビの種類や歯を磨くなどの些細な選択変わらない
時間が経過:大きく世界がずれる線が登場(赤丸📍)
      元の線に戻る線が登場(赤丸📍)

💡この日常の選択3万8千のうち2か所が1日の肝になります

EX)普通なら学校に行く。連絡なしに学校に行かない選択をして海に行くとします。すると、、、世界線はずれます。でも、だんだん心配になって学校に戻ると、いつもの日常近くの世界線に戻ります。連絡せず、海に居続けると、少し世界線が変わる。

*ゲームにある「選択したら進んだろう世界」を考えると分かりやすいです😊

人生の選択肢はどこにあるのか

図で見れば明らかに分岐ですが、人生の中で分かりずらい。
しかし、この2か所の選択肢に気づきたいですよね。
では、どこにあるのでしょう。ということでまた哲学の登場です。

「なんという無尽蔵の素材が個人のための新たな結合を求めて散乱していることか」

ドイツの詩人ノーヴァリス(1772-1801)

💡使えるものはたくさんあるのに散乱している
💡自分では気づかない(>_<)

選択肢をどのように気づいて実行するか

やはり、選択肢には気づきにくいようです。そして、ほとんどの選択は大して変わらない結果に収束します。が、気づく方法もあります。
選択肢には2種類あります。
①明らかに影響が大きそうな選択:コントロール可能
②想定外の結果につながる選択:コントロールが難しいが、種まきは可能
(緑丸🟢)
EX)用がないのに朝、メールを送ると、夕方意外な返信が来て、日常変化
💡世界線を意図的に変える:想定外の人を介在するものは変わりやすい

選択肢をまず認知。そして作り、自由な選択を

選択することによって生じる変動するポイントにも種類があります。
①選択と変動の因果関係が隣接していて合理的に説明できるもの
②選択と変動の因果関係はよくわからないが確実に影響したもの(バタフライエフェクト)
 ②ー1その選択がなくてもいずれ同じ結果になっていたもの
 ②ー2その選択がなければ確実に違う結果になっていたもの

人生は事柄・人物・状況を組み合わせるゲーム」と矢萩理事は話します。さらに「パーツはたくさんある。それをどう使うかは私たちに委ねられている。未来を作るためには意図的に選択すればいい。それがリベラルアート的な考え方」

💡目の前にある選択肢を認知しましょう。
💡さらに見えていない選択肢を見つけていきましょう。
💡まだない選択肢を作り出しましょう。
💡その中から最も自分の目的にある選択肢を判断し、選びましょう。

人生はその繰り返しです。選択肢はたくさんあるけれど、その中の2個か3個で大丈夫。意識したら、見えてきます。有限の時間をどんな場所で誰と過ごすべきかそれぞれの最適解を探求して行きましょう👏


このようにリベラルコンサルティング協議会ではキャリアに関するさまざまな様々なことを学んでいます。興味を持たれた方は一般社団法人リベラルコンサルティング協議会まで✋🏻😄✋🏻私たちと一緒に学びませんか。

(文:地方でのゆ~るい働き方を探してるキャリコン 浦田ひろみ)

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