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この1年間で行なったQAのConnect

こんにちは!マネーフォワードでQAエンジニアをしているSammyです。

突然ですが、「あなたは何のために存在するのか」と聞かれたら、何と答えますか?
私は、「誰かと誰かを繋げるための架け橋でありたい」と答えます。

この1年で行なってきたことを振り返ってみると、何かと何かを繋ぐこと、誰かと誰かを繋ぐことが多いことがわかりました。

今回は、この1年間で行なった品質保証にまつわるConnect(誰かと誰か/何かと何かを繋げる)活動をご紹介します。
QAエンジニアの方、QAエンジニアを目指している方に、明日からも頑張ろうと元気が出るような記事になっていたら嬉しいです。

過去の取り組みについてはこちら👇


この1年は部全体の視点から、全社の視点に視野を広めて物事を進めることが多くなりました。

1.テストケースをConnectし、「資料」から「資産」へ

課題:テストケースが探しづらい
行ったこと:テスト管理ツール利用の拡充、レポート機能の活用
できたこと:テストケースが徐々に一箇所に集まってきている。テストに関する定量データの蓄積。

これまでの経緯として、各プロダクト、各チームで一番スピード感を持って開発できるツールを各自で選択してきました。テストケースは、Google Spread Sheetやテスト管理ツールなどさまざまな場所に保存されています。

どこにテストケースがあるのかが、チーム外のメンバーからはわかりづらく、リリース後に障害が発覚した際に、当時どのテストを実行したかを把握しづらい状態でした。

そこで、すでに社内で使い始めていたテスト管理ツールを他プロダクトでも利用できるようにしました。プロジェクト管理ツールと連携することで、開発チケットとテストケースの紐付けも簡単に行うことができます。

開発チケットと紐付け、テスト管理ツールを揃えることにより、過去の案件での実行内容、他プロダクトのテストケースを参照することが簡単にできるようになりました

また、レポート機能を活用して、毎週何件のテストが作成・実行されているか、案件ごとのテスト実施期間などを定量的に、かつ自動で集計できるようになりました。

これまで散らばっていたテストケースという資料が、集約され、日付や時間といった新たな情報を付加されることによって、資産になってきていると実感しています。

今後は、さらに他プロダクトへも展開しつつ、テストケースの書き方、粒度を揃えていけると、テストケース品質の向上に繋がっていくと考えています。

2.QA組織のタテとヨコをConnect

課題:部署を超えたコミュニケーションをもっと活発にしたい
行ったこと:QA All Handsの企画、運営、懇親会の実施
できたこと:取り組みや知見のシェア

とてもありがたいことに、QAエンジニアもSDETも国内外で仲間が増えました。部署や拠点を超えて連携を強化するために、月に一度のQA All Handsを始めました。

QA All Handsでは、品質戦略の話や品質レポート、知見共有コーナーがあります。知見共有コーナーは、他チームでの課題や取り組みを知る良い機会になっています。

会議の後には、Connect Areaにて懇親会も実施しています。
仕事のお悩み相談を話したり、おすすめの書籍を教えてもらったりと、お酒を飲みながらまったりおしゃべりする時間になっています。

最初は日本語のみでの開催でしたが、最近英語に切り替え、海外拠点のメンバーも含めて開催できるようになりました。より幅広い取り組みやナレッジを聞くことができそうで、楽しみです。

3.学生とSDETをConnect

課題:SDETの採用が難しい
行ったこと:SDETインターンシップの企画、実行サポート
できたこと:学生さんにSDETの魅力を感じていただけた

マネーフォワードとしては初めて、SDETのインターンシップを実施しました。SDETインターンシップはとても少なく、学生とSDETをConnectする貴重なイベントです。

なぜインターンを企画したのかや、SDETという職種、インターンの内容が気になる方はこちらのブログをご覧ください👇

インターンシップの企画では、募集要項や選考プロセスの内容を決めるのはもちろんのこと、募集要項をさまざまな学校に知ってもらう活動も行いました。
私にとっては初めてのことも多く、試行錯誤を繰り返した数ヶ月間でした。採用チームの方にもたくさんサポートいただき、無事に終えることができました。

4.社外でのConnect

誰かの経験談で誰かがポジティブになったら嬉しい」という思いで、社外活動を続けています。カンファレンスや勉強会は、QAエンジニアとQAエンジニアを繋げるとても大事な場所だと考えています。

2023年の社外発表

3月 JaSST’23 Tokyo 「LeSSのつらみ、複数チーム横断QAのお悩みを深堀ってみよう」登壇資料
5月 スクラムフェス新潟2023QAはチームの外から支援するのか?中から支援するのか?」(登壇資料
11月 第21回Ques シフトレフトにおけるシナリオテストの適用事例(登壇資料

2021年、2022年はオンラインでの配信が多く、実は2023年に初めて目の前にお客さんがいる環境でお話しました。少し緊張しましたが、目の前で拍手をいただけたり、発表直後に直接感想を聞くこともできます。

これまでXでしかお話したことなかった方ともたくさんオフラインでお話することができました。今後も引き続き何かしらの形でQAエンジニアを繋げる活動に関与していきたいと考えています。

さいごに

この1年は、山あり谷ありで、いろんなことがありました。今の自分にできないこともたくさん判明し、落ち込んだ時期もありました。
でも、自分が一番貢献できるのは、品質保証の分野なんだなと感じています。

また次の1年も頑張っていきたいと思います。社内外のみなさま、Connectしましょ〜。引き続きよろしくお願いします!

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