古材を活かす
裏手にはたくさんの
古材が横たわっていて
それを板に加工する機械もあった
ホステルの暖房やお湯は
端材を燃やす時の熱を利用した
薪ボイラーシステムで供給されていた
だから夜に シャワーの水が冷たくなると
真っ暗闇の中、オーナーは材木をくべに
懐中電灯片手に飛び出していった
“ 解体した古い建物の材木は
まだまだ使える質の良いものが多い
その上 経年変化でいい味を出している
アイルランドやイギリスは既に多くの森を失ったから
目の前にある森林資源を再利用していくことが
今後避けられない世の中になってくると思うんだ “ と
『inevitable salvage company 』
という会社名にした経緯を説明してくれた
そんな話を聴きながら
古い建物がどんどん壊されて
新建材の家にとって変わっていく
自国のことを思った