【在宅復帰】遠距離からの介護リフォーム方法を紹介?【2-2】
(^^)母の「在宅復帰」に向けて、自宅を出来る限り安全安心な住宅にするため、「遠距離」からの介護リフォームをした経験を紹介します。
Ⅰ:在宅での生活準備を紹介します!
<在宅復帰に向けての話し合いが重要!>
在宅復帰に向けて、リハビリの先生と自宅の改修の件相談し、まずは、現地を確認してもらい、適切な指導を受けました。
身体状況に対して、転倒を避け、体力不足を補う内容を主に、必要な工事内容をお互いに確認し玄関から廊下、キッチン、寝室、居室、トイレ、お風呂等、外回り等の生活動線を主に検討を重ねました。
もちろん、福祉用具(介護用品)を使うことを考慮しての工事です。
Ⅱ:今回、注意した身体症状を考慮した項目を紹介します!
<注意内容は5つあります!>
①身体能力の低下により十分な力の発揮ができない。
②片目が見えず、もう片方も視力低下により十分に製品機能、製品構造が分からない。
③聴力の低下により警告音などが聞こえにくい。
④知覚機能の低下により温度・刺激への反応が鈍い。
⑤認知機能低下によりモノの使用方法・注意表示が分かりにくい。
上記内容を補う必要がありました。
Ⅲ:在宅での生活準備(住宅改修)具体的な配慮項目を紹介します!
<分かりやすい図を紹介します!>
(出典:パナソニックエイジフリー)
<今回の介護リフォーム内容は?>
工事は、外回りは、植木バチ・収納ボックス等の排除、和室を洋間に変更してベットを置きやすくようにした。
各部屋の敷居は段差なくし転倒防止へ、玄関は移動用の手すり、トイレとお風呂にも移動用手すりと福祉用具(介護用品)設置、階段には滑り止め、キッチンは安全の為、ガスからIHへ、生活動線を考えて改善をしました。
遠距離に住んでいるので、工事中は家を不在にさせて頂くため、信頼できる工事業者さんと事前打ち合わせすることが重要になります。
さらに、お互いに現地で、事前に内容と位置確認等をしました。
介護保険の1)住宅改修制度を活用するため、工事前には行政に事前申請が必要になりますので、ケアマネジャーさんに、申請を依頼。
工事業者さんには、図面、写真等が必要な点を説明して準備をしてもらう必要があり、申請が承認されてから、工事をする必要があります。
【内容】
1)住宅改修制度:介護補保険の要介護認定で、要支援1又は2 要介護1から5と認定された方対象、支給限度額は20万円で住宅改修に要した費用の9割が介護保険から償還払いされます。
<工事前にするべき大事なことがあります!>
自宅(母の)荷物の整理、夫婦で戻って、3日から4日掛かってしまいました、自宅を整理したゴミは、軽トラの3台分以上のごみが出ました。自分でもビックリする量でした。
1階部分は大部分を整理し、工事し易いように何もない状態にしました。1階にあった必要と思われる品は取り敢えず2階へ移動し、良い機会なので、使わないモノも含めて処分しました。
Ⅳ:不在時での注意点を紹介します!
<主な確認事項と行動内容ですが?>
モノを本人不在で捨てる場合は、事前にトラブルにならないように、説明と判断権限をもらう必要があると思います。
母には、安全・安心な環境を整える必要があるので、私の責任で、モノを捨てる件、今回、了解をしてもらいました。本人の承諾をできる限り取りましょう。
◆今回の工事内容ですが?
今回の総費用は、100万で償還で18万をもらい、負担は82万を予定していました。
工事業者さんとは、費用面から話し、その中で希望内容を考慮して、どこまで、対応して頂けるのか、検討してもらいました。
工事費用は、一般的には、当初の予定より増加します。無茶はいけませんが、できる限り予定費用内でおさめ、追加内容はよく吟味してください。
必要な工事と費用ですが、お互いに良く検討する必要があると思います。
場合によつては最低限で抑えることも大切と思います。
なぜなら、本人(要介護者)は身体状況が年齢を重ねると変わります、折角の工事が無駄になってしまうからです。
できる限り補助として特定福祉用具(介護用品)の活用が大切です。また、介護リフォームは、要介護者本人はよいのですが、同居の家族にとって不便になることもあります。
『十分に家族で話しあうべきと思います』
私も、実際には、予定費用を30万を超えてしまいました、結果130万でした。
以上