
Photo by
yutasyo
【即興詩】2024/10/24「本心じゃわかってるんだよ」
あなたに対しての口実
わたしに対しての口実
あなたに対してだからいいや
わたしに対してなら別にさあ
あなたにだろうと
わたしにだろうと
そんなに対して
違いはない
説得したって
相手に違和感は残るし
わたしにだって
後ろめたさが残る
自分の行動を納得しようとしたって
本心じゃわかってるんだよ
それが
自分が望んだ
行動じゃない
なんてことは
本心じゃ
わかってるんだよ
「自分と向き合うこと」って、ずっとずっとしんどいことだと思っていたのですけれども。
そうではなく、
「今自分が感じていることを大切に受け止めることなんだな」と、
「きちんと労わることなんだな」と、
理解することがありました。
目の前の現象に囚われて、一つ一つに立場を変えて生きることを「適応力」などといいように扱ってきたこれまでの人生。
ある種、それはそれで正解で、それが貫ける強さを持った人もたくさんいることと思います。
けれど、わたしにとっては、実態はただ自分をすり減らすと言うことをやっていただけ。
なんでそんなことをやっていたかって、「いいように見られたい」なんて気持ちがまだまだ残ってるからじゃないかと。
それはそれで、そんな気持ちが自分の中に残っていたことが非常に恥ずかしくて。
でもそれも、否定をせず受け入れることをやる。
淡々と。
青臭いあの頃の自分とは、そういうスタンスの部分で違うんだと、きっぱりケジメをつけたい気持ちです。