現役新卒採用担当が、就活生の皆さんに届けたいこと〜就活解禁のタイミングで〜
3月1日就活解禁。
多くの就活生がこれから動き出すことを思って、僕なりに就活生に読んでもらいたい記事などまとめてみます。
コロナウイルスの影響で大規模合同説明会の開催が中止されるなど21卒の就活生の皆さんは不安を感じることも多いと思いますが、少しでも多くの方が納得感のある意思決定ができるように願っています。
※最初はTwitterのコメント欄にまとめていましたが、後ほど見返しづらいこともありnoteに転載した内容です。
1.自己分析について
就活を始めてまず最初にみんな苦労するのが自己分析。
いろいろな会社の人事の方ともお話してきた中で、ここに関しては本当にいろいろな考え方があると思います。
正解はないと言う前提で、僕なりの納得解をまとめたnote含め、いくつかまとめておきます。
①GoogleMapで考える就活〜就活の全体像を知ろう〜|森田大地@ビズリーチ新卒採用
これまで2000人近くの学生さんと面談・面接をしてきた中で強く思ったのは「就活生の多くは、そもそも何を考えればいいのかに悩んでいる」ということ。
まずは何を考える必要があるのかを知ってほしく、以前にまとめたnoteです。
②自己分析は重要なのか?
僕に新卒採用のいろはを教えてくれた元上長のブログ。
「そもそも自己分析は必要か?」「どのようにして進めるべきか」が完結にまとまっています。
③メモの魔力
こちらは本なのですが。showroom前田さんの「メモの魔力」もオススメ。
自分を知るための「自己分析1000問」という付録がついているので、自分のことを理解する際にぜひ使ってみて下さい!
2.会社理解について
特にコロナウイルスの影響でオフラインのイベントが中止になっている中で、個人的にオススメできると思ったものを書いています。その他でも良い取り組みなど見つければ追記していきます。
①ONECAREER説明会LIVE
ワンキャリアさんがやられてるオンライン説明会。
コロナの影響で企業の幅を広げづらい中、是非に活用してみると良いと思います!
説明会をなんとなく見に行くと全部良いとなりがちですが、
「この企業は合わないな…」を探して自分の価値観を知るのがオススメです。
②ビズリーチキャンパス/オンラインOBOG訪問
興味がある企業が決まったのであれば是非OBOG訪問でよりリアルな一次情報を取りに行くことをオススメします。
個人的には「会いたい!」と言うだけで、社会人の多くが時間を作ってくれるのは就活生の特権だと思うのです。普通に羨ましい笑
自社の宣伝がしたい記事ではないのですが、ビズリーチキャンパスはオンラインでのOBOG訪問可能なのでフラットに良いかと。是非に。
3.キャリア観
働いたこともない中で「良いキャリア」を考えることには難しさもあると思います。
キャリアを考えるタイミングで知っておくとよいと思う考え方もいくつかまとめておきます。
①いいキャリアとは|青田努(@AotaTsutomu) #note
LINE人事の青田さんのnote。
是非知った上で就活してほしい。
資源を資産に変えていく。
就活の時期に限らず、キャリアを通して考え続けるべき命題だと思います。
②新卒で入る会社に求めたい9つの要素|青田努(@AotaTsutomu) #note
LINEの青田さんが連続で続きますが、こちらもわかりやすい。
特殊なことも難しいことも言っていないのですが、仕事を始めてから振り返ってみると本当に大事な要素ばかりだと思います。
4.キャリア観の時代変化
いわゆる日系大手だけを見て終身雇用で働くことだけが全て、という価値観は少しずつ変わってきている。
誰しもがベンチャーに来るべきとは全く思わないので、比較的フラットな記事を選んだつもりです。
①【直撃】経団連・中西会長、「終身雇用は限界」発言の真意
「終身雇用は限界」という話も、真意を理解しないと不安になると思うので!
中西さんのロングインタビューもぜひ読んでみると、昨今の流れがイメージしやすくなります。
②「ベンチャーか大手か」で悩むような学生は大手に行け!
ベンチャーor大手の悩みも多いですよね。
個人的にはこの記事などは参考になる部分もあると思います。
5.オススメしたい本
本は読むのに時間がかかるので必要だと思うものがあれば!
①苦しかったときの話をしようか ビジネスマンの父が我が子のために書きためた「働くことの本質」
USJの再建で有名な森岡さんが、就職活動を迎える娘さんに向けて「どういうキャリアを選択すべきか」というメッセージを本にしたもの。
娘さんに向けられているからこそ、文体が柔らかく非常に読みやすい。僕は読んで感動しました。
キャリア論としては「強み」を見つけて「スキル」をいかに伸ばしていくか。そのために自分の凸凹を理解すべきだという趣旨。
森岡さんの経験も踏まえてわかりやすく書かれているので読みやすいです。
②1分で話せ 世界のトップが絶賛した大事なことだけシンプルに伝える技術
面接やESで論理的かつわかりやすく自分の話を伝えたいという方にオススメ。
個人的には話がわかりやすいかではなく、その人の話の本質を見て採用すべきだとは思うのですが、大前提伝え方の部分で損するのはもったいないと思うので是非読んでみると良いかと。
いわゆるプレゼンの本は「伝え方」にフォーカスしがちですが、この本は「何をデリバリーすべきか?」から論理構造に落として説明している内容。わかりやすく、かつすぐに使えるなと思います。
③モチベーション革命 稼ぐために働きたくない世代の解体書 (NewsPicks Book)
ミレニアム世代のモチベーションについて時代背景からさかのぼって分析した内容。
上の世代とのキャリア観の違いがあることは間違いない。それは実は時代背景の違いから来ているのだと言うことを知ると、自身のモチベーションを知る上でも参考になりやすいかと。
団塊の世代当時は「無いものがある時代」だった。だからわかりやすく無いものを得ることがモチベーション。車、家、生活と埋めるべき空白が多かった。モチベーションが「達成」や「快楽」に置かれることが多かった。
それに対してミレニアム世代の多くは生まれた瞬間から「ないもの」がない時代を生きている。生活していて大きく苦労することは少なくなっているはず。そのため達成や快楽で満たされることは少なくなり、「意味合い」「良好な人間関係」「没頭」にモチベーションを持ちやすい。
終わりに
ここに書いてあるのはあくまで僕の主観で良いなと思ったものです。
キャリア選択には正解はないし、最終的には自分が納得感を持って意思決定ができるかどうかだけだと思います。
納得感を持って意思決定ができれば、入社後も「自分で決めたんだ」という覚悟を持って頑張れるはず。
就活中は不安も多いでしょうし、思い通りに行かなくて悩むこともたくさんあるかもしれません。
それでも自分自身のために、考えることに時間を使ってほしい。
少しでも多くの学生さんが納得感を持った意思決定ができるように。
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