BOOK REVIEW vol.022 マネー・エネルギー論 -お金の悩みや不安から解放！エネルギーの使い手となってダイナミックに豊かになる方法-

今回のブックレビューは、 吉良久美子さんの『マネー・エネルギー論 -お金の悩みや不安から解放！エネルギーの使い手となってダイナミックに豊かになる方法-』です！

マネー・エネルギー論---エネルギーの使い手となってダイナミックに豊かになる方法

お金は「物質」ではなく「エネルギー」。
お金に苦手意識のある方におすすめの一冊！

お金は「物質」ではなく「エネルギー」であると説き、お金の本質や豊かさを引き寄せるマインド、お金が流れ込む仕組みについて書かれた一冊。後半部分には、お金を増やすためのエネルギーを生成するレッスンもあり、今日からでも実践できる（したくなる）内容が盛りだくさんに詰まっている。
内容は、著者の吉良久美子さんご自身の体験談も交えて、とても分かりやすく具体的に書かれているので、この一冊でお金の概念、お金に対する苦手意識が大きく書き変わる人も多いのではないかと思う。かくいう私も、第一章の途中で、凝り固まっていたお金の概念があっけなく覆り、驚きを隠せなかった一人だったりする（笑）

不安を抱き続ける「貧乏マインド」から、
大きくお金を動かし続ける「豊穣マインド」へ、
今こそマインドセット！

『マネー・エネルギー論』帯より引用

幼少期からお金に対して苦手意識がある私は「お金は使ったら減ってしまう」「お金がなくなるのが怖い」「とりあえず将来のために貯金しよう」…と常に不安を抱き続ける「貧乏マインド」に支配され続けて生きてきた。とある方からの助言をきっかけに、ようやくこの数ヶ月で、少しずつその思考から抜け出しつつあるけれど、「お金」に対する苦手意識は相当に手強く、そう簡単には思考から剥がれ落ちてくれない。今もまだその境目をウロウロしている私にとって、この『マネー・エネルギー論』は「豊穣マインド」へとマインドセットしてくれる革命的な一冊だった。

必要じゃないけれど、ほしい。
そう思ったものは、本当にほしいものです。
（中略）
それは、値段が高い・安いに関係なく「それがほしい」から買うのです。
このように、自分が満たされる買い物をすることが、エネルギーが増幅する秘訣です。

『マネー・エネルギー論』より引用

数日前、一目惚れしたアクセサリーを衝動買いした私。普段は前もって欲しいものをリストアップしてから買い物に行くので、目の前に想定外の魅惑的なもの（しかも高額なもの）が現れると、「いったん家に帰って、冷静に考えようっ…」と言いながら、結局、見送ってしまうのがいつものパターン。けれどその日は、自分の中に湧き上がる「ほしい！」という衝動を信じて、清水ダイブの覚悟で購入した。見栄やストレス発散でもなく、私自身が「ほしい！」と思えるものを手に入れることができて心が満たされた。今はそのアクセサリーを眺めながら洋服のコーディネートを考え、身につける日を心待ちにしている毎日。これが“エネルギーの増幅”なのだと実感した。

『マネー・エネルギー論』という考え方を知る前と知った後では、お金に対する意識が大きく異なってくる。そして読み終えた後は、お金に対して抱いていた“苦手・怖い”というマイナスイメージが、「もっと豊かさを受け取りたい」という前向きなものへと変換されたことは、私にはとても大きな変化だった。

日々の買い物も贈り物も、すべてがエネルギーの循環だと思うと、出し惜しみせずにもっとお金を巡らせたくなる。そして今までお金を得る時や使う時に感じていた、罪悪感や損得勘定はもう手放そうと思った。

「お金という名のエネルギーを循環させて、これからどんな体験をしていこう」そう想像するだけで目の前が明るくなる。長年の不安が取り除かれ、前向きな気持ちになれたことがとても嬉しい。この本に出会えて本当に良かった。