神のゆりかご
晴れの午前中に陽の光を浴びる。
その眩しさにおもわず目をつぶり
なぜか急に不安になる。
手のひらで胸の鼓動を感じてみる。
光にさらされると自分の影に
ネガティブな意味を見つけようとする。
そして楽な方に逃げ道をつくる。
生きている限りそこにあるのは
自分の存在。
ただ意識だけが揺れている。
意識には光も影もなく
すべてはひとつのものだと
わかっているはず。
なぜなら【わたし】という意識だけが
大きな塊からボコッと出ていて
【わたし】の体験を味わっているから。
すべては大きな大きな
意識のカタマリ。