山形の冬の味～納豆汁

寒い季節になると温かい鍋が食べたくなると思いますが、僕は納豆汁が食べたくなります。納豆汁とは、簡単に言えば豚汁にすりつぶした納豆を溶いたようなイメージでしょうか。きのこ汁でもいいけど。実際は違いますけど、大まかなイメージではそんな感じです。

納豆のうまみとこくが口の中に広がって、本当に身体がぽかぽかとあったまるんですよ。書いてるだけで、食べたくなってきました。すりつぶして汁に溶かすので、糸も引かず匂いも抑えられ、納豆が嫌いな人でも美味しく食べられると思います。

この納豆汁ですが、各地にあると思っていたら、東北の一部でしか食べられていないらしいです。千利休の日記？にも納豆汁を食べたことが記されており、戦国時代のころは各地で食べられていたようですが、だんだん食べる地域が減っていったようです。

納豆汁を作るには納豆をすり鉢ですりつぶさないといけないのですが、これが一苦労です。ぬるぬる滑るので、つぶしづらい。最後の方は良くかき混ぜるのですが、糸が粘って力が要る。なので、家族交代で作ってました。最近は、スーパーですりつぶし済みのものが手に入るので、随分楽になりました。ご興味ある方は、ネットで作り方を調べて食べてみては如何でしょうか。美味しいですよ。