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日記10月6日(日)超個人的京都案内

今日は日記的な一日を過ごせた。日記的な一日とは何か。日記に書くような楽しい一日を過ごしたということだ。そうでない日は、だいたいその日にもやもやと考えたことを書いている。

京都駅に降り立つと、観光客の多さに圧倒される。
京都は何でもかんでも狭い。駅の大きさはもはやキャパシティを超えているのではないだろうか、と思うのだが、朝の新宿駅なんかはもっとすごいのだろうな、と考えると慄える。そしてきっとその通りなのだろう。

京都で人が集まるところは、もちろん有名な観光地であるが、三条や河原町なんかは、観光客に加えて、若者たちも集っている。行ってはいけない。人酔いしちゃう。
とにかく歩道が狭いので何とかしてほしいものだ。
ということで、繁華街を悠々と通過し、北大路にある喫茶翡翠へ。


北大路は、学校などが多い場所で、観光客はかなり少ないのでおすすめである。地下鉄の次の駅である北山にいくと、植物園やコンサートホールがある。あとは東洋亭。東洋亭は、静岡にあるハンバーグチェーンさわやか、よりは混み具合はましだろうが、1時間2時間待ちは覚悟せねばならない。
番号で呼ばれるので、先に予約をして、待ち時間に植物園を散策するのがおすすめである。
そしてそこからぐーっと歩くと(ちょいと歩きます)恵文社一乗寺店という素敵な書店に行くこともできる。ここもおすすめである。歩いている観光客はほとんどいないので自然を感じながらのんびり散歩をして、素敵な書店に辿り着ける。おすすめ。そこから阿闍梨餅で有名な満月本店へと向かう。そこではできたての阿闍梨餅を食べることができる。もちろん阿闍梨餅は京都駅でも買えるのだが、本店に行くとハイパー阿闍梨餅を食べられるのだ。(値段はもちろん同じです)
とそうこうしているうちに出町柳へと出る。森見登美彦ファンなら欠かせない、下鴨神社、鴨川デルタ、カフェコレクション、京都大学、吉田神社、などがどどんと登場する。商店街に行くと、出町ふたばの豆餅がありますが、土日はすごい行列です。やめておきましょう。代わりに京都アニメーションのアニメ「たまこマーケット」を視聴して食べた気分になりましょう。
この辺りを散策すると、いつも京大生ってかっこいいなあ、と憧れてしまう。だが、駿台の京大実践模試でE判定だった僕には、とうてい無理な話である。でも同志社大学は受かったよ!行かなかったけど。
このルートで歩くと、出町柳に出るまではそんなに人がいないです。
歩くの面倒という方は、叡山電車に乗ってください。快適です。
と、こんなかんじで京都を回ると、比較的人の少ない場所でのんびりできます。

喫茶翡翠は、昭和レトロな喫茶店で、読書が捗る捗る。
ナポリタンとホットコーヒーを注文。喫茶店のナポリタンはやっぱり美味い。
1時間くらいして、もうすこし読めそうだなと思ったので、おかわりの珈琲を注文しようと思ったのだが、休日の昼間にビールを飲むのが最近の楽しみになりつつあるので、ビールを注文。瓶ビールがええんです。最高。

満足したので、そのへんをうろうろしながら、北大路駅へと向かい、京都駅へ戻る。

京都駅の近くにある鴨葱書店へと向かった。
めちゃくちゃおしゃれな本屋です。選書も素晴らしいのでぜひ行ってほしい。東京三鷹にあるユニテの姉妹店だったかな、今年オープンした書店です。(もちろん三鷹のユニテも好きです)

先日の文学フリマ大阪で、鴨葱書店の店主さんが僕のZINEを買ってくださったので、お礼とご挨拶も兼ねて再訪。めちゃくちゃ嬉しかったですね。

あと僕の好きな点滅社さんが出版されている『鬱の本』に寄稿されている海猫沢めろん先生にもZINEを買っていただきました。

その道のプロの方に手に取っていただけるというのはうれしいですね。
次の東京も頑張りたいです。本当は日記なんか書いている場合じゃないんです。でもそんな日に限って走る走る。
あれだ、きっとテスト期間に部屋の掃除とか本を読んじゃうやつだ。
人はそれを現実逃避という。

鴨葱書店さんでは1冊本を買った。読みたい本がすでにリュックにいっぱいだったので、1冊で我慢した。

京都に何をしに行ったのか。喫茶店で本を読み、本屋で本を買ったのだ。
はあ、最高な一日だったな。

何か忘れている気がする、何か土日にやらねばならなかったことがあるような気がする。

夜やる。そしてもう夜だ。

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守田樹|凡庸な日常
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